TOP日本のプロレスDragon Gate(闘龍門) →Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2018 part.1

Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2018 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.Kzy(2/7/18)

①デズモンド・エグゼヴィアー、ザッカリー・ウェンツvs.フラミータ、バンディード(1/16/18)
 序盤から演舞全開。
 ムーブの難易度は高めのDGで見渡しても
 被らないオリジナルの技を披露していきます。

 粗いところはありますが、
 こんなの見たこと無い、また見てみたい、と思わせる為に
 自分の魅力を全力で伝えようとするのは良い。
 肩に乗ったところから回転してセントーンなど
 革新的なムーブを幾つも披露し観客の心を掴みました。

 7分なので評価は抑え目ながら魅力は伝わった試合です。
 平均的な良試合。

②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.Kzy(2/7/18)
 望月が先手をとってハード・ヒットであしらう中で
 Kzyは反撃すると身を削っての攻めで食らいつきます。
 格差を縮めようとする努力がはっきり見え、
 対する望月もKzyをしっかり受け止めた上で
 バランスの良いカウンターで応じています。
 DGにしては珍しい程のバランス感がありますね。

 観客の熱い応援を浴びたKzyが
 過激な技で望月超えを狙って行く攻防は
 決して無理のあるものではなく
 自然に受け入れられるものに仕上がっていました。
 予想以上の内容でした。

 文句なしに好勝負。

③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.Ben-K(3/4/18)
 工夫された鉄柱を巡る攻防から望月が主導権。
 望月が結構リードしていますね。
 Ben-Kは腰攻めで試合運び。
 面白みはまだまだですが、悪くはないし、
 望月に意思を伝える方法論はしっかりしている。

 望月がハードな蹴りで熱量を蓄積していきます。
 ベースが単純だからか
 大ボリュームの攻防も違和感無く実現させています。
 腕攻めを最後に完結させたのも良し。
 好勝負に少し届かず。

④琴香引退試合:琴香、土井成樹、吉野正人、CIMA、ドラゴン・キッドvs.望月成晃、YAMATO、ヨースケ?サンタマリア、ドン・フジイ、カゲトラ(3/6/18)
 琴香に全員でストンピングしたりと
 ファン要素を絡めつつ
 DGらしい連携技の物量押しもあります。
 ただ大人数でストーリーも絡んでいないので、
 どうしてもフラットな印象がありますね。

 それでも物量が途切れず
 終盤になるとしっかり場を飛躍させて見せたのは流石というしかない。
 最後は琴香とYAMATOで〆め、
 試合後、弟の椎葉おうじと緊急引退試合を追加したのも意義深い。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

⑤大江戸式イリミネーション・マッチ:T-Hawk、Eita、エル・リンダマン、鷹木信悟、神田裕之vs.Kzy、堀口元気、横須賀ススム、パンチ富永、ブラザーYASSHI(4/6/18)
 90秒ごとに人員追加がルールですが、
 人数揃うまでタッグ・ルールも反映されないので乱闘。
 出だしに水を吹きかけたり、バックヤードに行ったり、と飽きさせはしませんが、
 大人数タッグで場外乱闘から始めるのは定番なので代わり映えしない感も。

 しっかりと絵作りをしながら進行。
 格付け通りに下の方から脱落していきます。
 攻防のクオリティを担保する上で間違いないですが、
 とはいえ格下の選手が意外な活躍をしたりするのが、
 こういう形式の見せ場の一つでもあるので残念。
 オーバー・ザ・トップ・ロープ・ルールが適用されていないとはいえね。

 実力者が残るも一気に脱落続いた展開で
 最後は残り一人になったKzyがEita、鷹木と戦う展開。
 Kzyのムーブは素晴らしく惹きつけられましたが、最後はレッドBOX絡み。
 DoAのケージで戦うリンダマンが鷹木を裏切る形でフィニッシュ。
 良くも悪くもストーリー先行の内容です。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

⑥カベジェラ・コントラ・カベジェラ金網サバイバル・マッチ:YAMATO vs.鷹木信悟vs.望月成晃vs.パンチ冨永vs.斎藤了vs.エル・リンダマンvs.神田裕之(5/6/18)
 レスラーのキャラを使ったネタ攻め。
 そんな試合なのでパンチが一番賑やかに振舞えてたりする。

 制限が解かれると共にセコンド登場。
 最初から登場させなかったのは配慮が利いていて、
 無駄にだらけることなく、エスケープを重ねていきます。
 ただセコンドの凶器に関して野球、サッカーと色分けしたのが
 逆にネタ臭くしていることは否めない。
 しかし吉野が中々の制球力を見せていたのは驚きでしたね。

 人数が絞れてくると裏切りも出たりと
 ストーリー上の重要な展開を追加。
 最後のシングルの派手な攻防も良し。
 少し大味ですが、この試合の形式を考えると
 終盤で細かなことやるよりかは全然良い。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:1/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

デズモンド・エグゼヴィアー、ザッカリー・ウェンツvs.フラミータ、バンディード(1/16/18)
②オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.Kzy(2/7/18)
③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:望月成晃(ch)vs.Ben-K(3/4/18)
④琴香引退試合:琴香、土井成樹、吉野正人、CIMA、ドラゴン・キッドvs.望月成晃、YAMATO、ヨースケ?サンタマリア、ドン・フジイ、カゲトラ(3/6/18)
⑤大江戸式イリミネーション・マッチ:T-Hawk、Eita、エル・リンダマン、鷹木信悟、神田裕之vs.Kzy、堀口元気、横須賀ススム、パンチ富永、ブラザーYASSHI(4/6/18)
⑥カベジェラ・コントラ・カベジェラ金網サバイバル・マッチ:YAMATO vs.鷹木信悟vs.望月成晃vs.パンチ冨永vs.斎藤了vs.エル・リンダマンvs.神田裕之(5/6/18)