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DDT:Best of DDT 2021 part.7の分析


名勝負 なし
好勝負 ハードコア・マッチ:勝俣瞬馬vs.ハイパー・ミサヲ (12/18/21)

クリス・ブルックス、伊藤マキ、鈴木みのるvs.樋口和貞、赤井沙希、坂口幸雄(12/26/21)

KO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.岡林裕二(12/26/21)

@竹下幸之助、MAO、上野勇気vs.岡林裕二、佐藤孝亮、青木優也(12/18/21)
 竹下vs.岡林の前哨戦の意味合いがあるのですが、
 竹下が高い壁として青木、佐藤相手に立ちふさがっており、
 この攻防も結構面白かったですね。

 MAOも変則なスタイルが大日の真っすぐな良さと上手くかみ合っています。

 大日川が変に自分を取り繕うことなく、
 真っ向から立ち向かったことで思わぬ熱戦になりましたね。

 シングルが思いのほか白熱したせいかタッグの枠組みが最終的には少し物足りないくらいでした。

 好勝負に少し届かず。

Aハードコア・マッチ:勝俣瞬馬vs.ハイパー・ミサヲ (12/18/21)
 ミサオのマイクから良い雰囲気でスタート。

 最初はコミカルな凶器から入りますが、
 シチュエーションを整えている上に、
 ミサヲがテキパキと芯の強度を見せ成長を感じさせます。

 後半デス・マッチ系アイテムに切り替えると勝俣が流血。
 一通りのアイテムを用意してきており、
 一つ一つ丁寧に盛り上げていきます。

 これまで予想外のパフォーマンスを見せたミサヲが
 勝敗をもめぐる健闘を見せ素晴らしい試合となりました。

 ぎりぎり好勝負。

Bクリス・ブルックス、伊藤マキ、鈴木みのるvs.樋口和貞、赤井沙希、坂口幸雄(12/26/21)
 みのる参戦。
 赤井相手にノー・セルで、坂口と火花を散らす等
 異物として伝説として最高の存在感を示していますね。

 伊藤とは完全に水と油のやり取りで面白いし、
 クリスは伊藤とのコンビネーションを見せつつ、
 バランサーとして機能しています。

 みのる中心に構成されており、
 みのるの表現力が際立っていますが、  
 その有機的な構成は各個人の属性、キャラを考慮していて、
 試合構築の上手さとは、トリオの神髄とは、まさにこういうことを言うのだというお手本。

 見事な試合でした。

 文句なしに好勝負。

CKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.岡林裕二(12/26/21)
 前哨戦を踏まえたショルダータックルの打ち合いから始めて、
 ステップを踏んで重々しく見せる構成。

 一つ一つの一進一退が積み重ねになっていて、
 ロング・マッチのための進め方が出来ていますね。
 敢えて爆発させすぎない抑制を利かせています。

 岡林が腰を攻めて竹下劣勢のまま20分経過。

 少しダメージ感の調整に違和感がありますが、
 竹下が反撃して投げ合うと得意技を武器に厳しい鬩ぎ合い。

 前回の試合を超えるということに対して
 試合時間に着目しすぎているきらいはありますが、
 疲労感を強く押し出す中でじわりと見せる工夫に唸らされました。
 
 文句なしに好勝負。

 (執筆日:12/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@竹下幸之助、MAO、上野勇気vs.岡林裕二、佐藤孝亮、青木優也(12/18/21)
Aハードコア・マッチ:勝俣瞬馬vs.ハイパー・ミサヲ (12/18/21)
Bクリス・ブルックス、伊藤マキ、鈴木みのるvs.樋口和貞、赤井沙希、坂口幸雄(12/26/21)
CKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.岡林裕二(12/26/21)