全日本プロレス:Best of AJPW 1972の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@インターナショナル・ヘビー級王座戦、3本勝負:ジャイアント馬場(ch)vs.ザ・デストロイヤー(12/19/72)
まずはじっくりとヘッド・ロック。
細かなポジショニングを見せるも
もう少し韻踏んでアクション性を高めて欲しかったですね。
ロープ・ワークに移ると馬場がカウンターのネック・ブリーカー・ドロップで一本。
72年とはいえ簡素すぎてもう少しギアを上げて
このフィニッシュを迎えたかったですね。
急展開としたかったのでしょうが、
それよりもデメリットが目立つ。
2本目は一転して早々に技使い。
今度は軽はずみな技使いに見える程で極端ですね。
デストロイヤーが4の字を決めフィニッシュ。
4の字は必殺技ですからこれで決まって良いのですが、
前段の脚攻めは簡素で4の字が決まっていた時間も短いので、
3本目開始時に馬場が起き上がれないという表現は余りに過剰。
説得力にかける、もっさりした展開で、
69年の逸品に比べるとかなりの期待外れ。
まあまあ良い試合。
(執筆日:5/?/20)