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全日本プロレス:AJPW Matches 2013の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@アジア・タッグ王座戦:大和ヒロシ、佐藤光留(ch)vs.田中稔、金本浩二(2/10/13)
 大和は佐藤と組んでいるときは馬鹿なファイトにシフトしていますね。
 ちょっと過剰で、彼の成長して得た上手さを殺している印象がありますね。
 控えの佐藤の打撃が金本をKOする展開は意表を突いているが特に効果は上げていない。
 王者組みの仲間割れしながらの連携技もユニークだが
 インパクトがないので伝わりにくいところがあります。
 田中が綺麗な動きで盛り上げようとするも
 大きな流れを作るにはスケール感が足りない。
 攻防のボリュームはあるものの化学融合は感じられず。
 平均的な良試合。

A世界Jrヘビー級王座戦:近藤修司(ch)vs.金丸義信(2/23/13)
 ヘッド・ロック、ショルダー・タックルの耐えあいでスタート。
 Noahを離脱してきたとはいえ対抗戦的な所があるのですから
 もっと形式を超えた火花の散らしあいが見たい。
 むしろ彼らではなく両者のセコンドが雰囲気を生み出していました。
 試合に関しては特筆すべき所は少ない。
 場外を使った明確なスポットを基点に構築。
 高いクオリティを保っています。
 終盤はハイ・インパクトな技連打で鬩ぎあい。
 過剰な部分はあるものの十分に観客を盛り上げました。
 中々良い試合。

B世界タッグ王座戦:潮崎豪、秋山準(ch)vs.諏訪魔、大森隆男(8/17/13)
 潮崎と諏訪魔が激しい打撃の打ち合いで火花をバチバチ。
 大森と秋山も同期対決ということで火花を散らしているものの
 こちらはややブサイクで方向性が散漫になる恐れにもつながっている。
 潮崎らの合体技を諏訪魔が逆に投げると
 大森が潮崎を柵にぶつけてダウンさせます。
 潮崎がダウンで魅せ、大森が必要な緩さを出しつつ、
 後は適切なロープ・ワークで試合を引き締めます。
 後半にかけてのタッグならではのシーンは諏訪魔のアピール中心で
 他がもっと主張して欲しかったところです。
 最後に大森が押し上げてきましたけどね。
 中々良い試合。

C三冠王座戦:諏訪魔(ch)vs.曙(10/27/13)
 大一番ということで曙の気迫が凄まじいですね。
 相手の攻撃をものともせず圧力をかけてきます。
 最初のレスリングの見せ方が意外に上手かったのも驚き。
 新しい一面、レスリング力を見せてきました。
 鋭い打ち込みに見せ方も加わったことで、その威力はますます増大。
 だからこそ間を置いてゆっくり考えながら
 試合を運べるゆとりも出てきて上手くレスラーとして回ってきたなという印象。
 日本のスーパー・ヘビー級の代表格である
 諏訪魔も当然のごとく自分の強みを活かすことができています。
 そうはいっても曙の手数不足は否めないので
 終盤はストーリー付したスリーパーを焦点にしてなんとか成立させた印象。
 終盤に限界は見えたもののそれ以外は曙が殻を破って
 三冠王座を引き継ぐに値するファイトを見せました。
 中々良い試合。
 (執筆日:3/13/13)