全日本プロレス:Best of 1982の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.スタン・ハンセン(2/4/82)
馬場Xハンセンの初対決。
まずは猪木がやっていたクロス・ロープ・ワークから16文を決め開始時から熱狂させます。
馬場が特徴だった腕攻めでハンセンを押さえつけ、
ハンセンはグラウンドで体力回復しながらも良い打撃無視を見せて緩急をつけます。
ハンセンのグラウンドに攻めの目的意識が無く、
馬場は3本勝負じゃないと各展開の意味合いを重くできないのが辛い所ですね。
最後は不透明決着、とても年間最高試合と呼べるクオリティではありませんが、
当時の状況を上手く利用して盛り上げており新日ばりのブックの妙であったといえます。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:8/26/10)
ACC公式戦:ジャンボ鶴田vs.天龍源一郎(4/16/82)
(前半はハイライト)
日本人離れしたスケール感を強調。
単なる技の見栄えだけでなく、その前後の余白、余韻の見せ方が上手いですね。
ただカットで見ているからそこまで気にならないものの
構成的には前半もう少し技は温存できればという気もします。
鶴田が天龍の攻めを引き出しつつコントロール。
鶴田の張り手に天龍が突っ張りで応戦し、
打撃の打ち合いで盛り上げると残る試合時間は5分。
4の字やローリング・クレイドルなど
その当時のレベル差、格の差の中で
適切に5分を消化する策は用意出来ていて、
天龍に箔をつける30分時間切れという結末になりました。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:12/?/21)
注目試合の詳細
なし試合結果
@PWF王座戦:ジャイアント馬場(ch)vs.スタン・ハンセン(ダブル・リングアウト)(2/4/82)ACC公式戦:ジャンボ鶴田vs.天龍源一郎(30分時間切れ)(4/16/82)