TOP日本のプロレスDDT →DDT:スーパーエンカウント 2021-2022

DDT:スーパーエンカウント 2021-2022の分析


名勝負 なし
好勝負 万事屋青木(MAO、勝俣瞬馬)vs.ポケット団(赤井沙希、新納刃)(スーパーエンカウント 第5話 埋蔵金を探し出せ!! 4/27/22)

MAO、勝俣瞬馬、雪男(樋口和貞)vs.岡林建設(岡林裕二、吉村直己、香取貴大)(スーパーエンカウント 第6話 追跡者から逃げろ 5/27/22)

@万事屋青木(MAO、勝俣瞬馬)vs.迷惑系配信者(HARASHIMA、翔太)(スーパーエンカウント 第1話 迷惑系配信者をやっつけろ!! 12/15/21)
 便利屋MAO、勝俣がトラブルを解決していく、という
 ミニ・ドラマ仕立て(たいてい街中ぶらりロケ)をしながら路上プロレスをするというシリーズ。

 迷惑系Youtuberをやっつけろ、という指令を受け、
 1話はHARASHIMA、翔太というエンカウント。

 街の広場からスタートし砂浜、埠頭で攻防。
 観客ない中で臨場感ないですね。
 それ以上の編集メリットを出そうと
 時々カメラ視点を織り込んでいますが、試合としてはこじんまり。

 悪くない試合。

A万事屋青木(MAO、勝俣瞬馬)vs.シン・迷惑系配信者(クリス・ブルックス、ドリュー・グラック)(スーパーエンカウント 第2話 シン迷惑系配信者をやっつけろ! 1/17/22)
 前回は勘違いということで本物の迷惑系配信者との対決。

 クリス、ドリューはキャラが立っていて乱戦の論理をしっかり分かっている上に
 熱海という舞台も展望台等があったりと面白さに一役買っています。

 すっかり日が落ちた中での後半の乱闘も良かったですね。
 明確なクライマックスもあり、
 このシリーズのベストが生まれた感あり。

 中々良い試合。

B万事屋青木(MAO、勝俣瞬馬)vs.喧嘩自慢狩り(定アキラ、納屋幸男)(スーパーエンカウント 第3話 喧嘩自慢狩りをやっつけろ!! 2/16/22)
 喧嘩自慢狩りということで
 定、納屋のビジュアルは絵になっていますが、
 ファイト・スタイルに反映できていないですね。

 また今回舞台となる所も渋谷のビル。
 人ごみ溢れる渋谷の路上に出れる訳もなく乱闘はビル内のみ。
 そのせいでビルの屋上を2回使う苦しい展開になっています。

 悪くない試合程度。

C里帰りMAO、付き添い勝俣瞬馬vs.雪男(樋口和貞)、雪女(橋本千紘)(スーパーエンカウント 第4話 Winter, again 3/28/22)
 MAOの里帰りということで宮城の古川へ。

 副題がなくなり、この試合も唐突にエンカウント。
 
 そこは手抜きとなっていますが、
 この試合はとにかく雪がかなり積もっているというシチュエーション勝ち。

 それなのに樋口はまわしだけだし皆通常コスチュームで
 普通にドロップ・キックを打ったりしています。

 普通のラフ・ファイトですが、この雪の中やられたら
 ただのドロップ・キックでも頑張ってるな、と思わされちゃいますね。

 まあまあ良い試合。

D万事屋青木(MAO、勝俣瞬馬)vs.ポケット団(赤井沙希、新納刃)(スーパーエンカウント 第5話 埋蔵金を探し出せ!! 4/27/22)
 Youtube情報を基に千葉埋蔵金を探しに船橋へ。
 森の中野キャンプ場でポケット団とエンカウント。

 勝俣と赤井のコメディーと
 MAOと新納の攻防をミックス。

 そこから埋蔵金が第2話で出てきた迷惑系Youtuberの嘘であることが分かり3ウェイに。

 キャンプ場プロレスの王道、ロケット花火も出てきます。

 キャンプ場プロレスはDDTの十八番ですが、
 これまでずっと1マッチ興行でやってきたので1時間前後の試合時間にしなければいけない制約がありました。
 素晴らしい試合もありましたが、グダグダになる方が多かったですね。

 それがこうして初めて編集あり、
  19分という適正時間で行われることに。
 当然内容としては過去最高レベル。

 見せ場のバラエティは豊かで、
 それぞれの個性が際立った乱闘。
 事前に用意した土山の上で最後はプロレス技も打ち合って最高でしたね。

 文句なしに好勝負。

EMAO、勝俣瞬馬、雪男(樋口和貞)vs.岡林建設(岡林裕二、吉村直己、香取貴大)(スーパーエンカウント 第6話 追跡者から逃げろ 5/27/22)
 身に覚えのない借金を理由に
 やくざに拉致された所を雪男が助けに現れエンカウント。

 今回の舞台は廃工場。
 前回に続き路上プロレスの定番舞台ですね。
 
 21分という適正時間の中で見せ場を盛りだくさんに。

 工場2階の開口部を前にしたアルゼンチン・バック・ブリーカーや
 スカフォードからのビッグ・フライは素晴らしく、
 GO PROも活躍していましたね。

 編集の演出も良く素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。

 路上プロレスを映像プロレスとして再構築するという正解に辿り着きましたが、
 残念ながら全10回の予定が、この回で最後に急遽変更。
 後4回ならまだネタも丁度良い塩梅であったんじゃないでしょうか。
 惜しまれます。
 (執筆日:12/?/23)