TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2023 part.4

DDT:Best of DDT 2023 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 赤井沙希引退試合:赤井沙希、坂口征夫、岡谷英樹vs.丸藤正道、樋口和貞、山下実優(11/12/23)

D王GP公式戦:上野勇希vs.樋口和貞(11/26/23)

@赤井沙希引退試合:赤井沙希、坂口征夫、岡谷英樹vs.丸藤正道、樋口和貞、山下実優(11/12/23)
 赤井引退試合といっても
 他の組み合わせもかなり気になるカードですね。

 坂口と山下は男女の差を超えて蹴り対決を見てみたいし、
 坂口と丸藤の絡みも可能性に満ちていました。

 岡谷もこの中で見劣りしなかったですね。

 赤井は女性だからと制限を受けてプロレスが下手になる相手ではないので伸び伸びと。
 そして中核に据えられた山下とは存分に張り合って燃焼しきりました。

 感傷的になりつつも中身もしっかり。この日のMOTN。

 ぎりぎり好勝負。

Aアイアン・マン・ヘビー・メタル級王座戦、何が出るかな!?お楽しみデス・マッチ:高橋ヒロム(ch)vs.平田一喜(11/12/23)
 ラウンド毎に試合形式が抽選で決まっていく形式。
 ミュージカル・シチュエーション・マッチや目隠し乳隠しデス・マッチ、と言うだけで
 試合の方向性としては伺い知れるはず。
 多くは語りません。

 ヒロムがこうして息抜きしてコメディー・マッチを楽しむのも
 キャリアの中での経験としては良いはずです。

 コメディー・マッチとしては中々筋書きも各個性も活きていて完成度高め。

 平均的な良試合。

Bクリス・ジェリコvs.KONOSUKE TAKESHITA(11/12/23)
 ジェリコは観客側に能動的に仕掛けて引き込み、
 竹下は自らのスケール感で観客側から入り込ませます。

 ビッグ・マッチとして仕上げる為に
 場外戦を上手く使った上で、
 各種得意技を配置してロング・マッチへ。

 今やAEWという同じ団体に所属・経験もしているので、
 認識の不一致もなく高いクオリティに仕上がっていましたね。

 好勝負に少し届かず。
 
CKO-D無差別級王座戦:クリス・ブルックス(ch)vs.上野勇希(11/12/23)
 上野が入場ゲート上ムーンサルトを放てば
 クリスもテーブル上パイル・ドライバー。

 リングに戻っても一進一退を繰り広げます。
 クリスがサブミッションで落ち着かせ、
 上野は伸び伸びとハイ・フライ。
 クリスの理解力により良い状態で試合は進みました。

 ただ上野のダメージ表現が弱く、
 30分という試合時間設定もまた長すぎましたね。
 25分くらいにまとめていれば一段クオリティは上がったはず。

 好勝負に少し届かず。

DD王GP公式戦:上野勇希vs.樋口和貞(11/26/23)
 樋口が熟練した試合運び。

 そこを急にぶち破れる上野の爆発力。

 両者の良さが輝く組み合わせですね。

 それにしても樋口は上野の過激な打ち合い嗜好を上手く織り込んで
 その良くも悪くもバグった身体能力を場に落とし込んでいました。

 樋口のうまさが随所に光りましたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/?/23)