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全日本プロレス:Best of AJPW 1996の分析


名勝負 CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(3/31/96)

世界タッグ王座戦:三沢光晴、秋山準(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、ジョニー・エース(6/7/96)
好勝負 ゲイリー・オルブライト、ジョニー・エース、川田利明vs.秋山準、小橋健太、三沢光晴(4/20/96)

CC決勝:スティーブ・ウィリアムスvs.田上明(4/20/96)

@CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(3/31/96)
 三沢がフライング・エルボーに
 不意を突いたジャーマン、エルボー・スイシーダ、と美しい伸びやかな動き。
 
 動かれたら小橋劣性ということを
 端的に強く印象付けていますね。

 小橋も執拗なヘッド・ロックに腹/腰攻めで
 明確な展開付でストーリーを奏でます。

 三沢も小橋の攻撃性を引き出していく
 素晴らしい受けっぷりでしたね。

 小橋の攻め比率が異常に高いにも関わらず
 均衡感があり、目が離せない攻防になっています。

 緩急利かせつつ、スポットは最大値、
 2人の関係性も感じさせる期待通りのクライマックス。
 惜しむらくはフィニッシャーが
 ダイビング・ネック・ブリーカー・ドロップというのが
 やや納得感に欠ける点くらいか。 
 
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

Aゲイリー・オルブライト、ジョニー・エース、川田利明vs.秋山準、小橋健太、三沢光晴(4/20/96)
 何もタイトルはかかっていませんが、
 6人全員が自分と今向かい合っている相手とは
 どのような攻防が自分らしくベストかを考えつくしている。

 全体の流れの中で流しがちなトリオの中で(それも悪くはない)
 しっかりと目の前の攻防に全力を尽くしたのは好感が持てる。

 充実した一戦で思わぬ掘り出し物です。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20) 

BCC決勝:スティーブ・ウィリアムスvs.田上明(4/20/96)
 外人ウィリアムスと大技の方に
 起点を置きながら大きく攻防できるのは田上ならでは。

 田上がエプロンでタックルを食らい
 柵まで吹っ飛ぶも気合で耐えてリングに戻ってくるシーンは様になっていましたね。

 ビッグ・マン対決として迫力を生み出しつつ、
 ロープ・ワークも多用するのでテンポも良い。

 少し一進一退を律儀にやりすぎで
 両者のここぞのスポットに対して
 もう少し受け手が引いて受ければ
 よりスケール感が増したでしょうね。

 予想以上に充実した内容に仕上がっており、
 CC決勝としてまったくケチのつけようがなかった。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

C世界タッグ王座戦:三沢光晴、秋山準(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、ジョニー・エース(6/7/96)
 (少しカット)
 ウィリアムスと秋山が素晴らしいライバル関係にあります。
 秋山はアマレス・テクニックと小気味良い勢いを見せ、
 ウィリアムスは投げの見せ方などが上手いため、ごつくでかく強く見えます。
 秋山=ウィリアムスと秋山<ウィリアムスが同時に成り立っている。
 タッグ内では三沢>秋山、ウィリアムス>エースで
 三沢とウィリアムスは等号のつかない<>関係にある。
 エースも関係性の外にいながら基準点として価値を見出している。
 この決して1つに固定しない構図で絡まりあった4人が1つの系として存在しています。
 それ故初っ端で控えのウィリアムスが三沢の不意をつき
 タイガー・スープレックスを決めるハイ・スポットがあっても
 ベース・ラインにそのエネルギーは吸収される。
 攻防はハーモニーを奏でているし、カット・ワークは完璧。
 クライマックスも三沢、秋山が殺人バック・ドロップなどの危険な投げを食らうものの
 場外エスケープを使って生き延び逆転する様は素晴らしい物があります。
 投げの上位に頭部から落ちる投げをセットしているのと、
 フィニッシュが技の連発押し、という単純な物だったのが数少ない残念な部分かな。
 文句なしに名勝負。
 (執筆日:4/?/10)

DRWTL公式戦:三沢光晴、秋山準vs.小橋健太、ザ・パトリオット(11/22/96)
 (放送日は11/24/96)
 三沢、秋山は未勝利、小橋、パトリオットは全勝中という
 それぞれ天国と地獄の戦績を背負っての好カード。

 小橋は2人と因縁深く火花を散らします。

 パトリオットはその点では敵いませんが、
 シチュエーションに求められる適切な試合運び。
 振る舞いでも分かりやすく伝えていて好感が持てますね。
 連携も良かったですよ。

 最後は秋山vs.パトリオットに絞る形ですが、
 この2人の攻防の質が良かったのもですが、
 控えの小橋と三沢も形だけの妨害ではなく
 本気で動いたからこそしっかりと熱量を生んだのが良かった。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(3/31/96)
Aゲイリー・オルブライト、ジョニー・エース、川田利明vs.秋山準、小橋健太、三沢光晴(4/20/96)
BCC決勝:スティーブ・ウィリアムスvs.田上明(優勝!)(4/20/96)
C世界タッグ王座戦:三沢光晴、秋山準(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス、ジョニー・エース(6/7/96)
DRWTL公式戦:三沢光晴、秋山準vs.小橋健太、ザ・パトリオット(11/22/96)