全日本プロレス:2/17/07の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚。
SlamBamJam製。
@カズ・ハヤシ、TAKAみちのくvs.NOSAWA論外、MAZADA
オープニングの序盤にも関わらず観客席ダイブを含む連続ダイブを見せ、後に何も影響を引かせない。
オープニングとしては上質な面子かなと思ったのに
蓋を開けてみれば適当に楽しめる程度の物しかない。
少し悪い試合。
AAHIIvs.マスタード・マン、トウ・バン・ジャン
AHIIガールズ、大佐含めた低級な演出、ストーリーがひどすぎる。
試合している方もそんな補佐を受けずとも通じる物を見せるべき。
ひどすぎる試合。
B佐々木健介、三島来夢vs.TARU、SUWA
三島は主にやられ役ですが無駄にキャリアがあるせいで惹きこむ力がないし、
かといってキャリアがある割にはまるで受けが出来ていない。
一方の健介は大物扱いで完全な接待。
ひどい試合でした。
C曙、大鷲透vs.スモー・リキシ、ジョニー・ダン
曙が表情、身振りで他の誰よりもストーリーを語っていたのは驚き。
リキシ、ダンの位置づけも良くファン・マッチとして通用している。
勝負としては弱いですが試合後を利用して締めています。
悪くない試合。
Dグレート・ムタ、TAJIRIvs.ゴールド・ダスティン、白使
異質キャラ4人による良くも悪くもお遊び。
空きレベルの間を使いこなせるムタ、白使が一段上にいましたね。
TAJIRIは無駄に部位ダメージをアピールしていた印象。
そんなに中身はないのだけど最後もミスト、毒霧を連発して何やら豪華だった、と錯覚させて終えます。
悪くない試合。
Eジュニア・ヘビー級王座戦:近藤修司(ch)vs.中嶋勝彦
まずは普通のレスリング。
執拗なヘッド・ロックを見せるものの、空間使いにおいて有用である事を理解しておらず余り効果をあげていない。
抗争の経緯から自然な形でフェンスを挟んできます。
これによりそれぞれ腕と首にマーキングをつけました。
その後の試合運びですが無駄に間を意識していますね。
間という概念で捉えると難しいのですよ。
一定のラインを超えれば素晴らしい技になるが、それ以下だと足を引っ張る事になる。
理解力と正比例を描かないから厄介です。
そもそも間というのはヘビー級向けの武器なんですから
リズムで捉えた方がずっと良い。
また一極攻めだってリアルな技術の適用によってダメージを蓄積、
もしくはディレクション、ミス・ディレクションを組み合わせて重層化する事で増幅させるから意味があるのです。
同じラインでいったりきたりの攻防をする理由として
グチグチと言い訳じみた説明をするためにあるんじゃないのですよ。
気合でのダメージ無視、耐えと相まって見てられない物でした。
その行動がどのような効果を持っているかの理解が著しく欠けたままヘビー級を気取った内容で面白くない。
まあまあ良い試合。
Fタッグ王座戦:川田利明、太陽ケアvs.諏訪魔、RO'Z
比較的に丁寧に試合を進めていますね。
川田、ケアが火花、味付け、脚攻めを加え、
諏訪魔、RO'Zはラフ要素を徐々に強めて行く。
地味に評価の出来る内容ですが印象に薄く、新チャンピオンを丸め込みで生み出すのは頂けない。
まあまあ良い試合。
G三冠王座戦:鈴木みのる(ch)vs.小島聡
みのるの既存の全日プロレスの常識に囚われない捻りに対して、
小島はそれを良し、と受け入れて自らの意思で踊りに行っている。
その上で自身の単純なスタイルを貫いている。
素晴らしいですね。
翻弄される場合と表面上はほとんど変わらなくてもそこに理解があるかないかは密度という点で大きく影響してくる。
中々良い試合でした。
総評
パッケージとしてはこれで良いのでしょうが、
Eがもっと良い試合だと聞いてそれを目当てにしていたのでがっかり。
(執筆日:8/11/10)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
Eジュニア・ヘビー級王座戦:近藤修司(ch)vs.中嶋勝彦中嶋がロー・キックで牽制。
リスト・ロック。
近藤がヘッド・ロック。
グラウンドに倒す。
中嶋が起き上がりロープに振ろうとするも近藤が腰を落として防ぐ。
中嶋が起き上がり腕を押し上げる。
近藤が押し戻す。
グラウンドに倒す。
グラウンド・ヘッド・シザースに返されるもすぐ跳ね除けアーム・ドラッグ。
中嶋もアーム・ドラッグ。
近藤がグラウンド・ヘッド・ロック。
頭部に拳を打ち込む。
ストンピング。
中嶋が蹴り。
ロープに振りドロップ・キック。
近藤が場外に転がり出て間を置く。
場外に下りてきた中嶋をフェンスにぶつける。
中嶋が耐えて蹴り飛ばす。
近藤の腕をフェンスにぶつけ蹴り飛ばす。
エプロンに引き上げると腕を取ろうとする。
近藤は蹴りを入れると首を掴みフェンスへ叩きつける。
リングに戻る。
戻ってきた中嶋の頭部にエルボーを打ち下ろす。
