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全日本プロレス:Best of AJPW 1995 part.2の分析


名勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/24/95)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(9/10/95)
好勝負 RWTL決勝:小橋健太、三沢光晴vs.田上明、川田利明(12/9/95)

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/24/95)
 川田が三沢の返しを許さず、顔面にパンチ。
 間を置きたい三沢に場外でパワー・ボム、と序盤から厳しい攻め。
 
 お互いダウンして相手の攻めを立てつつ
 気持ちで奮い立って反撃して、と
 そこの使い分けが上手くいっていますね。
 カバーする前の余韻も良好。

 その中でも三沢の投げの使いどころが素晴らしく、
 それに対する川田の受け表現も冴えわたっていました。

 力尽きる一歩手前の攻防感が十分に伝わり、
 この数え歌の中でも三本指に入る出来でした。

 歴史的な名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

A三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(9/10/95)
 膝に負傷を抱える三沢が田上の仕掛けを切り替えし、
 エルボー・スイシーダ、タイガー・ドライバーと速攻狙い。
 いつにない焦る姿にドラマ性を感じさせていますね。

 田上がプランチャかわし膝攻め。
 自身の魅力であるスケール感のある攻めが出来ていますね。
 
 激しいスポットも目立ちますが、
 田上がマットを剥いで断崖式を狙うも
 三沢が抵抗して逃れて終わる、という
 身体負荷に依存しない表現的な見せ場も十分にあります。
 
 そして最後の三沢のエルボー。
 田上の素晴らしい受け身もあり最高に説得力がありましたね。

 ぎりぎり名勝負。 
 (執筆日:5/?/20)

B川田利明vs.ゲイリー・オルブライト(10/25/95)
 全日本vsUインターの構図。
 ゲイリーがバックを取り、オーバーヘッド・キックをかわした後
 すぐにバックを再び取りにいったのは良いですね。
 ここで引いて間を置いたらゲイリーも全日調になってしまっていた。
 また川田のハードな蹴りに対しても
 良い調整を利かしたダウン表現を取っていて
 彼の経歴・能力をしっかりと発揮しています。
 アマレス・テクニックを反撃の切り口にしているのでスタイルの違いも明瞭ですね。
 川田も容赦なさを常に保ち素晴らしいお仕事。
 ただ試合全体の中での発展性に欠けるところもありました。
 投げや一極攻めの位置づけで対応できなかったか。
 バック・ドロップは比較的良く位置づけられていたんですからね。
 中々良い試合。
 (執筆日:11/?/12)

CRWTL決勝:小橋健太、三沢光晴vs.田上明、川田利明(12/9/95)
 川田が小橋に初手バック・ドロップを決め控えの三沢にもビッグ・ブーツ。
 また田上がカットと同時にのど輪落としを放ちます。

 大技を軽妙に使うのは四天王プロレスの常ですが、
 今回は変則的に使いつつ、適切に後処理が出来ていないですね。

 カットしてきた三沢に顔面蹴りでダウンさせ、
 更に場外での肩車+のど輪落としで追撃。
 小橋を完全に孤立させましたが、
 ここを無駄に腕攻めなんて安穏なことをせず
 もう少しフォールに直結する動きをしていれば
 よりダイナミックに移った気がしますね。

 タッグの枠組みから乱れつつも
 決勝らしい大技の大盤振る舞い。
 場外マット外して川田がパワー・ボム狙うも
 三沢が逃れてタイガー・ドライバー。
 これが控え同士の攻防ですからね。

 このカード、シチュエーションにしては
 期待値を下回りましたが、十分激戦と評することは出来ます。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/24/95)
A三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(9/10/95)
B川田利明vs.ゲイリー・オルブライト(10/25/95)
CRWTL決勝:小橋健太、三沢光晴(優勝!)vs.田上明、川田利明(12/9/95)