TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2023 part.3

DDT:Best of DDT 2023 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 KO-D無差別級王座戦:クリス・ブルックス(ch)vs.入江茂弘(9/9/23)

KO-D無差別級王座戦:クリス・ブルックス(ch)vs.赤井沙希(9/24/23)

@EXTREME王座戦、ノー・タッチ・キャプテン・フォール&2カウント・フォール・ハンディキャップ・デス・マッチ:平田一喜(ch/c)、ほうき、こけし、イス、やきとり、X vs.HARASHIMA(7/30/23)
 ほうきらではヨシヒコと同じようにはいかず
 前半はコメディー色強い賑やかし。
 とはいえルールは複雑に見えてやりたいことは簡単で
 見せたいものはしっかり伝わってきます。

 後半はカウント2ルールにより平田でも攻防で盛り上げることができました。

 まあまあ良い試合。

A赤井沙希デビュー10周年記念試合:赤井沙希、雪妃真矢、朱崇花vs.彩羽匠、山下りな、中島翔子(8/13/23)
 一線級の女性レスラーが各団体から集った豪華な一戦。

 赤井が主人公ですから孤立役を務めつつ、
 最後には中島との一騎打ちで盛り上げました。

 赤井以外の絡みも貴重で見応えありますが、
 ちょっと呼吸が合わない絡みも多々見られましたね。
 それでも強引にギアを上げられる地力がある面子ですけれども。

 好勝負に少し届かず。

BEXTREME王座戦、フォール&エスケープ=おばけ&風船爆発デス・マッチ:平田一喜(ch)vs.坂口征夫(8/13/23)
 試合の決着は3カウント等通常のプロレスルールと同様ですが、
 平田が坂口のフォールを返したり、サブミッションをロープ・エスケープした場合に
 アイテムとして「おばけ」または「風船」が投入される特殊形式。

 なので平田がわざとフォールさせてアイテムを投入させていくという
 コミカルな攻防となっています。
 
 おばけ、風船はしっかりと天丼ネタになっていてオチはついていますが、
 コメディー・マッチの域を超えないので限界はある。

 まあまあ良い試合。

CKO-D無差別級王座戦:クリス・ブルックス(ch)vs.入江茂弘(9/9/23)
 入江が主導権を握ると
 エプロンにクリスを座らせクロス・ボディ・アタック。

 リングに戻されたクリスがすかさずロープに走りトペ。
 そのまま場外乱闘は観客席の方へ。
 構成を意識しながらも攻撃的に見せ形式的にならないようにしています。

 リングに戻された入江がお返しとばかりにトペ。
 更に椅子に座らせるとセントーン。
 そこからテーブルを横に置いてエプロンの攻防。
 入江のポテンシャルを引き出すハードなスポットでしたね。

 怪物になりきれない入江の弱さを見せず、
 強大な挑戦者に対してクリスのアーム・バー殺法が光ります。
 
 入江があるべき姿を見せ、
 それを仕留めるに値するフィニッシュで終幕。

 期待以上の内容で、文句なしに好勝負です。

DKO-D無差別級王座戦:クリス・ブルックス(ch)vs.赤井沙希(9/24/23)
 クリスが握手を求めるも赤井は応じず。
 赤井が鋭い蹴りで先手を取ります。

 蹴りのアドバンテージを赤井に譲った上で
 攻防のバランスを取れるのがクリスの上手さ。

 場外DVDを決めると続いて観客席にスイングしてぶつけます。

 今度は完全ダウンの赤井に対し
 上位者として試合を運んでいきます。

 一度大成功を収めたマッチアップですが、
 王座戦としての装いにアップデートしていて感心しましたね。

 クライマックスは耐えを多用して演出。
 
 非常に完成度の高い試合でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:9/?/23)