全日本プロレス:Best of 1983の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | AWA世界王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジャンボ鶴田(7/13/83) RWTL公式戦:ブルーザー・ブロディ、スタン・ハンセンvs.天龍源一郎、ジャンボ鶴田(12/12/83) |
@ロディ・パイパー、ディック・スレーターvs.阿修羅原、マイティ井上(5/19/83)
パイパーの感情の迸りが素晴らしいですね。
前振り、場外絡めた構成、
タッグならではの見せ場で序盤から魅了します。
井上の孤立も長くはないですが形になっていますね。
再びカオスに場外乱戦になるとスレーターが井上にパイル・ドライバー。
この展開は素晴らしいので、井上はもう少しダウンして欲しかったですね。
試合時間が10分程度なので仕方ないか。
その点で制約を受けた部分は少なからずあったものの素晴らしい試合。
中々良い試合でした。
(執筆日:2/?/21)
AAWA世界王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジャンボ鶴田(7/13/83)
ニックはコーナーでボディ・ブロー入れたりと
王者としての搾り取る攻めを見せます。
鶴田も道筋の見える攻めで盛り上げます。
相変わらず2人は手があってクオリティ高いですが、
4度目の挑戦という経歴も踏まえた均衡感を演出。
後半はニックがダイビング・ニー・ドロップ自爆で
脚攻めの展開を誘導して王者として流石の試合構築。
全体像を俯瞰したスポット配置、
クライマックスの演出もお見事で完成度高い。
文句なしに好勝負。
(執筆日:6/?/20)
Bインターヘビー王座戦:ブルーザー・ブロディ(ch)vs.ジャンボ鶴田(8/31/83)
ブロディに1回も勝ったことない中での再三の挑戦。
前半はオーソドックス。
ブロディに普通に渡り合っているという点で鶴田の体躯は光りますが、
基本の域を出ない試合運びで退屈さもあります。
日本人の手にこの王座が11年も渡っていない中で
期待感が高まっているのでこの内容でも熱はありますけどね。
ブロディが主導権を掴み、場外戦で鶴田を鉄柱にぶつけ、柵をぶつけると鶴田が流血。
ここから内容的にも確変。
鶴田が見得を切って観客を乗せていきます。
ブロディが流血、レフェリー気絶で
不透明決着の予感もする中で激しい攻防。
最後はピンフォール決着ではないものの
当時のパワー・バランスを考慮した絶妙のフィニッシュです。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:12/?/23)
CRWTL公式戦:ブルーザー・ブロディ、スタン・ハンセンvs.天龍源一郎、ジャンボ鶴田(12/12/83)
初っ端からテンポ良いぶつかり合い。
ブロディのスケール・アップが上手く行っており、
ハンセン、ブロディの超獣タッグの
手を付けられない感を見事に演出していっています。
優勢/劣性のバランスが硬直化して
そこの変化の伸び白は小さいものの
タッチ・ワークンの精度が高かったりしてディティールも良かった。
ホット・タッグ後の鶴田の爆発的暴れっぷりなど
80年代のトレンドもしっかり取り入れていましたね。
最後のラリアットは当たり、絵作り共に完璧で
また一段と満足度を高めてくれました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:6/?/20)
注目試合の詳細
なし試合結果
@ロディ・パイパー、ディック・スレーターvs.阿修羅原、マイティ井上(5/19/83)AAWA世界王座戦:ニック・ボックウィンクル(ch)vs.ジャンボ鶴田(DQ)(7/13/83)
BRWTL公式戦:ブルーザー・ブロディ、スタン・ハンセンvs.天龍源一郎、ジャンボ鶴田(12/12/83)