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全日本プロレス:Best of AJPW 1998の分析


名勝負 三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.秋山準(7/24/98)

三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.三沢光晴(10/31/98)
好勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)
 秋山が正確無比の強烈な攻めで
 序盤から主導権を握る展開に説得力あり。

 場外ツームストンから首攻め。
 中盤がやや仕掛け不足な印象もあるものの
 秋山の意気込みが伝わってくる攻めです。

 三沢もカウンターを利かせて攻守をひっくり返すと
 連続投げやエルボー・スイシーダ後にプランチャなど
 驚きをもたせた追撃で盛り上げていましたね。

 三沢が思いっきり受けて秋山のポテンシャルを引き出しましたが、
 他の四天王との試合に比べると
 最後今一歩秋山の攻めがばらついていて
 極みきらなかった感も残ります。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:4/?/20)

A秋山準vs.馳浩(5/1/98)
 専修大学レスリング部の先輩/後輩関係。
 直接絡みはないものの
 その部分がストーリー・ラインになっていますね。

 対抗意識で火花を散らしつつ、
 馳が先輩として仕掛けるも
 秋山は後輩として胸を借りるとは捉えず
 現役として勝ちに拘ります。

 エクスプロイダーの打ちあい等
 特別感のあるシーンも多かったですが、
 各シーンが独立していて連続性、繋がりが薄かったのが残念。
 国会議員との二足のわらじで馳に限界があったか。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)

B三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.秋山準(7/24/98)
 流れにのせつつ双方向で変化を加えてストーリーを語ります。
 まだ大きな絵図は必要ない中で
 細かく積み重ね、そこで共有したリズムで中盤に秋山の足攻めに繋げます。
 理想的なコンディショニングですね。

 小橋も脚攻めに簡単に引かず
 脚の痛みをこらえながら一進一退。
 秋山三回目の王座挑戦というシチュエーションを絶妙に表現するバランスです。
 小橋が先輩であり続け、
 秋山が足攻めで多段階で距離を詰めていく。
 柵を使ったニークラッシャーで
 小橋の悲壮感まで引き出して、
 部位狙いの最高の攻めと受けの形がここにはあります。

 小橋は終盤強引に秋山の攻めを切り離すと
 殺人的な袈裟斬りにフェイスロック。
 ただのフェイスロックですが、ここまで説得力を感じるものも中々ないですね。
 秋山の徹底的な脚攻め、いや、これも脚殺しという表現が適切な領域になっていますが、
 技を絞りながら情感的に豊かに語り切りました。

 歴史的な名勝負です。
 (執筆日:4/?/20)

C秋山準vs.小川良成(9/11/98)
 小川が先制でDDTを叩き込み会場を沸かせます。
 この小川の仕掛けが成功しているので
 秋山はそのテンポに合わせたい所ですが
 少し落ちていて合っていないですね。

 鉄柱に自爆した秋山に対し腕攻め。
 小川の徹底っぷりは良いですね。
 ただ秋山は反撃の方法を制限せず
 拘り切れていない所は青い。

 それでも三沢のパートナーの座を射止めるべく
 情熱的な戦いを繰り広げアンダーカードとしては
 感情を揺さぶられる内容になっています。

 平均的な良試合。
 (執筆日:3/?/20)

D三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.三沢光晴(10/31/98)
 10/21/97のように特別な素材は見られませんが
 この試合が素晴らしいのは
 脚攻めなどの時間を使う物を使わずとも
 40分という長時間を余裕で
 あらゆる技、あらゆる攻防を
 最も効果のある場面に配置して配置して作った点にあります。
 更にタイガー・ドライバー91、エプロンから場外へのタイガー・ドライバーなど
 命をかけた極みに登りつめて見せるのですから
 心が揺れ動かない訳がありません。
 無駄に気合で起きるシーンもありませんし
 両者のダメージ表現も良く素晴らしい表情をしている。
 これは歴史的な名勝負です。
 (執筆日:1/?/09)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.秋山準(1/26/98)
A秋山準vs.馳浩(5/1/98)
B三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.秋山準(7/24/98)
C秋山準vs.小川良成(9/11/98)
D三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.三沢光晴(新チャンピオン!)(10/31/98)