TOP日本のプロレス全日本プロレス 1990年代の大会 →Best of AJPW 1997

全日本プロレス:Best of AJPW 1997の分析


名勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(6/6/97)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.小橋健太(10/21/97)
好勝負 CC1回戦:三沢光晴vs.川田利明(3/30/97)

世界タッグ王座戦:田上明、川田利明(ch)vs.ジョニー・エース、小橋健太(5/27/97)

@CC1回戦:三沢光晴vs.川田利明(30分時間切れ)(3/30/97)
 川田が高角度バック・ドロップを放てば
 三沢もエルボー・スイシーダ、と的確に一進一退鬩ぎ合います。

 川田が垂直落下式ブレーン・バスターから
 三沢の痛めている肩を攻め
 より筋道を太くできていましたね。

 川田が相変わらず顔面に蹴りを入れる等
 ハードな攻めを見せるも三沢も驚異的なタフさで凌ぎ、
 試合時間切れも見えてきます。

 試合の中盤までの攻防も活かしながら
 最後まで攻防のステージを上げ続けました。

 三冠王座戦同一カードに比べると狂気が不足しているものの
 数え歌に求められるレベルはしっかり満たしています。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

A世界タッグ王座戦:田上明、川田利明(ch)vs.ジョニー・エース、小橋健太(新チャンピオン!)(5/27/97)
 (放送日は6/1/97)
 (29分が12分に編集)
 田上、川田が連携技で印象的にエースを追い込みます。

 交代後の攻防も小橋が力強く、
 エースも精力的に動き、
 対する田上、川田のセル良く見応えがありましたね。

 タッグ・ワークでいくと、
 控えの絡み方が田上、川田は流石の一言。

 全員ダウンするような激しさがあり、
 名勝負のポテンシャルがありましたね。
 流石にカット分数が分数なので
 前半の出来を考慮せずにその評価は控えますが、素晴らしい試合でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

B三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(6/6/97)
 それぞれKO級の打撃を放ち挨拶代り。

 三沢が場外タイガー・ドライバーを放てば
 川田も腕へのサブミッションでエルボー封じに動いて、
 明確に一つ一つシーンを作れていますね。

 切り返して相手がダウンした後の
 見せ方、間によってMAXシーンばかりの構成を上手く繋げています。。
 観る側の感覚への作用という点では
 多用しすぎてもう少し調整してもという印象もあります。

 一方で強烈な技ありきだけでもなく、
 技をかけようとしてかけられず崩れるなんていう
 疲弊感の見せ方も含めて死力を尽くす攻防に仕上げています。
 両者の受け表現も冴えていて素晴らしかった。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.小橋健太(10/21/97)
 凡人の小橋が三沢に追いつき
 同じ立場に立った今全力でぶつかる。
 三沢vs.小橋を要約するならこうなるでしょう。
 さてこの試合ですが三沢vs.小橋を悪く読み解いてしまったように思えます。 
 今は同格、ついでにベビー、ヒールに分けるなら
 ベビー対ベビーな訳ですから元々リングで表現できるドラマ性に欠けるんですね。
 それにもかかわらずこの試合は
 戦法(例えば一極攻めなど)や工夫も小細工だと言う様に
 押せ押せで場外ダイブや過激な投げがの打ち合いに終始してしまった。
 結果、技が先走りして表現力に乏しいですし、
 また20分をいかずして技切れしているので単調に見える一面も生まれました。
 只つまらないで切り捨てられるかと言ったらそれも否。
 元々全力ファイトの四天王プロレスの中でも
 特別全力ファイトと言うに値するだけのエネルギーが詰められた故か変質を起こし
 見る者の心を圧倒的な質量で殴りつけるのではなく
 内からじくじくとえぐるようなそれになっているんですね。
 このサムシングは欠点を補うには十分。
 ぎりぎり名勝負です。
 (執筆日:1/1/09)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@CC1回戦:三沢光晴vs.川田利明(30分時間切れ)(3/30/97)
A世界タッグ王座戦:田上明、川田利明(ch)vs.ジョニー・エース、小橋健太(新チャンピオン!)(5/27/97)
B三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(6/6/97)
C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.小橋健太(10/21/97)