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全日本プロレス:Best of AJPW 1986 part.2の分析


名勝負
好勝負 デス・マッチ:長州力vs.キラー・カーン(7/31/86)

天龍源一郎vs.長州力(9/3/86)

インターナショナル王座戦:スタン・ハンセン(ch)vs.ジャンボ鶴田(10/21/86)

NWAインターナショナル・タッグ王座戦:長州力、谷津嘉章(ch)vs.ジャンボ鶴田、天龍源一郎(10/27/86)

@デス・マッチ:長州力vs.キラー・カーン(7/31/86)
 カーンが攻撃的な打撃を放ち、
 得意技の見せ方も上手いので、
 ガイジンとしての脅威性をしっかり確立している。
 
 こういう相手とハイ・テンションでぶつかるには
 長州も良いポテンシャルを見せますね。

 長州が鉄柱にぶつけるとカーンが稀に見る大流血。

 血まみれのカーンがビッグ・ブーツ、ダイビング・ニーで
 猛反撃、追い込みをかけるシーンは凄味を感じましたね。

 長州が華々しく、最後のフィニッシュ・シーンをまとめ、
 デス・マッチと名乗るにふさわしい内容に仕上がっています。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

A天龍源一郎vs.長州力(9/3/86)
 長州がいきなり不意打ちバック・ドロップ。
 積極的に仕掛けていきます。

 天龍の対処の仕方も良く、
 攻防が上手く展開されていますね。
 天龍は良く長州を理解している。

 何気ないグラウンドも手に汗握るものとなっていて
 観客のボルテージを高めています。

 エプロン・スポットで初戦と同じく
 天龍がまたもリングアウトかと思わせ、
 そこから変化しつつも結局、
 長州が天龍をレフェリーの制止を聞かずに殴り付ける、という
 昭和らしいウィーク・フィニッシュ。
 そこが今となっては微妙ですが、中身は充実している。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:1/?/12)

Bインターナショナル王座戦:スタン・ハンセン(ch)vs.ジャンボ鶴田(10/21/86)
 ラフに軽い場外戦を交えながらスタート。
 ハンセンはテンポの切り替えが良いですね。

 鶴田が思わぬ大流血に追いやられ
 明確なピンチのシチュエーションに観客の熱も高まります。

 ハンセンがこのままドミネイトかと思いきやハンセンも流血。

 場外を要所に入れた構成で
 それは構築論的に素晴らしいのもありますが、
 当時は不透明決着の存在が身近ですからね。

 その上で両者流血という要素もあるので、
 この試合もそうなるんじゃないか、というのも含めたハラハラ感があります。

 目まぐるしい攻防で最後まで目が離せず素晴らしい攻防でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

CNWAインターナショナル・タッグ王座戦:長州力、谷津嘉章(ch)vs.ジャンボ鶴田、天龍源一郎(10/27/86)
 長州と鶴田は瞬間的にトップ・ヒートまで高めますね。
 ロープワークによる緩急も良い。

 パートナーもそのスタイルの売りをよく分かっていて補佐。

 孤立シーン時も流しではなく、
 部位攻撃やパワフルな光景で見応えあり。

 個のヒートが光りつつも
 要所で合体技等それぞれの介入も適切で盛り上がりましたね。

 最後はカオスになってリング・アウト決着ですが、前回よりは満足感高い。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

DRWTL公式戦:長州力、谷津嘉章vs.ジャンボ鶴田、天龍源一郎(12/6/86)
 RWTLなので王座戦よりはじっくり目な展開。

 それでも他の公式戦とは違うのがこのカード。

 セコンドのカットや
 攻撃的な打撃でライバリティを描きます。

 いつもよりも爆発させず
 時間をかけて内容を充実させていきましたね。
 ただこのカードならではの特別な躍動感をもう少し見たかったか。

 終盤は天龍が流血してギアが入るも
 そのタイミングもちょっと早かった印象。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:8/?/25)