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全日本プロレス:Best of AJPW 2017 part.2の分析


名勝負 三冠王座戦:石川修司(ch)vs.宮原健斗(8/27/17)
好勝負 三冠王座戦:石川修司(ch)vs.諏訪魔(7/17/17)

@宮原健斗vs.諏訪魔(6/11/17)
 重量差を感じさせつつも
 それにより宮原が軽く見えないのは
 しっかり理屈の通った、体格差を圧力として見せた
 攻防をしているからでしょう。
 宮原は腕狙いをコンスタントに入れてきて
 分かりやすい見せ方で勝負。
 ただ諏訪魔が腕の痛みを攻めの際に反映させないので
 もう一サムシング足りない印象が残ります。
 中々良い試合。

A三冠王座戦:石川修司(ch)vs.諏訪魔(7/17/17)
 CCでは大迫力の試合を見せた両者。
 王座戦ということで20分試合のために
 当然じっくり目の構築になっています。
 諏訪魔がロープ越しに反則ぎりぎりまでスリーパーを決めると
 そこから首を絞っていきます。
 重みを感じさせながら着実な積み重ね。
 どちらも倒れない形で凄さを表現できていますね。
 諏訪魔の復帰ストーリーも完全に明確化はできていないものの
 終盤の一つの見所にちゃんとなっており充実の内容。
 ぎりぎり好勝負。

B三冠王座戦:石川修司(ch)vs.ジェイク・リー(6/11/17)
 全日が好きそうな張り合いですが、
 ジェイクの体躯で石川とやるのは無理がありませんか。
 ジェイクの根性よりも試合としてのストーリー性が不足している。
 攻守の作り方も上手くいっておらず
 とりあえずハード・ヒットで
 時間を潰している印象さえあります。
 良くなりそうなシーンは幾つもあったのですが吹っ切れず。
 まあまあ良い試合程度。

Cタッグ王座戦:ビッグ・ガンズ(ゼウス、ボディガー)(ch)vs.ジェイク・リー、野村卓矢(7/31/17)
 ジェイクは脚の痛み表現を始めとして絵作りに適応。
 野村は素丸出しな所があるものの
 そのリアルさ織り交じったグリーン・ボーイ・キャラは
 ビッグ・ガンズのパワー殺法が活きて来る。
 ストーリー的には美味しかった。
 ただテクニックが追いつかず形にはなりきれない。
 まあまあ良い試合程度。

D世界タッグ王座戦:ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(ch)vs.KAI、野村卓矢(8/27/17)
 野村は1ヶ月前に比べると強制力を感じさせますね。
 また、受けにおいても倒れる受身をしないことでの
 粘り越しの見せ方もアンダードッグとして出きるようになった。
 こうなるとストロングBJが見事なしごきで
 野村という材料を活かしていきます。
 KAIもバランス感良く攻防を重ねていますね。
 少しクオリティが落ちるシーンも散見されましたが、
 最後は必至のシングルの攻防で盛り上げました。
 好勝負に少し届かず。

E三冠王座戦:石川修司(ch)vs.宮原健斗(8/27/17)
 宮原がビッグ・ブーツで石川を蹴り倒せるし
 そこまで体格差で制限は加えませんが、
 石川が主導権を握り首を攻める
 じっくりとした攻めはずしんと腹落ちする圧力を感じさせる。
 宮原も引き過ぎずロング・マッチの溜めとしては良い感じです。
 エプロン・スポットが最初のビッグ・スポット。
 全日四天王プロレス以来の伝統を感じさせますね。
 宮原の受けっぷりの良さが光り、
 石川もパワー中心とはいえ
 攻め手を絶妙に変化させて刺激を生み出します。
 気合任せの打ち合いも
 自然とタフさ、勝負のリアルに落ち着いていく。
 それほどのオール・イン・マッチです。
 今の全日の一番の試合が期待通りの成果を生み出しました。
 ぎりぎり名勝負。
 (執筆日:9/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@宮原健斗vs.諏訪魔(6/11/17)
A三冠王座戦:石川修司(ch)vs.諏訪魔(7/17/17)
B三冠王座戦:石川修司(ch)vs.ジェイク・リー(6/11/17)
Cタッグ王座戦:ビッグ・ガンズ(ゼウス、ボディガー)(ch)vs.ジェイク・リー、野村卓矢(新チャンピオン!)(7/31/17)
D世界タッグ王座戦:ストロングBJ(関本大介、岡林裕二)(ch)vs.KAI、野村卓矢(8/27/17)
E三冠王座戦:石川修司(ch)vs.宮原健斗(新チャンピオン!)(8/27/17)