DDT:Best of DDT 2015の分析
| 名勝負 | なし |
| 好勝負 | HARASHIMA、ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)vs.飯伏幸太、ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(1/25/15) タッグ王座戦:ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)(ch)vs.ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(2/15/15) KO-D無差別級王座戦:飯伏幸太(ch)vs.HARASHIMA(4/29/15) エクストリーム王座戦、ラスト・マン・スタンディング:彰人(ch)vs.入江茂弘(5/17/15) KO-D無差別級王座戦:HARASHIMA(ch)vs.KUDO(5/31/15) |
@HARASHIMA、ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)vs.飯伏幸太、ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(1/25/15)
翌月の王座戦を合体させた形ですが、
前哨戦と呼ぶには非常に中身の濃い内容でした。
次回メインを務める飯伏とHARASHIMAは
控えめな位置づけに据えられますが、
そのおかげで逸脱した行為は封印されるし、
HARASHIMAは若いタッグのフォローに専念。
飯伏は次代のDDTを担うべき竹下、遠藤に対し、
"しごき"を与える素晴らしい試合運びを見せます。
ストロングBJはいつも通り安定感を持って試合をするし、
このトリオの中ではやはりこの2人が幅を広げている。
後半はストロングBJとハッピー・モーテルが
次のビッグ・マッチで使う光景をふんだんに使用し盛り上げ。
そこに遠藤と飯伏の意識した張り合いや、
飯伏のアイディア+ストロングBJなど
このトリオならではの新しい可能性が切り開け、
ハチャメチャな圧倒的クライマックスが展開されました。
文句なしに好勝負。
Aタッグ王座戦:ハッピー・モーテル(竹下幸之助、遠藤哲哉)(ch)vs.ストロングBJ(岡林裕二、関本大介)(2/15/15)
まずはストロングBJが竹下を孤立させます。
技のバランス感が流石ですね。
竹下が伸びやかな動きから反撃。
タッチできるかっできないかの見せ場に
つなげて欲しかったが、それは欲張りか。
遠藤も動きが良く、若手スターならではの物があります。
ハッピー・モーテルの輝きを活かしながら
ストロングBJが試合を手中の中に収め試合進行。
サブミッションを効果的に使いこなしています。
終盤は竹下の投げ及びシャープ・シューターが
上手く機能して盛り上がっていますね。
ただクライマックスはやや蛇足。
ハッピー・モーテルのキャリアを考えると
そこまでストロングBJと同等に張り合って
物量戦に持ち込む必要はありません。
それをしなくても通用するだけのものは
この試合で十分見せれていました。
ぎりぎり好勝負。
BKO-D無差別級王座戦:飯伏幸太(ch)vs.HARASHIMA(4/29/15)
HARASHIMAが良く相手を見ながら対応、
これをリアル/虚構一致させて行っています。
その慎重な出だしからの緩急を自分のターンで作っているのもにくい。
飯伏が脚攻めで反撃。
細やかな厳しさを織り交ぜながら丁寧に一進一退を
中盤でも多く盛り込んでいきます。
前回のように場外でのムーンサルトがあるも
今回は過度なアピール・ムーブではないですね。
飯伏の突発的な感情のシフトがアクセントになり、
それに合わせて自然に過激化へと転じている。
最後の最後どうしても難しい動きに挑戦するきらいはあるものの
全然悪くはない形で前回と違って素晴らしい試合でした。
文句なしに好勝負。
Cエクストリーム王座戦、ラスト・マン・スタンディング:彰人(ch)vs.入江茂弘(5/17/15)
序盤でロープが壊れるアクシデント。
入江がそれもあってか、
どうやって動きをつけるか高い意識を持っていますね。
一方の彰人は環境を使いドラスクから脚狙い。
試合運びを壊さず、しっかり積み重ねていき、
それと同時に団体側はロープの緩みを直して見せます。
それに合わせて入江が徐々に動きを広げます。
彰人も多彩な脚攻めで、一方的であっても退屈させません。
多彩とはいっても自分の本筋は見失っていないのは
自分のスタイルとして確立できている証拠です。
テンポ掴みが上手いのか、入江も良い感じです。
フォールを取ってからダウン・カウントというルールが上手く活きていて、
入江が3カウントを取っているのに
脚の痛みの蓄積で逆に苦しそうという
深みのある戦いを表現できています。
入江がギブ・アップして同等となり、
一つ変調が求められる所でヘッド・バッド合戦。
このタフマン・コンテストの象徴的な攻防で
3カウントを取って見せたのは素晴らしい。
また、脚の痛みで場外転落までして
攻め手が限定されてきていることを表現したのも良かった。
最後まで自分のやるべきことをやり抜いた内容。
文句なしに好勝負。
DKO-D無差別級王座戦:HARASHIMA(ch)vs.KUDO(5/31/15)
グラップルの感覚は
プロレスのレスリングの定型に依存せず、
2人の間だけのやり取りで生まれています。
タックルにいったところのカウンターのニーで
目をむいてのダウンは多少やり過ぎ。
少々過剰に痛がる程度でかまわないですね。
上記の2人の呼気がリアルだっただけに少し嘘くさい。
中盤からはダブル・ストンプ系の
リアルに痛い腹攻めをお互い行います。
ここは只積み重ねた感あり。
しかし1度仕切っての蹴り合いに繋げるならアリ。
技のかわしと打撃の張り合いで
終盤はスリリングな攻防で盛り上げてきました。
王座交代劇にふさわしい素晴らしい試合。
ぎりぎり好勝負です。
(執筆日:1/?/16)





