Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2023 part.1の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:シュン・スカイウォーカー(ch)vs.菊田円(5/5/23) |
①#1コンテンダーズ・マッチ:菊田円vs.箕浦康太(4/5/23)
序盤は控えめながら
基本のプロレスで大きく見せます。
箕浦はリズムにのったら魅力的で、
菊田もここぞの感情の爆発は素晴らしい。
やや出遅れた箕浦も後半熱にあてられて加速。
ロジックに基づいた盛り上げで#1コンテンダーズ・マッチとして
有望な2人による素晴らしい試合でした。
好勝負に少し届かず。
②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:シュン・スカイウォーカー(ch)vs.菊田円(5/5/23)
菊田は2年前に最年少で王座挑戦するも
アクシデント負傷により4分半で敗北、挫折した過去あり。
今度こそはと菊田が威勢よく飛び掛かるも
シュンが椅子攻撃から嫌らしい腕攻め。
ストーリーにのせてきますね。
じっくり溜めた上で反撃。
そして反撃のムーブには気持ちがのっています。
シュンだからこそ出来る見せ方をベースにやっていて
それによって菊田の素朴な良さが出ていますね。
比較的細やかに腕の痛みを描く一方で、
最終的には気合で耐え凌ぐというのが
少々現代プロレスの定番すぎて好みは分かれそうですが、
菊田の今後を期待してしまう素晴らしい内容でした。
ぎりぎり好勝負。
③オープン・ザ・ツイン・ゲート王座戦:拳王、近藤修司(ch)vs.望月ススム、神田ヤスシ(6/2/23)
拳王が序盤で神田の古傷である足を殺し、
神田は使い物にならない状態に。
実質的に1対2。
年齢で衰えも見える近藤に負担がかからず
試合を作りやすいという意味でも良い展開ですね。
神田がポイントで重要な反撃シーンを作る等
ストーリーにのった見せ場作りで盛り上げました。
ギミックに依っている部分はあるものの面白い試合でした。
好勝負に少し届かず。
④マスカラ・コントラ・マスカラ:シュン・スカイゥーカーvs.ストロング・マシーンJ vs.ウルティモ・ドラゴンvs.ディアマンテvs.ドラゴン・キッド(7/2/23)
ケージ上に配置された自分のマスクを取ったらOK(ケージを乗り越えなくても脱出成立)というルール。
ディアマンテが憧れのウルティモにシングルを臨むもウルティモが拒否。
一方でストロングJとシュンが抗争激化しコントラ・マッチに発展していたので、
そこに合体しようという事で4ウェイに。
そこからウルティモを救いたいとキッドが参加を表明し5ウェイになるという経緯です。
ルード2人とテクニコ3人。
しかしテクニコの方が弱く、丁度等価というバランス感。
このストーリーと設定に基づいたアクションが展開されるという点ではGood。
リアルを活かしているもののリアルに問題あり。
シュンとディアマンテが現力量としては抜けているので、
ウルティモとキッドはレスラーとしての働きで言えば添え物に過ぎず。
シュンとJの抗争はトップ・ストーリーであることは間違いないものの
最後の2人がシュンとディアマンテのヒール対決になったことで
試合のドラマとしては盛りさがることに。
レスラーとしての攻防としては一番なんですけどね…。
試合後ディアマンテがマイクを取って
ウルティモに涙ながらに介錯を任せますが、
これスペイン語を誰かが通訳するという発想はなかったのか…。
好勝負に届かずも中々良い試合。
⑤KoG準々決勝:箕浦康太vs.吉岡勇紀(7/23/23)
スムーズな進行で安定感ある試合運び。
適切なポイントで区切りがついています。
終盤も緩急が利いていて、
この2人ならではの間違いないクオリティでした。
好勝負に届かずも中々良い試合。
⑥オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:菊田円(ch)vs.ビッグBOSS清水(11/5/23)
KoG準決勝で菊田を破っている清水が挑戦。
清水は菊田をダウンさせると首狙い。
菊田がエプロンからニー・ストライクを決め反撃、と
中盤までは構築としては適正なものの
そこまでテクニカルではなくドラゲーの弱い部分ですね。
後半菊田が王者として力強くねじ伏せていきますが、
清水がビッグR時代に比べると模索中な感あり。
パワフルな技が持ち味なので、
ハイパー・アーマー要素を持たせたりと
もう少し印象作りで工夫したかったですね。
それこそ菊田の見せ方がそのまま参考になる所もあると思います。
菊田の突破力は魅力的ですが、
今のドリーム・ゲート戦線の新世代は薄味な印象。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:12/?/23)





