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全日本プロレス:Best of AJPW 2020 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 三冠王座戦:諏訪魔(ch)vs.ゼウス(10/17/20)

世界最強タッグ公式戦:石川修司、諏訪魔vs.芦野祥太郎、羆嵐(11/18/20)

@三冠王座戦:諏訪魔(ch)vs.ゼウス(10/17/20)
 様式美を生みながら力の実感もある立ち上がり。

 諏訪魔は延髄切りにDDTを放って主導権を掴む。
 いつもと違う試合への切り込み方ですね。
 このキャリアで新しい挑戦をするとは驚きだし、
 それも良い方向に作用している。

 地元出身のゼウスを応援する観客に対し、
 刺々しく振る舞って盛り上げます。

 じっくりお互い攻め急がず、
 場合によっては間を開けて離れるもストーリーは切らない。

 ゼウスが腕攻めで丁寧な組み立てを見せます。
 パワーは控えめにしてゼウスもいつもと違う攻めを見せます。

 王道でありながら積み重ねを理由に停滞しない
 一歩踏み込んだ構築は素晴らしかった。

 諏訪魔は腕の痛みを攻めに反映させて深く引き込む。

 一方のゼウスはキー技のフェイス・ロックですが、
 今回は丁寧に腕攻めをしていたので、
 発展形でクロス・フェイスも併用するような工夫があればもっと良かったですね。
 それでもCC決勝より十分に機能しています。

 終盤の迫力がこのカードとしては少し物足りないものの素晴らしい試合でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:10/?/20)

A世界タッグ王座戦:石川修司、諏訪魔(ch)vs.芦野祥太郎、羆嵐(10/24/20)
 エースでなくなった芦野。
 スーパーヘビー級が跋扈する全日でオンリー・ワンでなくなった熊嵐。
 それぞれポジションを模索中ですね。

 熊嵐は間をおきながら試合を運び反撃を誘発するにしても
 間を置いている最中の見せ方はまだまだ乏しいですし、
 その上ダウンしている石川を担ごうとして持ち上げきれず、もたついたのは厳しい。
 ここの1ムーブこそが主要な存在意義ですからね。

 芦野と諏訪魔の攻防は前回より良い形を見いだせている印象。
 熊嵐も終盤の攻防になってくるとようやく存在感示せましたね。
 もう少し芦野、熊嵐がタッグ・ワークでかき回しても良かったけれども。

 平均的な良試合。

B世界最強タッグ公式戦:石川修司、諏訪魔vs.芦野祥太郎、羆嵐(11/18/20)
 試合が始まるや芦野、羆嵐が仕掛けます。
 前回より思い切って振り切っていて良いですね。

 自分の魅力を気後れすることなく出していく芦野に、
 諏訪魔が場外でドライバーを叩きこみKO。
 孤立に値する危険な技で引き込みましたね。
 ようやく諏訪魔と芦野が期待通りの密度を実現できた感があります。

 羆嵐も諏訪魔を担ぎ上げる等
 求められているパワームーブで視覚インパクトを提供。
 この熊嵐だからこそ石川の化け物っぷりも際立ちます。

 石川、諏訪魔の連携もよくあらゆる面でタッグ王座戦を超えている、
 四人全員が輝き合うシンプルで理想の形でした。
 芦野、熊嵐が輝くと全日は面白くなってきますね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:11/?/20)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@三冠王座戦:諏訪魔(ch)vs.ゼウス(10/17/20)
A世界タッグ王座戦:石川修司、諏訪魔(ch)vs.芦野祥太郎、羆嵐(10/24/20)
B世界最強タッグ公式戦:石川修司、諏訪魔vs.芦野祥太郎、羆嵐(11/18/20)