TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2025 part.3

DDT:Best of DDT 2025 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 KO-D無差別級王座戦:樋口和貞(ch)vs.秋山準(8/30/2025)

ザック・セイバーJr. vs.クリス・ブルックス(11/3/2025)

KO-D無差別級王座&ユニバーサル王座戦:上野勇希(ch)vs.鈴木みのる(11/3/2025)

@KO-D無差別級王座戦:樋口和貞(ch)vs.HARASHIMA(7/13/2025)
 コンディションの差を踏まえ
 それをしっかり戦いの中に落とし込んでいますね。

 攻防の切り返し方の工夫や
 ビッグ・スポットの配置など
 オーソドックスな要素をしっかり丁寧にやりきりました。

 HARASHIMAの必死の食い下がりで魅了する中、最後は一発逆転。
 試合時間をそんなに取っておらず、
 その中で上手く作り過ぎている中で
 もう少し情感を入れ込みたかった感はあります。

 好勝負に少し届かず。

AKO-D無差別級王座戦:樋口和貞(ch)vs.秋山準(8/30/2025)
 秋山動かない状態を軸に魅せ
 ベテランの良さを出していますね。
 不足する部分を樋口がアクションをフォローで重ねて埋めており、
 2人のあるべき関係構築は見事。

 中盤以降のネック・ロック、エクスプロイダー、
 ブレイン・クローの見せ方も見事で
 今のコンディションとビッグ・マッチの期待感を
 こうすり合わせて来たかと唸らされる内容でした。

 ぎりぎり好勝負。

Bザック・セイバーJr. vs.クリス・ブルックス(11/3/2025)
 ザックは握手を拒否(なので松井レフェリーと握手)。
 プライベートでは親しい間柄の2人ながら
 ザックはこの試合において馴れ合いを拒否して
 時に挑発的に、時に相手の攻めを鋭く見せる攻撃的なスタンス。

 脚狙いも執拗で個人的な感情をのぞかせますね。

 一方のクリスも凌ぐと
 立体感を持って試合合を運びつつ
 ザックとの魅力ある攻防の形をしっかり踏まえて演出。

 最高の試合になりえる可能性を示しましたが、
 ザックがサッカーボール・キックを叩きこみカバーすると
 松井レフェリーがカウント2で止め腕を痛めたという身振り。
 そして暗転するとクリスと松井レフェリーの仲睦まじいビデオ…。

 その後クリス側が乱入し本多が椅子を構えるも躊躇すると今度は本多とザックのツーショットビデオ。

 松井レフェリーが肩入れジャッジするのはその1回だけですし、
 2人の間には全く関係ないし、試合の脈絡は潰すしで、
 この2本のビデオは何故必要だったのか理解が出来ません。

 心切り替えられない中で、
 クローズラインの耐え合いで変調をいれてくるので入り込めず。

 ザックvs.ブライアン級の試合が出来るカードだし、
 その片鱗は十分に示していたのに、とため息が出てしまう結果に。

 ぎりぎり好勝負。

CKONOSUKE TAKESHITA、武知海青vs.樋口和貞、正田壮史(11/3/2025)
 武知が馬跳びから飛びつきヘッド・シザース。
 ムーブは光のものがあるのですが、技以外の時の身振り、立ち振る舞いは微妙。
 表に出ている本業なので、そこのスキルもあるはずですがまだ余裕はないですね。
 
 しかし竹下と同時ジャーマンなど
 タッグとして動いていて、
 受けでは胸を真っ赤にはらす程正田の蹴りを受け止め続けており、
 なんだかんだ良く頑張っているなと総合的には感心させます。

 キャリア的には期日で言うと1年半になりますが、まだ7戦目ですからね。 
 良くやっています。

 上記の通り正田も良い塩梅で武知と相対していて評価上がりましたね。

 樋口と竹下は2人を立てて、
 そこまでスポットライトを奪わない中で、
 要所ではポイントを抑えて試合の中のストーリーを作りました。

 予想よりも素晴らしい形で4人がまとまっていました。

 好勝負に少し届かず。

DKO-D無差別級王座&ユニバーサル王座戦:上野勇希(ch)vs.鈴木みのる(11/3/2025)
 アクション・ベースだった上野が王者として実績を重ねた今、成長を示す。
 ストーリー的にもリアル的にもここでみのるを当てるのは最高の選択ですね。

 上野はみのるの領域に踏み込みつつ自分の良さも落とし所として見せていて良いですね。

 対するみのるも脚攻めを段階に分けてレベルを上げてきます。

 後半にかけての足の痛み表現は上野弱いものの
 王者としての主役感は出せていてそこは両立難しいものなので、全然御の字でしょう。

 ぎりぎり好勝負。

 (執筆日:11/?/25)