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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2024 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 鷹木信悟vs.望月マサアキ(1/10/2024)

望月成晃vs.望月Jr.(7/5/2024)

オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦、4ウェイ・イリミネーション・マッチ:ドラゴン・キッド、土井成樹(ch)vs.ジャッキー亀井、ルイス・マンテvs.フラミータ、Kzy vs.ジェイソン・リー、シュン・スカイウォーカー(7/21/2024)

①鷹木信悟vs.望月マサアキ(1/10/2024)
 望月30周年記念試合に鷹木が久しぶりにDGに帰還。

 静かにグラウンドのやりとり。
 緩急効かせた動き出しとハード・ヒット。
 当然望月は年齢での衰えはありますが、
 相対的な勢いがあるので見劣りしません。

 鉄柱に鷹木のラリアットを誤爆させ望月が腕攻め。

 ちゃんと展開、構成、スポットの作り込みが万全ですね。

 鷹木も適切に帳尻合わせつつ
 望月がダウンに回る中での反撃、ドラマを期待させる雰囲気作り。

 実態とかけ離れたことはせず、現実を織り交ぜつつも
 退屈しないバランスと演出が見事でした。

 とはいっても最後はもう少し望月の反撃があっても良かったですけどね。

 30周年記念試合にふさわしい内容でした。

 文句なしに好勝負。

②オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:ISHIN、シュン・スカイウォーカー、KAI(ch)vs.ビッグ・ボス清水、ストロング・マシーンJ、U-T(5/9/2024)
 抗争で事前にヒートは整い済み。
 気持ち入って荒々しく攻防。

 流れも定型のツボを抑えていて、
 勝敗に焦点を当てて最後までやり切りました。

 ここから+1の味付けが更にあっても良かった。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

③ヘアvs.ヘア:YAMATO vs.箕浦康太(6/5/2024)
 ヤマトが箕浦を格下に見て挑発的に試合を運びます。
 エプロン技を食らうもやり返してきた箕浦に脚攻め。

 攻め自体はそこまめ凄くはないのですが、
 仕草等でのストーリーテリングの補強は流石。

 箕浦は足の痛み表現が良いですね。

 攻防のテンポコントロール適切で目指すところに向かっていきます。
 最後は気持ちを見せて白熱の一戦。

 ただ髪切り戦という特別性があったかというと?かもしれませんね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

④望月成晃vs.望月Jr.(7/5/2024)
 望月Jr.気持ち込めて最大スピードでムーブ放っていきます。
 単純明快に伝わってくるものがありますね。

 望月もベテランの技等で言い訳せず、
 緩めることのないハードヒットで応戦。

 かわしあった末に望月Jr.が望月にグーパンを叩き込んだシーンは
 素晴らしすぎて笑ってしまいましたね。

 望月Jr.は攻め以外のスキルがまだまだなものの
 気持ちでなんとかする表現が許される
 このシチュエーションにおいてはいつも以上に輝いています。

 望月らしい親子対決。

 ぎりぎり好勝負。

⑤オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦、4ウェイ・イリミネーション・マッチ:ドラゴン・キッド、土井成樹(ch)vs.ジャッキー亀井、ルイス・マンテvs.フラミータ、Kzy vs.ジェイソン・リー、シュン・スカイウォーカー(7/21/2024)
 4ウェイで華やかに始めてトペ。
 その後は適度にハケつつも
 ただムーブを羅列するのではなく、
 シュンらがリングをコントロールしていることを
 強く印象付けています。

 スケールの広いスポットに
 ロープに振られたと思ったらトペに行ったり、と
 観るものを驚かせてフォロワーにさせます。

 定番の中で各要素押さえているにも関わらず
 小さくまとまらない。

 ドラゲーらしいドラゲーにしかできない内容です。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:12/?/24)