TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2024 part.1

DDT:Best of DDT 2024 part.1の分析


名勝負 なし
好勝負 KONOSUKE TAKESHITA vs.青柳優馬(3/17/2024)

KO-D無差別級王座戦:上野勇希(ch)vs.HARASHIMA(3/17/2024)

上野勇希、MAO vs.ザック・セイバーJr.、クリス・ブルックス(4/7/2024)

@KO-D無差別級王座戦:上野勇希(ch)vs.納谷幸雄(1/28/2024)
 D王に輝いた納谷が王座挑戦。

 納谷が体格の違いを見せつける序盤になっています。

 対する上野は場外へのフライや場外投げで
 納谷をダウンさせじっくりと弱らせます。

 展開としては良く、また攻防のスケール感もありますね。

 両者の特性を明示した上で頂上対決として気持ちのぶつかり合い。
 ストレートに盛り上がる流れです。

 ただ終盤の納谷の攻め口が限定的で
 無理やりボリューム・アップさせた感あり。

 好勝負に少し届かず。

A上野勇希、勝俣瞬馬、武知海青vs.遠藤哲也、岡谷英樹、正田壮史(2/25/2024)
 Exile tribe rampageの武知がプロレス・デビュー。
 アイドルというよりダンサーなので、
 しなやかなムーブの美しさはレスラー顔負け。
 素直に痛み出すので受けも良い。
 間の感覚はプロレスに接する時間が短くてまだまだですが仕方なく、十分に予想を超えるパフォーマンス。

 武知への興味関心を大切に扱った結果、
 武知の部分とそれ以外のタッグが離れていますが仕方ない。

 遠藤がちょうど良い距離感で武知との攻防で魅せ、
 他もトリオとしての物量に貢献していました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BKONOSUKE TAKESHITA vs.青柳優馬(3/17/2024)
 DDT vs.全日の位置づけもありますが
 竹下ではなくTAKESHITAなので
 良い意味で適度に抜きながら応対。

 青柳は場外ラフ・ファイトで逆転すると
 熱心な竹下ファンをいじって煽ります。

 上述の通りエースvs.外敵の構図ではないのでアクセント程度にとどまってますが、
 両者純然たるスキルで試合を高みに導きました。

 竹下は見せ方で、青柳は流れで魅せましたね。

 ぎりぎり好勝負。

CKO-D無差別級王座戦:上野勇希(ch)vs.HARASHIMA(3/17/2024)
 観客席乱闘を序盤に入れる変則で掴み。
 上野が入場口上からのムーンサルトという見せ場あるのでその狙いは成功しています。

 HARASHIMAが腹攻め。
 場をうまく使って印象的な組み立てを見せています。
 蹴りとの交え方も良いですね。

 ロジカルなHARASHIMAの構成に乗りつつ、
 上野が論理ぶち破る身体能力ムーブで盛り上げます。

 最後のクライマックスはHARASHIMAも情感の世界に踏み入れドラマチックに彩り。

 ぎりぎり好勝負です。

D上野勇希、MAO vs.ザック・セイバーJr.、クリス・ブルックス(4/7/2024)
 レフェリーの目を逸らすと高梨がリングに上がりトリオ・ポーズを決めるなど
 楽しませる要素が盛りだくさんになっていますね。

 中盤観客席での乱闘を挟んだ後はリングに戻り、
 ザックが来てくれた価値のある激しいシングルの攻防。

 タッグとして控えを阻止するなど味付けちゃんとあって良し。

 時間切れその時まで見応えある攻防でした。
 勝敗にこだわりを見せていましたが、
 それでも試合の構成的には時間切れ考慮すると少し弱かったところもありましたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/24)