Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2020 part.3の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
①スティール・ケージ・サバイバル:BxBハルクvs.Eita vs.KAI vs.吉野正人vs.YAMATO vs.ビッグR清水(9/21/20)
時間差入場ですが、全員が揃う前から脱出が可能。
賭けるリスクが今回複雑化していて
少し内輪性が強い気もしますが、
その中の一つKAIは最初に脱出したらRED入りしなければならない、というものがあり
これが序盤から大きなドラマを生んでいますね。
ケージを取り囲むセコンドとの戦いの色合いが濃いのはドラゲーにおいてはいつものことですが、
試合が進むにつれリングの中のRED vs.DRAGONGATE世代に焦点を移すことはできています。
+1の小道具で盛り上げ最後は吉野と清水。
ここでピンフォール/サブミッション形式に切り替えれば良かったのに
脱出方式そのままで乱入劇によるフィニッシュなので、
もともとブック要素強い形式なのにその印象を強めて〆。
もう少しバランス感覚があれば、と思いますね。
好勝負に少し届かず。
②BEN-K、 U-T、ヨースケ♡サンタマリアvs.ドラゴン・キッド、カゲトラ、近藤修司(11/5/20)
キャラのせいで上に上がれないけれど
上がり調子のヨースケが良い動きを見せましたね。
諦めず真っすぐ気持ちを見せるファイトが気持ち良い。
キッド、カゲトラの連携も良く、
見せ場を連ねて自在にコントロールしましたね。
Ben-Kもタッグ・プレイヤーとして優秀だな、と再実感させました。
後はこの試合で見所の一つに据えられたのがU-Tの近藤への火花バチバチ。
近藤は衰えで攻防の制限を少し感じるものの
求められた役回りをこなし、試合に寄与しました。
好勝負に少し届かず。
③ダイヤ・インフェルノ、EITA, KAI、SB KENto vs.ドラゴン・ダイヤ、Kzy、YAMATO、箕浦康太(11/5/20)
それぞれ自陣を活かしてコントロール。
細かな所で個の技能が光ります。
ただドラゲーに期待するチームの派手な連携は控えめで
徐々に徐々に増えていく塩梅。
平均的に見れば必要十分量ですが、ドラゲーとしては特別感はなかったですね。
個としてはドラゴン・ダイヤが良い動きを見せていました。
最後は綺麗に立てつけたフィニッシュ。
中々良い試合。
④オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:奥田啓介(ch)vs.石田凱士(11/15/20)
それぞれ1勝1敗の決着戦。
がむしゃらの打撃戦。
IGF出身の奥田のそれは独特で良いですね。
石田も椅子を使った脚攻めで自己主張十分で
2人だけの戦いになっていますね。
奥田がパワー・ボムを崩れた際に
脚のダメージ表現かと思ってイイネと思ったら
即座にやり直して決めてミスだと自己申告する等
浅い部分も見られましたが、ショーをスティールした熱い試合。
好勝負に少し届かず。
⑤オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:Eita(ch)vs.シュン・スカイウォーカー(11/15/20)
無口なシュンに対し
Eitaは口を使って小狡くコントロール。
セコンドのREDも使いこなして
シュンの凱旋試合を盛り立てましたね。
一方のシュンはトップ王座ということで
間を置きながらの試合運び。
それも出来ていますけれども
彼のベストの見せ方かは疑問ですね。
王座を持つにしてもこれまでの試合時間20分越え必須とか
余り捕らわれ過ぎず新しい王者像を見せても良いのでは。
特にネックなのは目が見えないマスクマンで
感情移入が難しいという点ですね。
この試合もフェイス/ヒールの構図に落とし込んだのは間違いない選択だったでしょうが、
それでも生まれ出るウネリには限界を感じました。
どうなるか読めないチャレンジな王座交代劇でしたね。
中々良い試合。
(執筆日:12/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
①スティール・ケージ・サバイバル:BxBハルクvs.Eita vs.KAI vs.吉野正人vs.YAMATO vs.ビッグR清水(9/21/20)②BEN-K、 U-T、ヨースケ♡サンタマリアvs.ドラゴン・キッド、カゲトラ、近藤修司(11/5/20)
③ダイヤ・インフェルノ、EITA, KAI、SB KENto vs.ドラゴン・ダイヤ、Kzy、YAMATO、箕浦康太(11/5/20)
④オープン・ザ・ブレイブ・ゲート王座戦:奥田啓介(ch)vs.石田凱士(11/15/20)
⑤オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:Eita(ch)vs.シュン・スカイウォーカー(新チャンピオン!)(11/15/20)