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全日本プロレス:Best of AJPW 1992の分析


名勝負 田上明、ジャンボ鶴田、渕正信vs.小橋健太、三沢光晴、川田利明(5/22/92)

アジア・タッグ王座戦:ダグ・ファーナス、ダン・クロファット(ch)vs.小橋健太、菊地毅(5/25/92)

世界タッグ王座戦:田上明、ジャンボ鶴田(ch)vs.小橋健太、三沢光晴(6/5/92)
好勝負 川田利明、菊地毅vs.カンナム・エクスプレス(2/22/92)

@川田利明、菊地毅vs.カンナム・エクスプレス(2/22/92)
 いきなり菊地をボディ・リフトで場外に投げ落とし、
 川田も場外でのタイガー・ドライバー。
 カンナムらしい滅茶苦茶なスタートですね。
 しかしそれでも試合は成立している。
 川田が死にそうなダメージ表現を見せていますし、
 カンナムがテンポ良く追い込み、今にも決めてやる感を維持しています。
 何とかタッチし交代した菊地も人でない物であるかのように荒っぽく扱い、
 菊地のアンダードッグっぷりを最大限引き出します。
 菊地が気迫の表情を見せず、
 その後も帰結への流れの作り方がほとんどなかったものの
 菊地が受け続けたダメージの総量は過去最大でしょう。
 まだこの時期は川田がトップ・スターにまではなっていないと思うのですが
 最後ストレッチ・プラムで川田が締めたりと比較的あっさりしたまとめ方だったのが惜しい。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:1/?/13)

A田上明、ジャンボ鶴田、渕正信vs.小橋健太、三沢光晴、川田利明(5/22/92)
 (途中(数分後)から映像開始)
 場外技でダウンさせて厳しく追い込む、のが
 この試合の定番パターンですね。
 定番と表現したくなる程、
 場外技がここぞのポイントで使われています。
 
 控えに対する攻撃性もこの試合の熱を大きく押し上げていましたね。

 また、それぞれこのマッチ・アップで魅せる、と決めていて
 狙い以上に印象的な攻防を数多く生んでいます。

 まだまだ勝敗に結び付かない段階と分かっていても
 目が離せない厳しい攻防が最初から続き30分。
 30分経過して強度が一層増して
 それでも尽きない最高の攻防です。

 6人タッグだから負担は1/3でしょう、とは
 とても言えない激闘の中の激闘です。
 少し形を決めていて調和を崩した変化に乏しい点が伸び白か。
 
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

Bアジア・タッグ王座戦:ダグ・ファーナス、ダン・クロファット(ch)vs.小橋健太、菊地毅(5/25/92)
 溜息が出てしまいます。
 何故なんだ、って。
 いえ、試合に対して文句がある訳ではないのです。
 文字通り完璧だった。
 まず地元の菊地の孤立。
 Kエクスプレスは控えの小橋に注意を払った上で
 スタイナーズばりの迫力ある技と
 腰狙いで一貫した、えぐいまでのサブミッションで追い詰めます。
 小橋へのタッチ成功で会場は爆発。
 ここでまたKエクスプレスがどうしちゃったの、という輝きっぷり。
 アメリカ式に控えもやられてスポットを2倍増しにし、
 そしてスピード感を失うことなく観客にヒールに受け入れられて見せます。
 小橋の92,93年のスピード感も秀逸です。
 平気で工夫した攻防、素早い攻防を生み出してくる。
 菊地までその場の状況に対して
 これっぽちも淀む事なくベストの動きをして見せました。
 クライマックスのスケールの大きさは神がかっている。
 ついでに王座交代という結果もついてきます。
 パーフェクトです。
 ここで冒頭の話に戻るとこの試合、地方の宮城という事で約10分経過後からの映像しかないのです。
 いやもうこれは大きな損失ですよ。
 最初の10分を見ていないのに上限一杯つけて良いのかと迷いますが
 それでも歴史的な名勝負と言ってしまう最高の内容でした。
 (執筆日:3/?/10)

C世界タッグ王座戦:田上明、ジャンボ鶴田(ch)vs.小橋健太、三沢光晴(6/5/92)
 打撃だけで序盤火花を散らして見せます。
 技に依存せずセット・アップできたのは大きいですね。
 また三沢と鶴田は直接体を交わさなくても
 因縁を感じさせていたのはお見事です。

 小橋の脚を柵に叩き付け脚攻めで孤立させます。
 攻守逆転すると今度は田上を捕まえて脚攻め。
 
 やられたらやり返す、仕掛けられたらカウンターを叩き込む。
 シンプルな鬩ぎ合いが見応えありますね。

 中盤でのカット多用による見せ方も上手かった。

 観客の気持ちがついていく構成、攻防で
 個に依存しすぎず控えの動きも重要に位置づけられた
 タッグとして非常に完成度の高い内容でした。

 文句なしに名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@川田利明、菊地毅vs.カンナム・エクスプレス(2/22/92)
A田上明、ジャンボ鶴田、渕正信vs.小橋健太、三沢光晴、川田利明(5/22/92)
Bアジア・タッグ王座戦:ダグ・ファーナス、ダン・クロファット(ch)vs.小橋健太、菊地毅(5/25/92)
C世界タッグ王座戦:田上明、ジャンボ鶴田(ch)vs.小橋健太、三沢光晴(6/5/92)