TOP日本のプロレス全日本プロレス 1990年代の大会 →Best of AJPW 1993

全日本プロレス:Best of AJPW 1993の分析


名勝負 三沢光晴、小橋健太、秋山準vs.川田利明、田上明、小川良成(7/2/93)
好勝負 #1コンテンダーズ・マッチ:スティーブ・ウィリアムスvs.小橋健太(8/31/93)

サバイバル・タッグ・マッチ:三沢光晴、小橋健太、菊地毅、秋山準vs.川田利明、田上明、渕正信、小川良成(7/28/93)

小橋健太vs.川田利明(10/23/93)

RWTL戦:川田利明、田上明vs.スティーブ・ウィリアムス、ビッグ・ブーバー(12/1/93)

@三沢光晴、小橋健太、秋山準vs.川田利明、田上明、小川良成(7/2/93)
 それぞれ気持ちのままにぶつかり、
 早い段階からの控えが入っての大技も一気に盛り上げている。
 小川は三沢に?み付き、秋山は菊地ばりに気持ちを見せて川田に向かっていく。
 残り4人、四天王の関係性はいつもの四天王プロレスと同じ。
 つまるところ四天王プロレスを6人に拡張した形です。
 タッグ要素や試合におけるダイナミズムな構成も弱いですが
 それでも十分なほど濃厚すぎるシングル対決が揃っている。
 様式が壊れそうなほど個々のドラマが爆発した状態でフィニッシュ。
 この試合はWrestling Observerで5スター・マッチとなっていますね。
 文句なしに名勝負。
 (執筆日:1/?/13)

Aサバイバル・タッグ・マッチ:三沢光晴、小橋健太、菊地毅、秋山準vs.川田利明、田上明、渕正信、小川良成(7/28/93)
 (タッグ形式。脱落すると試合外の控えが加わる。試合外の控えがいない状態でフォールを取られると決着)
 菊地、秋山vs.小川、渕で試合開始。
 小川と菊池が先発としてリズムを作ります。
 菊池の情熱的な攻めと渕の鬼軍曹としての厳しい対応がはまりました。
 格としてオープニングに配置されるのは理解できるが
 彼らがもたらすドラマは四天王に混ぜ込んでも面白かったでしょうね。
 秋山、小川は悪くないが、
 オーソドックスであることの限界を抜けれていませんでした。
 菊地が小川を丸め込み1本。

 小川に代わり田上が投入されます。
 田上がダイナミックな動きでリングの支配者としてアピール。
 ここで菊地が破れ、小橋に代わります。
 ただ上記で述べたように秋山を落として
 小橋、菊地による根性の激熱タッグにしても面白かったでしょうね。
 秋山はここに入るには無個性です。
 渕と田上は位置づけがやや混同していたのが勿体無かった。
 秋山が渕を丸め込んでカウント3。
 渕の代わりに川田が加わります。

 川田が圧倒的なドミネイト。
 田上と同じく加入時に見事な存在感を見せ付けましたね。
 ただこの小橋、秋山vs.川田、田上ではスピード感の失速が目立ちました。
 力の差のあるカードなのにドラマが不十分だからですね。
 小橋はラリアットを使ったりと
 変化を始めている頃だったのも上手く機能しなかった。
 川田が秋山を落とし、三沢が加入。

 最後は三沢、小橋vs.川田、田上の四天王対決です。
 三沢の川田に対する受身が素晴らしいですね。
 派手にやられながら自分の体の動きをコントロールしています。
 華麗な身のこなしからの攻めも鋭く快感。
 小橋も川田の踏み台になるかと思いきや、
 簡単には引かずホットな張り合いを見せました。
 徐々に4人のカラーが上手く混ざり合い
 四天王対決としてまとまっていきました。
 素晴らしい攻防。
 中盤カードの繋ぎが弱い部分があり
 100%の支持で54分の激戦とは言いきれない内容だが
 最初と最後のカードは一級品の輝きを見せています。
 文句なしにぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/13)

B#1コンテンダーズ・マッチ:スティーブ・ウィリアムスvs.小橋健太(8/31/93)
 ウィリアムスがスパイン・バスター。
 この仕掛けならもう少し小橋が予期せぬ一発で
 追い込まれる様子を表現したかったですね。
 少し不器用。

 小橋がジャーマンに場外へのダイビング・ラリアットで反撃。
 これにはウィリアムスが良いダメージ表現を見せます。
 顔芸も使って耐え姿を見せて反撃の流れを上手く作りました。
 最強であるはずのガイジンが
 こういう見せ方をするのは四天王時代の先触れを感じさせますね。

 小橋も今度は良い流れで受けを貯めて爆発させ、
 終盤に適切につなげます。

 そして終盤は一部余剰部分はあるものの
 緩急適切に織り交ぜて伝説のフィニッシュ・シーンへ。
 高角度で説得力抜群のバック・ドロップ3連発。
 脳天から落とす、えげつない投げでしたね。
 四天王プロレスが本格的に始まった
 象徴的シーンに挙げられるフィニッシュ・シーンです。
 
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

C小橋健太vs.川田利明(10/23/93)
 この組み合わせらしい
 負の感情、攻撃性のぶつかり合いになっていますね。

 闘志をむき出しにする中で
 攻防の変化も豊かになっていますが、
 心情に寄って身体的な理が疎かになっている部分も一部感じますね。

 相手の嫌な攻撃をし合っての果てはバック・ドロップ合戦。
 歪にこの試合を印象付けるクライマックスとなっています。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

DRWTL戦:川田利明、田上明vs.スティーブ・ウィリアムス、ビッグ・ブーバー(12/1/93)
 (途中から)
 ブーバーことボス・マンの動きが良いですね。
 ガイジンとしてパワーを見せつつ
 積極的なカットや川田への脚攻めなど細かい連携が光ります。
 スティーブもゴディと組んでいる時と
 変わらないタッグ・プレイヤーとしての活躍を見せていました。
 川田は脚の痛みを引きずりながらの戦いはお手の物。
 田上も体の大きさに拘らず柔軟に自分の役目を務めている。
 安定していた分最後へのウネリが少々弱いか。
 ブーバーは体が重く受身が低いですしね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/13)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@三沢光晴、小橋健太、秋山準vs.川田利明、田上明、小川良成(7/2/93)
Aサバイバル・タッグ・マッチ:三沢光晴、小橋健太、菊地毅、秋山準vs.川田利明、田上明、渕正信、小川良成(7/28/93)
B#1コンテンダーズ・マッチ:スティーブ・ウィリアムスvs.小橋健太(8/31/93)
C小橋健太vs.川田利明(10/23/93)
DRWTL戦:川田利明、田上明vs.スティーブ・ウィリアムス、ビッグ・ブーバー(12/1/93)