TOP日本のプロレスDDT →DDT:Best of DDT 2021 part.4

DDT:Best of DDT 2021 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 KO-D無差別級王座戦:秋山準(ch)vs.竹下幸之助(8/21/21)

KO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.クリス・ブルックス(9/26/21)

@KO-D無差別級王座戦:秋山準(ch)vs.竹下幸之助(8/21/21)
 竹下が2連敗している経緯を踏まえ、
 仕掛けるポイントを意図的にコントロールし、
 これまでとずらすことで3戦目なりの
 自分のペースに引きずり込む意図の演出が出来ています。

 秋山は印象的で効率よい構築。
 とはいってもベースの部分は年齢を感じさせないハード・ファイトっぷり。

 竹下も伸びやかなムーブを見せつつ、
 絶対勝つぞ、と声を出して気持ちを前に出して打ち合います。

 売れ線で良い形になっている一方で
 他の現在進行形のレスラーにはない秋山としての伸びしろを
 もっと活かす形はあったかもしれないですね。

 それでも飛び切りのレベルで王座を譲り渡しました。
 素晴らしい働きだったので、秋山にはこの後もDDTで活躍して欲しいですね。

 ぎりぎり好勝負。

ADAMNATION解散試合:佐々木大輔、マッド・ポーリー、遠藤哲也vs.石川修司、高尾蒼馬、島谷常寛(9/26/21)
 最初の立ち合いでポジションを保ちながらも
 決してそこに固執することなく
 試合の場面場面で求められる役回りに
 自分を調整するそれぞれの器用さが光る攻防ですね。

 DDTから他に戦場を移しつつある鳥谷も
 適切な潤滑油として場所を与えられていました。

 解散試合という程ウェットではないですが、
 それぞれの存在価値をそつなくアピールしつつ、
 綺麗にまとめあげていて好感は持てましたね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

BKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.クリス・ブルックス(9/26/21)
 それぞれ探って合わせあいながら
 伸びやかなムーブをぶつけあいます。

 竹下が自分の動きを雄コントロールしきって
 感情を抑えた中で飄々とした攻め込みにも見応えがあります。

 クリスが弾丸トペを打てば、竹下もトペ・コン。
 それぞれ自分を犠牲にしながらの激しい攻め合い。
 2人だけの関係性が伝わってこず
 少し違和感を覚えるもののオメガvs.飯伏的に過激な攻防に突っ走ります。
 竹下が雪崩式パワー・ボムを打ち込めば、
 クリスもそれでも起き上がって雪崩式ダブル・アーム・スープレックス。

 そこからクリスのサブミッションをキーに
 鏡合わせからズラして切り替えつつも過激な指向は変わらず
 最後はクリスが鼻血を流す所まで追いやられる程の激戦でした。

 ぎりぎり好勝負。

Cタッグ王座戦:竹下幸之助、勝俣瞬馬(ch)vs.HARASHIMA、吉村直巳(10/12/21)
 吉村が鍵。
 足りないところもそのまま試合に出して試合の攻防に活かしていますね。

 対する竹下、勝俣のタッグワークは鉄板。
 目まぐるしく飛ばして止めて、スピードを巧みに操ります。

 竹下はシングルとしても独創性を如何なく発揮していて、
 それをまた勝俣がフォローしてアシスト。
 良いチームでしたね。

 ここからバトンを受け取ったHARASHIMA、吉村はタッグとしてはこれから。
 頑張って欲しいですね。

 好勝負に少し届かず。

Dハードコア・マッチ:クリス・ブルックス、ドリュー・パーカーvs.MAO、勝俣瞬(11/3/21)
 冒頭にはクラッカーを鳴らし、
 DDT定番のプラスチック・ケースを凶器として使う一方で、
 パーカーも参戦しているのでダーツやホッチキスまであるという。

 幅広いハードコアで見せ場には事欠かなかったですね。

 一方で単発の詰め込みの印象も若干あり。

 中々良い試合。
 (執筆日:11/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@KO-D無差別級王座戦:秋山準(ch)vs.竹下幸之助(新チャンピオン!)(8/21/21)
ADAMNATION解散試合:佐々木大輔、マッド・ポーリー、遠藤哲也vs.石川修司、高尾蒼馬、島谷常寛(9/26/21)
BKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.クリス・ブルックス(9/26/21)
Cタッグ王座戦:竹下幸之助、勝俣瞬馬(ch)vs.HARASHIMA、吉村直巳(新チャンピオン!)(10/12/21)
Dハードコア・マッチ:クリス・ブルックス、ドリュー・パーカーvs.MAO、勝俣瞬(11/3/21)