Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2016 part.1の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | KoG公式戦:戸澤陽vs.Eita(5/11/16) KoG公式戦:Eita vs.ジミー・ススム(6/2/16) |
①KoG公式戦:CIMA vs.戸澤陽(5/8/16)
CIMAがゴング前に不意打ちしてトペ。
拳も使い、らしい攻めで自分のペースに持ち込みます。
戸澤もトペで反撃。
CIMAの巧みな間の使い方に、
戸澤がそれに合わせ韻踏み。
激しい攻防で観客も満足の一戦に仕上げました。
好勝負に届かずも中々良い試合。
②KoG公式戦:戸澤陽vs.Eita(5/11/16)
Eitaが不意打ちからトペコン。
戸澤も先輩としてしっかり受け止めて
高い壁として立ちふさがります。
戸澤が観客をのせた上でバチバチのぶつかり。
一進一退を繰り広げますが、
高速技を上手く織り込んでいるので非常にスリリングですね。
狙い通りの鬩ぎ合いで時間切れまで走り続けました。
お見事な構成。
ぎりぎり好勝負。
③KoG公式戦:望月成晃vs.Tホーク(5/11/16)
望月が入場中のホークを不意打ちしてトペ。
不意打ちスタートが多すぎる気がしますが、それはさておき。
ホークが怯まず挑発的な張り手。
不協和音な試合運びは諸手を挙げて褒める訳にはいきませんが、
雰囲気はありますね。
ホークが打撃戦で望月に挑む決意が固く、
最後まで尖ってぶつかっていきました。
荒削りながら魅力的な内容。
好勝負に少し届かず。
④KoG公式戦:鷹木信悟vs.YAMATO(5/11/16)
ベルセルクではなくなったYAMATOに対し、
鷹木は躊躇なくやりたい放題。
しかしYAMATOも冷静に対処し、
対照的にお互いが輝いていますね。
琴香の介入から鷹木が場外ブレーン・バスターに椅子攻撃。
分かりやすい展開で観客の応援をしっかり引き出しました。
ただ最後がレフェリー気絶からの乱入劇。
いくらストーリー重点マッチとはいえ、これは物足りない。
中々良い試合。
⑤KoG公式戦:Eita vs.ジミー・ススム(6/2/16)
ススムが高い壁として立ちふさがり厳しい攻め。
Eitaはダウンに追いやられるも腕攻めで打開を試みる。
Eitaの切り返しの妙が冴える構築ですね。
2人の間のスタイル・くらっすだけでなく
この試合において優れていたのはタイム・スケジュール。
Eitaの起死回生のサブミッションがロープ・ブレイクに終わった直後の
残り時間5分のアナウンス、そこからの怒涛の展開は
非常に見応えがあり、Eitaのマン・アップを見事に表現しました。
ぎりぎり好勝負。
⑥KoG準決勝:ビッグR清水vs.望月成晃(6/11/16)
望月が主導権を握り腕攻め。
清水のタフさを目立たせるように上手く攻めていますね。
清水はキャリアが浅いこともあって
まだ試合運びを相手に問いかけて確かめないといけない状態。
正直準決勝まで押し上げたのは早計な印象もありますが、
それを補えるだけの他にない攻防が
終盤では多く見られました。
とはいってもキャリアを考えると砲丸投げ一発逆転よりは
ニ連発するぐらいのフィニッシャーにしても良かったですね。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:1/?/18)
注目試合の詳細
なし試合結果
①KoG公式戦:CIMA vs.戸澤陽(5/8/16)②KoG公式戦:戸澤陽vs.Eita(20分時間切れ)(5/11/16)
③KoG公式戦:望月成晃vs.Tホーク(5/11/16)
④KoG公式戦:鷹木信悟vs.YAMATO(5/11/16)
⑤KoG公式戦:Eita vs.ジミー・ススム(6/2/16)
⑥KoG準決勝:ビッグR清水vs.望月成晃(6/11/16)