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DDT:Best of DDT 2018の分析


名勝負 なし
好勝負 KO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.石川修司(3/25/18)

KO-D無差別級王座戦:入江茂弘(ch)vs.樋口和貞(6/24/18)

@年忘れシャッフル・タッグ・トーナメント決勝:鈴木秀樹、竹下幸之助vs.関本大介、樋口和貞(1/1/18)
 DDT、BJW対決は対戦経験のあるカードだけに
 その組み合わせで何を見せるべきかを良く分かっています。
 ベースをしっかり安定させられるので、
 他団体対決も気負いすぎず、
 そこに+αの見せ場を加えることができています。
 4人の中でも鈴木のサイエンティフィックな試合運びは見事でしたね。
 充実した内容ですが、決勝ということで数試合目であること、
 また大会の性質上もう深夜を越していることもあって
 試合時間は10分ちょっとで終わっています。
 この試合時間だけが残念。
 中々良い試合。

AD王GP公式戦:石川修司vs.マイク・ベイリー(1/5/18)
 ベイリーがしっかり蹴りで手数を稼いで
 石川はキャッチからパワフルに投げ捨て主導権を握ります。
 ダビデvs.ゴリアテを地で行きますね。
 似た技を使うことで重量差をより明確に伝えていきます。
 ただ一部石川はベイリーの技をかわしていたけれども
 技の始動を捕らえる形にした方が
 より絵になったように思いますね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 
BD王GP公式戦:マイク・ベイリーvs.坂口征夫(1/11/18)
 坂口の世界観で
 打撃/サブミッションを重々しく扱った慎重な立会い。
 スリーパーを食らったベイリーが
 そのまま場外に落ちて逃れたりと
 世界観にあった絵作りができていますね。
 国籍が違うとこういうのは難しい印象ですが、
 しっかりと挑戦を成功させています。
 観客の反応が薄すぎるのが残念で、
 後半はどうしても普通のプロレスに落ち着いてしまいましたが、
 充実のクオリティでした。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

CD王GP公式戦:樋口和貞vs.石川修司(1/14/18)
 タックルの耐えあいからスタート。
 石川が黙々と打撃を打ち込み怖さを見せ、
 それに対して樋口も意気を見せながら対抗。
 パワフルなぶつかり合いを
 ラリアットで強調していくと
 終盤は平手打ちなど真っ向から打ち合いと
 絶妙のタイミングでのカウンターで盛り上げました。
 好勝負に少し届かず。

DKO-Dタッグ王座戦:HARASHIMA、丸藤正道(ch)vs.関本大介、樋口和貞(3/25/18)
 樋口が良いですね。
 ふてぶてしさを感じさせつつも雰囲気があって
 鈴木秀樹と似て良い意味で昔のプロレスラーらしさがある。
 その樋口含めて面白いカードになっていますね。
 この夜しか見れないであろう組み合わせで
 バチバチと打撃の耐えあいをしてくれるのはホットです。
 ただやたら組み込まれる打撃の耐えあいが
 試合で位置づけられず脈絡無く組み込まれているのは残念。
 団体を超えたやりにくさを感じましたね。
 ただ終盤のスパートではタッグの動きで
 激しい攻防で中々のものを見せていたので
 決して出来ない訳ではないと思うんですけどね。
 中々良い試合。

EKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.石川修司(3/25/18)
 石川がスケールの大きな技を駆使しつつ
 小技でもしっかり痛みを伝えてきますね。
 対する竹下は負けん気を持って応じますが、
 アンダードッグにならず劣勢からも
 王者らしい試合運びで反撃するのは流石。
 不安感がないですね。
 少しサプライズがない印象だったところに
 石川が場外テーブルへのファイヤーサンダー。
 ここで竹下が気持ちで起き上がった所を
 石川が反撃の一つも許さず潰したことで
 このスポットの価値はぐんとまた一つ上がり、
 大巨人石川の強さがスケール・アップされました。
 この高い壁を最後ラリアット等の力技で
 竹下が乗り越えていくのは
 そういうファイト・スタイル/技セットといえば
 それまでですが少し強引なきらいもします。
 それでも応援しがいのある素晴らしい試合でしたね。
 ぎりぎり好勝負。

FKO-D無差別級王座戦:入江茂弘(ch)vs.樋口和貞(6/24/18)
 この2人に期待するタフ・マッチを
 じっくりと地でいきます。
 入江がテーブルへのパワー・ボムを
 ショルダー・スルーに返すと
 樋口がエプロンの角に落ちたりと
 予期せぬアクシデント含めて
 中盤はハードコア色で盛り上げます。
 スポット自体もハードですが、
 その後の一気にギアをあげての怪物っぷりの見せ方が
 何より素晴らしいですね。
 予想以上に2人の魅力が出た熱い一戦に仕上がっています。
 ぎりぎり好勝負。

Gエニウェア・フォール・マッチ:竹下幸之助vs.樋口和貞vs.MAO vs.竹田誠志(7/3/18)
 始まるなり新木場の会場を練り歩くと
 空き缶から始まりラダー、椅子、串と凶器を追加。
 当然竹田がリードする形です。
 続いて数珠技など4人でファン寄りにシフトした後、
 会場の外に戦場を拡張すると
 トラックを使ってDDTでしか見れないものを提供しました。
 非常に楽しいハードコア・マッチでしたね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:7/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@年忘れシャッフル・タッグ・トーナメント決勝:鈴木秀樹、竹下幸之助vs.関本大介、樋口和貞(1/1/18)
AD王GP公式戦:石川修司vs.マイク・ベイリー(1/5/18)
BD王GP公式戦:マイク・ベイリーvs.坂口征夫(1/11/18)
CD王GP公式戦:樋口和貞vs.石川修司(1/14/18)
DKO-Dタッグ王座戦:HARASHIMA、丸藤正道(ch)vs.関本大介、樋口和貞(3/25/18)
EKO-D無差別級王座戦:竹下幸之助(ch)vs.石川修司(3/25/18)
FKO-D無差別級王座戦:入江茂弘(ch)vs.樋口和貞(6/24/18)
Gエニウェア・フォール・マッチ:竹下幸之助vs.樋口和貞vs.MAO vs.竹田誠志(7/3/18)