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全日本プロレス:Best of AJPW 2002の分析


名勝負 なし
好勝負 三冠ヘビー級王座戦:武藤敬司(ch)vs.川田利明(2/24/02)

CC公式戦:天龍源一郎vs.武藤敬司(4/1/02)

三冠王座戦:天龍源一郎(ch)vs.小島聡(7/17/02)

@三冠ヘビー級王座戦:武藤敬司(ch)vs.川田利明(2/24/02)
 武藤が徹底的な脚攻め。
 一方の川田が頭部攻め。
 脳震盪狙いといった方が良いくらいの厳しさですね。
 
 それぞれシャイニング・ウィザード、延髄切りを
 技を受けた直後に放つ技として多用していて
 それで豊かな表現を見せています。

 シャイニング・ウィザードの当たり所が悪く一時的に試合が止まった時の
 武藤のアピールや椅子を手にして時間を埋めるアドリブには感心しましたね。

 問題は上記のダメージ無視のカウンターが余りに多すぎること。
 表現の名の下に無駄打ちしているところもあるし、
 試合のペースを切りかえるのに便利で、実際に機能しているといっても
 戦いとして見た時に持ち技を軽く浪費している感も否めません。

 キャンセル・ムーブによる巧みな変化に感心し、
 10年前の視聴時よりも評価は高くなったものの
 根本的な欠陥への戸惑いは変わらずでした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:7/?/21)

ACC公式戦:天龍源一郎vs.武藤敬司(4/1/02)
 (放送日は5/4/02)
 武藤が自分の形に持ち込んだかと思いきや
 場外シャイニング・ウィザードをかわされると鉄柱誤爆で流血。

 天龍がそこにテーブルもぶつけ思わぬ展開に掴まれましたね。

 武藤の酔いしれる世界観。
 こちらも存在感を見せる天龍。
 新生全日の黄金カードとして魅せましたね。

 2人にしか出せない色気でした。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:8/?/25)

B三冠王座戦:天龍源一郎(ch)vs.小島聡(7/17/02)
 他と比べると特別優れた点はないかもしれませんが、これまた中々の物でしたね。
 まず目につくのが、そのスロー・ペース振り。
 普通スローというとマイナス・ポイントなんですが
 今回はマイナスになる直前ぐらいの絶妙の加減でして
 この亀の歩みの下でパンチとチョップの打撃、脚攻めと着実に一歩づつ積み重ねていきましたね。
 山腹を越えても他の兎のように
 気合でダメージを無視して打ち合いだ、と猛ダッシュせず
 独特のペースで進めたため肉体の限界を超えているが無意識で戦っている、
 そんな本来の死闘の姿を見て取る事ができましたね。
 結果、ゴングが鳴ってから28分55秒、亀は他の兎を抜いて頂上に辿り着いたのでした。
 文句なしに好勝負です。