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全日本プロレス:Best of 1989の分析


名勝負 三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(全日本プロレス 6/5/89)
好勝負 世界タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、谷津嘉章(ch)vs.天龍源一郎、川田利明(2/23/89)

Jr.ヘビー級王座戦:渕正信(ch)vs.百田光雄(3/29/89)

カンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット)vs.小橋健太、ジョー・マレンコ(10/11/89)

@世界タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、谷津嘉章(ch)vs.天龍源一郎、川田利明(2/23/89)
 序盤から合体技、大技が飛び出る熱のある戦いです。
 天龍vs.鶴田のトップ対決でこの試合も盛り上がるのだろうかと思いきや
 それよりも川田vs.鶴田が熱かったですね。
 川田が勢いだけでなく効果的な組み合わせの攻めで鶴田と対抗しています。
 天龍は控えに回り、荒々しいカットで火種を加えました。
 谷津はやれることが限られている印象はありましたが
 打撃はえぐく川田への脚攻めもまずまずでしたね。
 ぎりぎり好勝負。

AJr.ヘビー級王座戦:渕正信(ch)vs.百田光雄(3/29/89)
 百田が不意打ちからクロス・ボディにトペ。
 渕が安定の受けで百田の攻めを引き出して行きます。

 百田も人気で常に良いリアクションが観客から起きていますね。

 渕はスタンド/グラウンド交えながら腕攻め。
 百田は不恰好ながら攻める姿勢を失わず
 的確ながら地味な渕と上手く欠点を補い合っている。

 フィニッシュが弱いが、まさしく良い試合、が似合う内容。
 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:1/?/12)

B三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(全日本プロレス 6/5/89)
 器の大きな構え。
 首攻めで一貫した強力な攻め。
 圧倒的な観客の支持。
 この三拍子が揃った絶頂期の鶴田という壁に、
 天龍が一歩ずつ確認を起きながら階段を上っていく内容。
 三沢−鶴田に似ていますね。
 こういうどこか負けるために戦っている部分やノー・サイドの風が、
 演出とは違う形で生み出てきて
 遺恨、格差と打ちけし合わずに多層に存在しえる、
 リアリズムがあるのはアメリカでは中々出来ない、日本ならではの物ですね。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:2/?/10)

Cカンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット)vs.小橋健太、ジョー・マレンコ(10/11/89)
 ジョーは蹴りもサブミッションも使えて万能ですね。
 小橋は気の強さを見せ、
 唾を吐きかけるクロファットと激しい攻防を見せています。
 特に小橋がまだキャリアが短いがゆえにアイディア豊富で
 カンナムのレパートリー豊富な技と親和性が高かったですね。
 ファーナスは序盤でツームストンを意味なく打ったりしますが
 何をするかと観客に思わせるのが上手く、
 単なる大技押しの選手ではないことを見せています。 
 エンターテイメントとしては最高峰ですが
 試合としては、特に日本の試合としては
 シリアスさ、リアリティーが弱いかもしれませんね。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/12)

DRWTL公式戦:天龍源一郎、スタン・ハンセンvs.ジャイアント馬場、ラッシャー木村(11/29/89)
 天龍が日本人として初めて馬場からフォールを奪ったことで有名な試合。
 
 冒頭から仕掛けがあり、天龍が入場中の馬場に不意打ちトぺ。
 これが水落に入り?馬場がKOとなります。
 
 そのため木村が一人で奮闘。
 コミュニケーションが下手でブサイクな試合運びですが、
 天龍、ハンセンが攻め合いに応じると共に
 微妙な調整を入れているので悪くなかった。

 馬場がようやく復活。
 木村が流血しながらもタッチ成功となりますが、
 木村はこれで力尽きて場外ダウン。何故?

 馬場が一人で暴れまわりますが、この時既に51歳。
 絵にはなっているものの
 それだけで通そうとするには限度があって
 そのために受け手は我慢して譲歩していますね。

 時々場外でうずくまる木村を含めて
 画面に収めたりとカメラワークの演出も良いんですけどね。

 神格化させた馬場からの禅譲が幾ら何でも遅すぎた感がある。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:5/?/20)


注目試合の詳細

なし

試合結果

@世界タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、谷津嘉章(ch)vs.天龍源一郎、川田利明(2/23/89)
AJr.ヘビー級王座戦:渕正信(ch)vs.百田光雄(3/29/89)
B三冠王座戦:ジャンボ鶴田(ch)vs.天龍源一郎(新チャンピオン!)(全日本プロレス 6/5/89)
Cカンナム・エクスプレス(ダグ・ファーナス、ダニー・クロファット)vs.小橋健太、ジョー・マレンコ(10/11/89)
DRWTL公式戦:天龍源一郎、スタン・ハンセンvs.ジャイアント馬場、ラッシャー木村(11/29/89)