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Dragon Gate:Best of Dragon Gate 2013 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、しゃちほこBOY、リッチ・スワン(W1)(ch)vs.望月成晃、K-ness、ジミー・ススム(VR)(Infinity 300 6/5/13)

オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(MB)(ch)vs.ジミー斉藤(J)(9/12/13)

①ウーハー・ネイション(MB)vs.鷹木信悟(A)(Infinity 300 6/5/13)
 形骸的にウーハーがパワーで上回ることを示した後、
 ただのマッチョマンには出来ないフライを見せて、
 盛り上がると同時に鷹木はどうやって打開するのか焦点を明確化して惹きつけます。
 やや戸惑いはあるものの鷹木の反撃までの時間は適度に作れていましたね。
 お互いのインパクトを活かした攻防で終盤はフィニッシュ。
 まだ甘い部分はあるもののウーハーがシングルでもいけそうという予感を与えた内容。
 平均的な良試合。

②オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、しゃちほこBOY、リッチ・スワン(W1)(ch)vs.望月成晃、K-ness、ジミー・ススム(VR)(Infinity 300 6/5/13)
 会場大乱闘から始めると両リンを匂わせてリング・イン。
 演舞とスポットを匠に組み合わせていますが、
 この試合の中心となったのは後楽園のメイン初となるしゃちほこ。
 ダイブをことごとく望月に防がれハードにバンプしています。
 その体の張りっぷりを考えると
 最後まで中心に据え続けても良かったように思いますが、
 そうしなかったのはそうはいっても格が劣るということでしょうか。
 しゃちほこに代わって終盤の本筋を務めた
 他の選手も派手な合体技とスピーディな切り返しで大きく盛り上げました。
 最後はK-nessがスティールして決着。
 ぎりぎり好勝負です。

③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(MB)(ch)vs.ジミー斉藤(J)(9/12/13)
 序盤のレスリングは一つ一つのサブミッションで動きを止める。
 試合時間を取るならベースはこれぐらいじっくりで丁度良いですね。
 トペを狙うもYAMATOがリング下に隠れて
 脚への低空ドロップ・キックで斉藤をダウンさせます。
 ここで短絡的に脚攻めとせず
 顔への蹴り等雰囲気を出すことにした選択は正解。
 また技らしい技を使わずに済ませたのも素晴らしい。
 斉藤が主導権を取り返すと
 YAMATOの抵抗を防ぎながら技で盛り上げ。
 介入合戦から一気にヒートさせ、序破急で成立させた。
 綺麗に右肩上がりにクオリティを向上させました。
 ぎりぎり好勝負。

④オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(MB)(ch)vs.T-Hawk(M)(11/7/13)
 早々にT-Hawkがトペを叩き込みます。
 ゆったりとした間やジャベを見せて
 王座挑戦の資質は満たしていることを証明します。
 吉野が適切な時間に適切な技で反撃。
 ここまで敢えて攻めさせていた印象が生まれましたね。
 それをもう少し意味ある事として試合で活かしたかったですね。
 確かにT-Hawkが簡単には決めさせず
 独自の攻めで応酬するのは
 キャリアとかを考えると普通ではないのですが
 試合中における表現での補佐が弱いことは否めない。
 チョップの打ち合い等の際に、
 T-hawkが若さの強みを見せても良かったですね。
 後はジャベの切り返しが素晴らしいのでもっと活用すべき。
 大きな可能性が幾つも見られるだけに、
 それが開ききっていない所に物足りなさを感じる。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/13)


注目試合の詳細

なし

試合結果

①ウーハー・ネイション(MB)vs.鷹木信悟(A)(Infinity 300 6/5/13)
②オープン・ザ・トライアングル・ゲート王座戦:土井成樹、しゃちほこBOY、リッチ・スワン(W1)(ch)vs.望月成晃、K-ness、ジミー・ススム(VR)(Infinity 300 6/5/13)
③オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(MB)(ch)vs.ジミー斉藤(J)(9/12/13)
④オープン・ザ・ドリーム・ゲート王座戦:YAMATO(MB)(ch)vs.T-Hawk(M)(11/7/13)