中嶋は近藤の腕にエルボーを打ちおろす。
近藤が頭部にエルボー。
中嶋が腕にエルボーを打ち下ろし引っ張る。
近藤がエルボー。
中嶋がソバット。
アーム・ロック。
ハンマー・ロックを決めコーナーに押し飛ばす。
ロープに腕を絡めけり飛ばす。
腕を取る。
近藤がエルボー。
中嶋が蹴り。
近藤がエルボー。
頭部をつかむ。
中嶋が腕を蹴り上げる。
近藤がスナップ・メアから首にドロップ・キック。
首を押さえつけエルボー・ドロップ。
ロープに喉を押し付ける。
エプロンに出るとロープに中嶋の首裏を押し付ける。
リングに戻ると首にニー。
中嶋が腕に蹴り。
近藤が首裏にチョップを打ち下ろす。
クラバート。
中嶋はコーナーに逃げると突き飛ばし腕に蹴りを入れていく。
受け止められるも延髄切り。
ロープに走る。
打ち上げられるもドロップ・キックを決める。
場外に落ちた近藤にダイビング・ボディ・アタック。
リングに戻す。
エルボーを打ち込みコーナーに振る。
フライング・エルボー。
ブレーン・バスター。
カバー。カウント1。
もう1発狙う。
近藤は耐えると逆に持ち上げようとする。
中嶋が脇固めを狙う。
耐える近藤の腕を蹴り上げる。
蹴りを叩き込んで行く。
レフェリーが離れさせる。
中嶋がコーナーを使って三角飛びキック。
ロープを使って一本背負い。
アーム・ロック。
近藤がロープに逃げる。
中嶋がアーム・バーへ。
近藤はロックすると持ち上げてマットに叩きつける。
起き上がった中嶋に突進。
中嶋がカウンターでジャンピング踵落とし。
ロープに走る。
近藤がカウンターでアバランシュ・スラム。
ロープに走り頭部を蹴り飛ばす。
もう1発。
3発目を狙う。
中嶋が受け止めソバット。
蹴りを打ち下ろす。
蹴りを放つ。
近藤は受け止めると持ち上げラリアット。
カバー。カウント2。
ランサルセ。
カバー。カウント2。
起こそうとする。
中嶋が胸に張り手。
張り手の打ち合い。
中嶋が胸に蹴りを打ち込んで行く。
耐えた近藤に不意を突いて払い蹴り。
ジャーマンを狙う。
近藤が耐え首を掴もうとする。
中嶋がドラゴン・スープレックスの体勢。
近藤がバックを取り返しジャーマンへ。
中嶋が着地。
近藤がラリアットへ。
蹴り払われるもすぐに2発目を狙い中途半端ながら決める。
カバー。カウント2。
パワー・ボムを狙う。
耐える中嶋にエルボー。
持ち上げドライバー。
カバー。カウント2。
ダウン・カウントが数えられる。
近藤は休んでいる。
中嶋がいきなり起き上がりニール・キック。
ジャーマン。
近藤が一足早く起き上がりバック・ドロップ。
中嶋が起き上がりロープに走りジャンピング・ビッグ・ブーツ。
カバー。カウント2。
コーナーにもたれさせるとハイ・ニー。
後頭部にスーパー・キック。
スーパー・キック。
担いでWA4。
カバー。カウント2。
コーナーに上りダイビング・ボディ・プレス。
カバー。カウント2。
エルボー。
コーナーにのせるとスーパープレックスを狙う。
近藤が殴りつけて下ろす。
中嶋が戻りスーパープレックスを狙う。
近藤が殴りつけて下ろす。
中嶋がジャンピング・ニール・キック。
20分経過。
中嶋は起き上がるとコーナーに上って行く。
近藤が起き上がり殴りつける。
トップ・ロープから雪崩式DDT。
這って腕を乗せる。カウント2。
拳を握り締めるとロープに走りラリアットへ。
中嶋がカウンターで腕に蹴り。
ラリアットを避けるとジャーマン。カウントは2。
クロス・アーム・ジャーマンを狙う。
近藤が丸め込む。カウント2。
中嶋が吼えロー・キック。
胸に蹴り。
近藤がラリアットを狙おうとして中嶋のハイ・キックにあたる。
中嶋がロープに走る。
近藤が打ち上げ担ぐと同時に崩れるようにドライバー。
カバー。カウント2。
起こすとロープに走りラリアットを狙う。
近藤がカウンターでエルボー。
ロープに走る。
中嶋がカウンターで蹴り。
近藤がロープに走る。
中嶋がカウンターで腕に踵落とし。
中嶋がロープに走る。
近藤がカウンターでラリアット。
カバー。カウント2。
近藤が起き上がり腕を掲げる。
ロープに走りラリアットへ。
中嶋が避けドラゴン・スープレックス。
ノーザンライト・ボム。
カバー。カウント2。
近藤が起き上がりラリアット。
中嶋が起き上がりハイ・キック。
ジャーマンで1,2,3!
中嶋が勝利!
新チャンピオンに!
試合結果
@カズ・ハヤシ、TAKAみちのくvs.NOSAWA論外、MAZADAAAHIIvs.マスタード・マン、トウ・バン・ジャン
B佐々木健介、三島来夢vs.TARU、SUWA
C曙、大鷲透vs.スモー・リキシ、ジョニー・ダン
Dグレート・ムタ、TAJIRIvs.ゴールド・ダスティン、白使
Eジュニア・ヘビー級王座戦:近藤修司(ch)vs.中嶋勝彦(新チャンピオン!)
Fタッグ王座戦:川田利明、太陽ケア(新チャンピオン!)vs.諏訪魔、RO'Z
G三冠王座戦:鈴木みのる(ch)vs.小島聡