DDT:Best of DDT 2024 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | 鈴木みのるvs.KONOSUKE TAKESHITA(5/19/2024) ノーDQマッチ:クリス・ブルックスvs.エル・デスペラード(7/21/2024) |
@KoDDTトーナメント2回戦:樋口和貞vs.石川修司(5/11/2024)
石川が不意打ちのヘッド・バットで主導権。
絶対強度が落ちている中で
石川優位の状況下の訴求力は物足りないですね。
樋口も立体的な反撃は良いものの
数年前に行われてたらと質感が違っただろうなと思いながら見ていました。
ただクライマックスのヘッド・バット合戦、そしてその後の樋口の一撃はえげつない音が響き印象をさっと塗り替えました。
中々良い試合。
A鈴木みのるvs.KONOSUKE TAKESHITA(5/19/2024)
みのるは声や仕草で自分に注目を集め、前振りする技量が素晴らしく
焦点定まるので観客は勿論、応対する相手目線でも天晴れ。
竹下も劣勢からの攻防を違和感なく仕上げていて、
どう組み合わせて作り上げていくかのセンスには唸らされました。
ぎりぎり好勝負。
B高木三四郎vs.スーパー・ササダンゴ・マシン(6/26/2024)
高木の無期限引退が翌月に迫っている中でササダンゴとワン・マッチ興業。
試合だけでは時間が埋めれないので、
事前打ち合わせと称して各種特殊なシートを紹介。
シート紹介1本なので少し単調ですが、
ササダンゴ節で笑いを起こします。
試合が始まれば先に前振りしていた
特殊シート絡みのネタを盛りだくさんで。
正直しっちゃかめっちゃかで、
時間を埋めるための内容になってますね。
本命の試合が終盤に明かされますが
試合の内容、質が変わるものではありません。
悪くない試合。
Cアイアン・マン王座戦、ウェポン・ランブル:男色ディーノ(ch)vs.高木三四郎(7/21/2024)
ウェポン・ランブルといってもDDTのそれは凶器に限らず
婚姻届やロレックス(高木の宝物)といった物や人も含まれるので多彩なネタ・マッチになっています。
それでも直前に続いていたvs.みのるやvs.ササダンゴのぬるい試合に比べると
ネタじゃない時のムーブ、攻防はちゃんと力が入っています。
しかしウェポン関係なしに最後はシリアスな攻防時間かけずに行うかと思いきや
そう出来なかったくらい限界が来てたか。
それでも最後は見てのお楽しみのウェポンで綺麗に締まりました。
平均的な良試合。
DノーDQマッチ:クリス・ブルックスvs.エル・デスペラード(7/21/2024)
入場に持ってきた薔薇の花束を叩きつけて、
薔薇の花弁をリングに散らしたり、
ホッチキス合戦に招待状を絡めたり。
慣れてない人は目をそむけたいデス・マッチ風味なのに
惹きつけられる絵作りが見事です。
ただあまりに早くデスペが素顔になったり、
セコンドのちゃちゃだったりとこの2人にしては違和感のあるタイミングでの演出も少しあり。
この2人のプロレス脳ならもっともっとビッグ・マッチに出来たポテンシャルはあったでしょう。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:12/?/24)