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全日本プロレス:Best of AJPW 1976の分析


名勝負 CC公式戦:ジャイアント馬場vs.ジャンボ鶴田(5/1/76)
好勝負 3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(3/28/76)

PWF王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ビリー・ロビンソン(7/24/76)

オープン選手権公式戦、ノーDQ:キラー・カール・コックスvs.ディック・マードック(12/9/76)

@3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(3/28/76)
 若手の鶴田をメインイベンターにすべく
 組まれた10番勝負の中の1戦ですが・・・
 もう素晴らしいですね。
 これなら十分メインを張れますよ。
 レスリング(鶴田はアマレスのオリンピック選手だったんですね)から
 両者力をアピールして試合を作っていきながら
 その合間で力の入りまくった張り手の打ち合いで
 両者の意地と意地がぶつかり合うんだから興奮させられますね。
 最後は特別ルールの場外20カウントというのを
 活かした乱闘でボルテージを一気に上げ
 ダブル・フォールという結末まで持って行くというのも
最高のフィニッシュです。
 これは文句なしに好勝負でした。
 (執筆日:?/?/09)

ACC公式戦:ジャイアント馬場vs.ジャンボ鶴田(5/1/76)
 鶴田がドロップ・キックにハイ・ニーで先制攻撃を仕掛けます。

 一方の馬場はサブミッションを食らった状態から
 担いでコーナーに持っていってブレイクしたりと
 冷静な立ち回りで鶴田の若さとの対比を上手く作り上げています。

 技の位置も絶妙で、それぞれ競い合っている印象付けが出来ていますね。
 馬場の河津落としの入れるタイミングはお見事でしたし、
 鶴田の顔面ドロップ・キックなど
 ハイ・スポットがどれもこれも
 これ以上に価値を生み出すことができないと
 思われるような使い方をされています。

 それぞれ相手のベストのタイミングで打つ技に対し
 最高の受け身を見せて応えて化学反応を起こしました。

 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:5/?/20)

BPWF王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ビリー・ロビンソン(7/24/76)
 序盤からロビンソンが技を狙いに行きます。
 勿論いきなり決まっては興がありませんから馬場がこらえるものの
 それにより70年代のリアリティーと分かりやすい面白さのある内容になっています。
 盛り上げて行き馬場が16文をヒット。
 これをカウント2で返されるもバック・ドロップに続けてまずは1本です。
 2本目は馬場が脳天チョップを中心としたファイトにチェンジ。
 これをロビンソンが嫌って脚攻め。
 確かに理は通っているし、場面転換になっているが
 ハーフ・ボストン・クラブで追いついたのはちょっと呆気ない。
 普通に脚をいためて動けなくなった所を大技で仕留めるで良い気がします。
 3本目は2本目の流れを引き継ぐと
 1本目のフィニッシュのバック・ドロップに対してロープを蹴って潰すといった
 攻防を持ってきて3本目らしい疲れの伴った激戦模様を展開しています。
 猪木のvs.ロビンソンと比べると随分劣るとはいうものの
 馬場が猪木と張り合い自分のカラーでもってロビンソンと立派な試合を作り上げました。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:10/?/11)

Cオープン選手権公式戦、ノーDQ:キラー・カール・コックスvs.ディック・マードック(12/9/76)
 試合運びはオーソドックスなプロレスの体裁を取りつつ、
 ノーDQにしただけあって拳を顔面に打ち込み合います。
 両者の、凄い試合をやってやろう、という意気込みを感じますね。

 マードックは拳だけでなく技の見せ方も良好。
 コックスは技こそ控え目ですが、
 得意の凶器攻撃を上手くつかいこなしています。

 それによりマードックが流血。
 後半はこの流血で攻防の均衡を崩していきます。
 マードックもコックスを血祭りに上げ、
 重々しい流血戦に仕上げましたね。

 最後こそレフェリーが殴られ収集つかずのノー・コンテストですが、
 前振りを置いているし、それでもやりきった感が残る。

 良い仕事してやったぜ、と2人が試合後に酒を飲みかわすシーンが思い浮かぶような一戦でしたね。
 
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:5/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3本勝負:ジャンボ鶴田vs.ラッシャー木村(ダブル・フォール)(2-2)(3/28/76)
A
BPWF王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ビリー・ロビンソン(2-1)(7/24/76)
Cオープン選手権公式戦、ノーDQ:キラー・カール・コックスvs.ディック・マードック(ノー・コンテスト)(12/9/76)