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全日本プロレス:Best of AJPW 1993 part.2の分析


名勝負 CC公式戦:川田利明VS.小橋健太(4/14/93)

三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
好勝負 CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(4/12/93)
 
CC公式戦:川田利明vs.田上明(4/12/93) 

@CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(4/12/93)
 小橋が不意を突いてジャーマンにプランチャ、柵を使ったDDT、と
 勢い良く見応えのある攻めを見せます。

 三沢もタイミング見て反撃すると流れるように連打。

 両者単独でも完成度の高い試合運び。
 細やかなところまで行き届かせ工夫を凝らしています。

 一方で終盤のハイ・スポットが弱く、
 中盤までの攻防との切り替えもう少ししたいですね。
 明確さがなく彼らの定型の模索中といった印象。

 でもそれはそれで面白みがあて
 これもエース三沢と等身大小橋の良いファイトでありました。

 ぎりぎり好勝負。

ACC公式戦:川田利明vs.田上明(4/12/93) 
 田上は相手の出方を待つと見せかけ
 追撃を放ち上手く緩急をつけていますね。

 場外技をポイントで配置して盛り上げつつも
 それに依りすぎず
 ベース・ラインでも激しく攻め合って
 時間切れありきといった印象は全く与えません。

 終盤は川田がサブミッションを使いこなし、
 終着的な攻めで最後までリードしました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

BCC公式戦:川田利明VS.小橋健太(4/14/93)
 (途中から)
 川田がコーナーに上る小橋を蹴り落とし、
 リング内へのブレーン・バスターを狙う。
 別個でも成立するスポットを一緒にして新しい形を生み出す。
 過激性ばかり話に挙がる四天王プロレスでしたが
 こういう独創性も目を見張る所がありましたね。
 特に90年代前半は顕著でした。
 川田の鮮烈な攻めと小橋の奮闘が見事にはまり細かく一進一退。
 小橋はこの年のハンセン戦でも見せたように絶妙の距離感を見せています。
 また脚攻めも面白かったですね。
 川田は投打バランス良く織り交ぜながら
 そこに脚の痛みと蹴りの拘りで緩急をつけてくる。
 どちらも見事な働きでした。
 カットがあり、CC公式戦で特に演出がないことから
 Wrestling Observerのように5スター・マッチと言うのは躊躇するけれども
 ぎりぎり名勝負、としても良いでしょう。

C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
 三沢が日本人/ガイジンの差の壁を容易に乗り越えるえぐい打撃。
 ハンセンが思わず劣勢に追い込まれる展開です。
 強烈な印象を与える技や一極攻めを使って反撃を試みます。
 腕攻めが実ってようやく形勢逆転。
 今度は三沢が苦しい戦況。
 エルボーを打つも腕の痛みから動きが止まってしまい流れを切られます。
 ハンセンは自分のスタイルを維持しつつ
 上手いバランスで腕攻めを織り交ぜていますね。
 三沢が絶体絶命の中スポットでも逆転できず
 レスリングによる急場凌ぎで耐え凌ぐのは
 繊細でありながらドラマチックな見せ方でした。
 最後は全てをひっくり返すエルボーでフィニッシュ。
 川田、小橋とは違う三沢ならではの格好良さを武器に
 93年のハンセンとはまった見事な内容。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:1/?/13)

D田上明、川田利明、小川良成vs.小橋健太、三沢光晴、菊地毅(6/3/93)
 (放送は6/27/93)
 軽妙な試合運びではありますが、
 四天王間の攻防が思ったより控え目で
 序盤はもう少し印象に残したいところ。

 中盤は菊地による鉄板の孤立シーン。
 場外テーブルへのボディ・スラムに象徴される厳しい攻めを受けつつ、
 もがいてタッチできるかどうかに着目される正統な盛り上げ。

 終盤でようやく四天王の個の攻防に着目させ、
 最後は菊地が奮闘を見せますが、
 小川が菊地でも勝つ可能性のある相手ぐらいの
 存在価値しかなかったのは悲しい。

 後一歩試合に厚みを持たせたかった。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@CC公式戦:小橋健太vs.三沢光晴(4/12/93)
ACC公式戦:川田利明vs.田上明(30分時間切れ)(4/12/93)
BCC公式戦:川田利明VS.小橋健太(4/14/93)
C三冠王座戦:三沢光晴(ch)vs.スタン・ハンセン(5/21/93)
D田上明、川田利明、小川良成vs.小橋健太、三沢光晴、菊地毅(6/3/93)