TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2022 part.1

DDT:Best of DDT 2022 part.1の分析


名勝負 KO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.遠藤哲也(3/20/22)
好勝負 KO-D無差別級王座戦:遠藤哲也(ch)vs.上野祐樹(5/1/22)

タッグ王座戦:クリス・ブルックス、高梨正弘(ch)vs.ASUKA、MAO(5/22/22)

@UTL決勝:竹下幸之助、上野勇希vs.HARASHIMA、吉村直巳(2/27/22)
 序盤からタッグ・ムーブ打ち合って掴み。
 そこから上野孤立に繋げます。

 タッグ的でありながらやや軽めな印象を与えるアクションになってますね。
 ただ、それを当人も分かっていて
 攻防レベルを調整できるのがHARASHIMA。
 竹下もまた主役として攻守両方で惹きつけていきました。

 その点で言うと上野はネクスト竹下になって欲しいが
 受けのダメージ表現がまだまだ課題がありますね。

 ただ吉村とのノーチラス対決は見応えがあって
 後半をシングル対決で構成する選択をしたのも
 アリと納得させるクオリティに仕上がっています。

 好勝負に少し届かず。

AKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.遠藤哲也(3/20/22)
 オーソドックスに、シンプルに控えめなレスリング。

 続いて遠藤が頭部へのサブミッション。
 同技で韻を踏むことはせず頭部へのサブミッションという大まかな枠でまとめていますね。
 動かして戻して重ねるので印象的過ぎなくて良いという判断か。
 気持ち逸ることなく丁寧に繋いでいく仕事っぷりが光ります。
 
 コーナー上の攻防から場外の攻防に移って場外投げ。
 ちょうど20分の折り返しに来た所で肉体に負荷をかけて一進一退。

 技のインパクトが表に出てきますが、
 それと同時に竹下は受けの妙技を見せますね。
 立ち位置の調整、ふらついての間の調整、見事です。

 対する遠藤は竹下程の天才的な妙技は見せませんが、
 不器用ながら愚直にライバルとして求められていることをこなします。

 2人だけのプライベート感もありながら
 団体を背負う者としてパブリックな責務も残していて、
 若い時の昇り龍の時とはまた違う激闘になっていましたね。

 狙い通り団体のMOTYになるか。

 ぎりぎり名勝負。

Bユニバーサル王座戦:MAO(ch)vs.ASUKA(5/1/22)
 高速演舞に心理戦、
 レフェリーを巻き込んだ攻防からケースを使った攻防、と。

 各シーンこれをテーマにするんだ、と
 やるべきことを明確に決めて構成しています。
 明確なのでレスラーにも迷いがなく安定感がありますね。

 シンプルな分、更にその次を求めてしまう部分が少し残るも満足いく内容でした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

CKO-D無差別級王座戦:遠藤哲也(ch)vs.上野祐樹(5/1/22)
 上野がシンプルで鋭く美しいムーブを見せた後、
 遠藤が上野をエプロンの角にボディ・スラム。

 遠藤が腰攻めを徹底し、
 それを受けて上野は追撃できなくなったりと攻め手を制限します。

 下手すると単調になってしまいますが、
 遠藤は適度に間を空けて挑発、
 上野もダウンしつつも視線の向け方で気持ちを見せたりと
 適切な見せ方で盛り上げていますね。

 終盤も上野はラッシュ不可で通しており、
 そこは上野の魅力である爽快感を損ねているものの
 それでも必殺技の防ぎ合いを軸にちゃんと作り上げました。

 ぎりぎり好勝負。

Dタッグ王座戦:クリス・ブルックス、高梨正弘(ch)vs.ASUKA、MAO(5/22/22)
 クリスは相手の個性に柔軟に合わせますね。
 女性の赤井とも好勝負を残していますが、ASUKAとの合わせ方も見事。

 また、エプロンで横にした相手にセントーンを決めつつ、
 別の相手にドロップ・キックを決めたりと独創性にも磨きがかかっています。

 MAOが鉄骨に下敷きにされるシーンや
 入場ゲート上からのムーンサルトが
 構成上はそんなに大きな意味合いを持たない程
 見所のあるスポットが短時間に詰め込まれています。

 もっと時間をかけて構成を考えながら
 同量のスポットを使いこなせばよりダイナミックな試合になったでしょうね。

 終盤のASUKA、MAOの誤爆のタイミングがドンピシャだったりと
 とにかく完成度高く、もっとクオリティを上げられるポテンシャルしか感じなかった。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/22)