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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2021 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:SB KKENTo(ch)vs.ジャッキー"ファンキー"カメイ(12/1/21)

オープン・ザ・ドリームゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.KAI(12/26/21)

①オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.BxBハルク(11/3/21)
 ベテラン同士の王座戦は結構久しぶりですね。

 ハルク場外への道連れブレーン・バスターから腰攻め。
 R.E.D.の力借りずとも一人で十分な攻め立てを見せましたね。

 YAMATOはしっかり受け止めてポイントを見極めて反撃。
 この見極めの精度は非常に高かった。

 後半ハルクがコーナーからリングサイドのテーブルへのRVEO。
 この演出使って更に深く入り込むと
 バランス感安定して終盤の攻防も見応えのあるものを生みました。

 ただ丸め込み合戦からのフィニッシュは
 少し拍子抜け感がありましたね。

 好勝負に少し届かず。

②オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:SB KKENTo(ch)vs.ジャッキー"ファンキー"カメイ(12/1/21)
 カメイがノッた動きを見せ、
 KENToもキャラを見せながら構成のポイントとなるスポット。

 両者自分のスタイルを見つけていて、
 試合の段階も踏んでいます。

 後半の皮切りに激しいチョップの打ち合い。
 執拗に打ち合って他にない感じを出すと、
 制約を取り払って攻防を繰り広げます。

 多角的ロープ・ワークの使い方など
 型から抜け出して自分たちの攻防を追求し続けましたね。

 まさかの化学反応を見せた一戦でした。

 ぎりぎり好勝負。

③マスクvs.マスク、ノー・セコンド・ルールズ:R.E.D.(ダイヤ・インフェルノ、ディアマンテ)vs.マスカレード(ドラゴン・ダイヤ、シュン・スカイウォーカー)(12/1/21)
 (チームではなくピンフォールを取られたレスラーのみマスクを失う)
 
 マスカレードは華やかなスポット。

 R.E.D.はマスク引き裂きなどヒールとして体裁作り。
 ディアマンテは体格の良さを活かして
 主導権を握る役回りができています。

 ただ各シーンの質が一定レベルを満たしつつも
 ロング・マッチの中でその繋がりによってウネリは決して生まれていない。

 自分がフォールを取られなければマスクを失わないルール故のシュンの裏切り、
 マスクを失ったドラゴン・ダイヤに対して
 俺も存在する必要がない、とダイヤ・インフェルノが素顔の吉岡に戻る、という
 衝撃のフィニッシュは印象的ながら試合自体はちょっと物足りなかった。

 中々良い試合。

④オープン・ザ・ドリームゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.KAI(12/26/21)
 KAIはR.E.D.をセコンドに連れず試合に臨みます。

 試合が始まれなオーソドックスな格式あるレスリング。

 KAIは場外に落としてからの鉄柱攻撃で主導権を握りますが、
 スリーパーの見せ方良かったですね。

 何団体も渡り歩いた背景、経験を活かした堂々の立ち回り。
 
 体型で勝っている点も見せて
 ストーリーをしっかり語れているので
 フェイス/ヒールの構図とは違う形で
 劣勢のYAMATOにストレートに感情移入することが出来ています。
 
 YAMATOが口から出血し雰囲気は増していきます。

 YAMATOは首の痛みを理由にうずくまったりKO状態になったりして進行を調整
 KAIもどこで反撃すべきか良く見極めていて、
 アクション量に比例させずに試合の質感を高めたのは流石。

 YAMATOのスリーパーが各場面でそれぞれ見せ方、意味合いが変わっているのは実に味わい深く、
 年末に見事な試合をやってのけたと感嘆しました。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:12/?/21)


注目試合の詳細

なし

試合結果

①オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.BxBハルク(11/3/21)
②オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:SB KKENTo(ch)vs.ジャッキー"ファンキー"カメイ(12/1/21)
③マスクvs.マスク、ノー・セコンド・ルールズ:R.E.D.(ダイヤ・インフェルノ、ディアマンテ)vs.マスカレード(ドラゴン・ダイヤ、シュン・スカイウォーカー)(12/1/21)
④オープン・ザ・ドリームゲート王座戦:YAMATO(ch)vs.KAI(新チャンピオン!)(12/26/21)