TOP日本のプロレス全日本プロレス 1990年代の大会 →Best of AJPW 1994

全日本プロレス:Best of AJPW 1994の分析


名勝負 なし
好勝負 ジャイアント馬場、小橋建太、三沢光晴vs.川田利明、田上明、渕正信(1/29/94)

スタン・ハンセン、ジャイアント馬場vs.三沢光晴、小橋健太(3/5/94)

田上明vs.小橋健太(3/27/94)

CC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/10/94)

@ジャイアント馬場、小橋建太、三沢光晴vs.川田利明、田上明、渕正信(1/29/94)
 勢いのあるアクションで
 10分しないうちから大技も飛び出します。
 
 それを経てもしっかり落とし所を見つけられるのが素晴らしいですね。

 三沢の孤立で全体の構成、枠組みをつけます。

 孤立シーンにおいては攻防数は減る訳ですが
 それでもその厳しい攻めに注目度は落ちなかったですね。

 馬場が年齢で扱いづらい存在になりかかっていますが、
 トリオ・シーン作りと繋げて十分なフォロー。

 渕も悪くない動きで、
 後は四天王が最高の攻防で引っ張るだけです。

 メルツァーの5つ星というのは言い過ぎですが、素晴らしい40分試合でした。
 
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

Aスタン・ハンセン、ジャイアント馬場vs.三沢光晴、小橋健太(3/5/94)
 馬場は全盛期をとっくに過ぎているのでのっさりしていますが
 それを怪物の動きに昇華させるべく含みのある表情で演技している。
 三沢、小橋も後追いをせずその演技を完結させるに任せている。
 また構築上は馬場のためだが、戦いとしてはタッグにその理由付けを見出している。
 ハンセンは93年ほどではないにしろ
 何回か打撃を受けて行く中での微調整が冴え渡り
 小橋との攻防はスポットも打撃の攻防も鉄板。
 三沢も馬場の攻めに対して良い受身をする。
 過剰に痛がる様を見せるのではなく、どすんと倒れて動けない苦しみを見せている。
 とはいっても馬場が制約要素なので
 ペース上長ったらしさを感じる試合ではある。
 それでも90年の全日タッグらしくタッグの見せ場を豊富に作り上げ、
 その様式と共に三沢はエースとしての役回りを、
 馬場は相手を倒しまくって場の制圧者へと変貌を遂げていく。
 それ故に三沢の馬場越えという結末は最高潮を生み出しました。
 文句なしに好勝負。

BCC公式戦:田上明vs.小橋健太(3/24/94)
 田上に攻めを切られつつも
 小橋が力強い攻めを弱めないので盛り上がりましたね。

 場外マットを剥いでのDDTから首攻め。
 
 場外スポットを定期的に挟みつつ
 まずはお互いの攻めを立てて個の関係性を築いていきました。

 一進一退のバランス感はそれぞれが成熟した1994年なので高いレベルを保っています。

 小橋の緩急、田上の受けの調整で見応えがあったものの
 30分試合故のフラット感は少しあり、今一歩物足りなさも残りました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/21)

C田上明vs.小橋健太(3/27/94)
 (途中から)
 田上が優勢を保ってリード。
 攻めの空間の動かし方、受けの技能ともに素晴らしく、中々ないコンディションですね。

 小橋も観客との一体感の作り方が中盤から冴えわたっています。

 一進一退。
 技を食らった後、耐えての反撃が利いていますし、
 消耗感の演技がかなり上手くて
 そこから放たれる一発一発に重みがあります。
 カバーを返された時の悔しそうな表情も最高に伝わってくるものがありましたね。

 この試合はフルで残して欲しかったですね。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

DCC公式戦:小橋建太vs.スタン・ハンセン(4/10/94)
 小橋の打撃にハンセンも良い受け身。
 場外という場をうまく使って広げていますね。

 ヒートすると両者掴みかかって頭突き。
 小橋がこの数え歌を通してハンセンににじり寄ってきていることを実感させるシーンです。

 それぞれ細かな技にも大きく受け身を取ったりフォローしながら
 面白い攻防の広げ方うぃ見せます。

 テーブルや場外パワー・ボムなど
 過激スポットもとスキルと組み合わさった上であり、
 立体的なものへの意識も素晴らしかった。

 小橋が遂にハンセン超えするに値する内容でしたね。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/?/25)