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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2024 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:Ben-K(ch)vs.YAMATO(7/21/2024)

オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.菊田円(8/12/2024)

オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:ドラゴン・キッド、土井成樹(ch)vs.フラミータ、Kzy(11/3/2024)

KoG公式戦:ISHIN vs.望月Jr.(11/7/2024)

①オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:Ben-K(ch)vs.YAMATO(7/21/2024)
 どう動かしていくか考えながら序盤は組み合わせ。
 Ben-Kが主導権を握り背中を攻める展開に入り、それがそこそこ長いのですが、
 適切なタイミングで反撃入れていて
 ベア・ハグから場外に放り捨てるような見せ場もあったりして退屈しない。

 綺麗な一進一退は最後まで精度変わらず。
 少し印象度は弱いかもですが完成された内容。

 ぎりぎり好勝負です。

②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.菊田円(8/12/2024)
 ヤマトが腕狙い。
 これを序盤から終盤に向けて帰結させる攻め筋、素晴らしかったですね。
 受けの顔芸も良し。

 菊田はハードに打撃を叩き込みつつ、
 グラウンドの混ぜ方も良い。

 両者バランス感覚が良いので相手の意思を汲んで引き立て合い、
 深みのある攻防にも仕上げました。

 ぎりぎり好勝負。

③オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:ドラゴン・キッド、土井成樹(ch)vs.フラミータ、Kzy(11/3/2024)
 タッグの型をしっかり踏みつつも
 権利を気にしすぎることなく
 ムーブを連鎖して場を広げます。

 それぞれここぞで素晴らしい連携技、
 コーナー上に立った相手への技などインパクトあるスポット揃えており、
 両者良いタッグだなと思わせた内容です。

 ぎりぎり好勝負。

④KoG公式戦:ISHIN vs.望月Jr.(11/7/2024)
 ロープ・ワークの攻防。
 適切な変化で良い攻防を生み出しています。

 ISHINがインサイド・ワークでコントロール。
 望月Jr.が肘から流血するアクシデントありましたが、
 ぶれずにじっくり試合を進めていきました。

 攻防の形が見えていているので両者の良さが出ます。

 ISHINは中盤のリード・ラインだけでなく
 終盤の攻め口も良く株が上がりましたね。

 残り時間の埋め方は少し不慣れな感もあったが
 総じて予想を超える内容。

 ぎりぎり好勝負です。

⑤オープン・ザ・ドリーム・ゲート&オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:YAMATO(Dream ch)vs.ドラゴン・ダイア(Brave ch)(12/15/2024)
 ヤマトがコントロール。
 部位攻めで絞りつつ、得意のアピールも絡めて
 総合的に整った試合運び。

 こうなるとダイアが受けっぱなしで、
 スピーディなムーブで打開を図る、ような
 シンプルな交わり方でも形になる。

 ただそれにしてもコーナー・ウィップで崩れ落ちた直後に
 普通にビック・フライ見せていたりと
 そこら辺の立て付けは粗いですね。

 ダイアが華麗さだけでない表現が見られるので
 ダブル・タイトル戦の雰囲気はありますが、
 ダイアがそれに相応しい位置に辿り着いているかというとまだ早すぎたのではと言う印象です。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

⑥ドラゴン・ダイア、菊田円、田中良弥vs.ISHIN、箕浦康太、シュン・スカイウォーカーvs.Kzy、U-T、ストロング・マシーンJ(12/17/2024)
 お家芸の3ウェイトリオですね。
 連鎖技やムーブのチェーン、
 全員リングに上がってコーナー攻撃重ねたりと見どころは多い。

 ただ黄金時代のメンツも比べてしまうと
 身体能力やスター・パワーが一回り小さく小粒になっている印象があり
 それがこの試合にも出てしまっている印象はあります。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:12/?/24)