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全日本プロレス:AJPW Matches 1992の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@小橋健太、菊地毅vs.渕正信、小川良成(4/18/92)
 菊地が孤立役にクライマックスに、と大活躍でしたね。

 渕のサブミッション地獄の洗礼も良かったし、
 小川との同ポジションならではの
 激しい火花を散らした鬩ぎ合いも熱かったです。

 小橋もタッグ回し良く、全員が試合に貢献していました。

 新世代の勢いを感じる内容でした。

 中々良い試合。

Aオール・アジア・タッグ王座戦:小橋健太、菊地毅(ch)vs.カンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス、フィリップ・ラフォン)(10/7/92)
 (ファンカム映像)
 ライバリティで一進一退交わすも
 ムーブ先走って個の位置づけが弱いですね。

 菊地の孤立もポテンシャルを考えるとまだまだ。

 とはいえパワフルなムーブがカンナムに出始めると盛り上がり、
 終盤では連携が入り混じって先進的な攻防に発展するので、
 最後のイメージで一気に押し上げた感がある。

 中々良い試合。

B創立20周年記念特別試合:ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、ドリー・ファンクJr.vs.ジャンボ鶴田、アンドレ・ザ・ジャイアント、テリー・ゴディ(10/21/92)
 それぞれ向かい合うシーンに価値があり、
 20年の歴史の重みを感じさせる一方で、
 向かい合った後のアクションは大変に厳しい。

 一線級のプロレスを作れるのがゴディ、鶴田、ハンセンの半分だけですからね。
 
 その中でゴディの働きがベスト。
 ヒール戦略によりセコンド・アシストの役回りを動けないアンドレに与え、
 ドリーに譲ってセコンドに下がった馬場にも見せ場を与えました。
 それにより試合にストーリーが通った形でフィニッシュ。
 随分イメージを改善することができました。

 平均より少し上。

CRWTL公式戦:三沢光晴、川田利明vs.ジャイアント馬場、小橋健太(11/27/92)
 (放送日は11/29/92)
 四天王に馬場が入ってどうなるか。
 
 四天王間が細かな攻防から激しく一進一退を行うので、
 馬場のまったりしたシーンと緩急はついていますね。

 また馬場の大きさを攻め手/受け手共に適切に表現できています。

 一方で少し対馬場の為に
 小さくタッグの枠に収まっている感も否めない。

 終盤も馬場に無理をさせられないので小橋が受け役になっています。
 小橋のアンダードッグ性を考えれば
 それは別に悪い選択ではないですが、制約にはなっている。

 中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@小橋健太、菊地毅vs.渕正信、小川良成(4/18/92)
Aオール・アジア・タッグ王座戦:小橋健太、菊地毅(ch)vs.カンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス、フィリップ・ラフォン)(10/7/92)
B創立20周年記念特別試合:ジャイアント馬場、スタン・ハンセン、ドリー・ファンクJr.vs.ジャンボ鶴田、アンドレ・ザ・ジャイアント、テリー・ゴディ(10/21/92)
CRWTL公式戦:三沢光晴、川田利明vs.ジャイアント馬場、小橋健太(11/27/92)