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全日本プロレス:Triple Crown Championship 1993の分析


名勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(2/28/93)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
好勝負 三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/29/93)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス(9/3/93)

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(2/28/93)
 小気味良い攻防を挟みながら
 田上へのダメージ値を低めに設定する事で
 田上のタフさを強調、巨人としてスケール・アップする事に見事成功されています。
 幾つか細かい部分で改善点は見られるものの
 そんな事がどうでも良くなるほど完成度が高いです。
 偏執的な部分もないですしね。
 シングルで田上がこれ以上輝く姿を想像できませんよ。
 それ程素晴らしい試合でした。
 文句なしに名勝負。
 (執筆日:6/?/08)

A三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
 三沢が日本人/ガイジンの差の壁を容易に乗り越えるえぐい打撃。
 ハンセンが思わず劣勢に追い込まれる展開です。
 強烈な印象を与える技や一極攻めを使って反撃を試みます。
 腕攻めが実ってようやく形勢逆転。
 今度は三沢が苦しい戦況。
 エルボーを打つも腕の痛みから動きが止まってしまい流れを切られます。
 ハンセンは自分のスタイルを維持しつつ
 上手いバランスで腕攻めを織り交ぜていますね。
 三沢が絶体絶命の中スポットでも逆転できず
 レスリングによる急場凌ぎで耐え凌ぐのは
 繊細でありながらドラマチックな見せ方でした。
 最後は全てをひっくり返すエルボーでフィニッシュ。
 川田、小橋とは違う三沢ならではの格好良さを武器に
 93年のハンセンとはまった見事な内容。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:1/?/13)

B三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/29/93)
 控えめに抑えつつ痛みはしっかり伝わってきます。

 川田が腕攻めへ。
 三沢の抵抗が物足りず一方的ですが、
 空間の上下組み合わせ方が上手いですね。

 三沢が蹴りを連打して反撃。
 エルボー意外で反撃したのは良く、緊張感を持たせた反面、
 その後のエルボー解禁が中途半端だったのは勿体なかった。

 川田のコントロールへの執着も良いですが、
 上記含めてもう少しメリハリつけるとより輝く試合でしたね。

 三沢のガードしてのカウンター・エルボーなど
 攻め手/受け手の息と気迫の噛み合った見事な絵の数々で終盤も実に見応えがありました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス(9/3/93)
 それぞれ見得を切りながら打撃を放つことが出来ており、
 相手のハードな打撃にも良い受け身で応じています。

 細かなディティールの伴った削り合いで見応えがありますね。

 相互にスポットも出して
 お互いの価値を尊重し、高め合っていきました。

 序盤から確固とした関係性が築かれていましたが、
 終盤までそのレベルは落ちず四天王プロレス気質で
 全力を尽くした完全燃焼試合です。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/22)

D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(10/23/93)
 三沢はなんとなしにエルボーを放ち、
 ハンセンもワン・オブ・ゼムとしてただ食らう。

 何もスケール・アップさせず、
 ただ時間を費やすだけでそこには受けの概念がありません。

 びっくりする程どうでも良いグラウンドですね。

 グラウンドから技の攻防に移っても無味乾燥な攻防。

 場外パワー・ボムが出ても切り替わらず、
 最後のフィニッシュもチョイス、決まり方まで微妙。

 三冠王座戦の歴史の中でもワースト候補の内容では。
 欠場レベルの怪我を抱えているのではないか、と疑うレベルでした。

 悪い試合。
 (執筆日:5/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.田上明(2/28/93)
A三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
B三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.川田利明(7/29/93)
C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スティーブ・ウィリアムス(9/3/93)
D三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(10/23/93)