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全日本プロレス:Best of AJPW 1986の分析


名勝負 インターナショナル・タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、天龍源一郎(ch)vs.長州力、谷津嘉章(1/28/86)
好勝負 NWAインターナショナル・タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、天龍源一郎(ch)vs.長州力、谷津嘉章(2/5/86)

天龍源一郎vs.谷津嘉章(3/13/86)

@インターナショナル・タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、天龍源一郎(ch)vs.長州力、谷津嘉章(1/28/86)
 全日本プロレスとジャパン・プロレスとの対抗戦。
 打撃の打ち方が素晴らしく、
 不穏感、緊張感がありますね。

 その空気にのって長州、谷津が
 ドゥームズデイの強烈な連携技を
 序盤から惜しみなく披露。

 スケールの大きな鶴田がリベンジの機運を作って、と
 がつがつした攻め合いで盛り上げます。

 反撃したからといって
 それで必ずしも形勢がひっくり返るとは限らないというのが
 安易なスポット先行とせず、雰囲気を維持します。

 控えも積極的に参加し
 対抗戦ならではの無茶苦茶な熱量の高い試合です。

 終盤も鶴田が物凄いラリアットを放ったり、
 天龍がサソリ固めをカットする為に放ったラリアットが
 自ら場外に転落しかける程の勢いだったりと
 点だけで見ても飛び切りのスポットが勢ぞろいとなっています。

 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:8/?/20)

ANWAインターナショナル・タッグ王座戦:ジャンボ鶴田、天龍源一郎(ch)vs.長州力、谷津嘉章(2/5/86)
 谷津が鶴田に奇襲を仕掛け、
 場外でのスパイク・パイル・ドライバー。

 前回示した可能性が爆発しましたね。

 理想的にエスカレートしていき、
 それと共にお互いのヒートも高くなっていきます。

 長州が腹を負傷している設定も仕掛けとして活きていましたね。

 白熱した攻防の中に、それで決まり得る理由付けも明確。
 前回に続き素晴らしい内容でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

BNWAインターナショナル・タッグ王座戦:長州力、谷津嘉章(ch)vs.ジャンボ鶴田、天龍源一郎(3/4/86)
 序盤は抑えつつも硬質な手応えがあります。
 その上で真打ちの鶴田vs.長州。
 
 長州のラリアットを受けつつも場外に逃れ、
 むしろ先に主導権を取った鶴田。
 
 それぞれタッグとして動いて攻防を凌いだり有利に運んだりしていて見所多いですね。

 それを考慮すると終盤へのうねりは少し物足りないか。
 時代性もありますけどね。
 
 また、ちゃんとフィニッシャーで盛り上げているとはいえ
 最後は分かりやすすぎる両リン決着で抗争継続。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/25)

C長州力vs.タイガーマスクU(3/13/86)
 新日vs.全日。

 グラウンドはじっくり見せつつ、
 長州のさそり固め狙いをポイントで入れ込みます。
 タイガー・マスクは体格で劣りつつも
 一線以下に下がらずヒーローとして求められる偶像を演じきりましたね。

 良い感じにそれぞれのエゴがぶつかりあいました。
 比較的単純な構図なのでトップ・マッチにはならずとも中々良い試合。
 (執筆日:1/?/12)

D天龍源一郎vs.谷津嘉章(3/13/86)
 (開始直後一部カット)
 AJPW vs. JWPの6対6対抗戦と銘打たれた興行のメイン・イベント。
 引き分けがあったことでこの勝敗が対抗戦の勝敗に直結するシチュエーションです。

 谷津が良い表情で厳しい腹攻め。
 大技の積極的な出し方も良くタッグ時と同じ躍動を見せます。
 谷津が大きく見えますね。

 天龍は場外テーブルの上でパイル・ドライバーを決める等
 タフさを活かしながらポイントを押さえて反撃。
 
 とはいえ手数に差をつけすぎかな、とも思いましたが、
 最後のクライマックスで帳尻合わせてきたのは流石。

 谷津のシングル・ベストでしょう。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)