全日本プロレス:Triple Crown Championship 2000の分析
名勝負 | 三冠王座戦:天龍源一郎vs.川田利明(10/28/00) |
好勝負 | 三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.高山善廣(5/26/00) |
@三冠王座戦:ベイダー(ch)vs.秋山準(1/23/00)
秋山が予想に反して序盤から上手く仕掛けていく展開で掴み。
攻め合いの中で受け手側が調整を働かせています。
ベイダーが場外で主導権取り返しテーブルにチョーク・スラム。
引きつけた観客の注意を最大レベルのまま持っていくテンポの良い展開ですね。
ただ秋山がKO寸前になってからの表現は弱めです。
秋山の脚に狙いをつけての反撃の攻め筋も良いものの
もっと豊かに見せる攻防に出来たはずです。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:5/?/22)
A三冠王座戦:ベイダー(ch)vs.小橋健太(2/27/00)
マンネリ化しな がらも独自の世界を築き上げる中で
四天王に敵対できる外人レスラーとしてベイダーは新風を巻き起こしたと思います。
お国意識の絡んだベビー/ヒール、怪物vs.筋骨隆々の男。
要素としても十分で試合としても良かったのですけれど
攻防が少ないのでやや退屈で
またインサイド・ワーク面ではハンセンに劣るんですよね。
特別なレベルにまではならず。
中々良い試合です。
(執筆日:12/?/07)
B三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.高山善廣(5/26/00)
こちらも駄目試合かと思いきや
高山が粗いながらも良い動きを見せ、ぎりぎり好勝負。
高山がリアル・ファイト風のマウント・ポジションの攻防を見せた時には唸らされました。
また腕攻めやヒール・ファイトで実力差を埋めようとしたのも良い感じです。
(執筆日:12/?/07)
※小橋が全日本プロレスを退団のため、王座返上
C三冠王座戦:天龍源一郎vs.川田利明(10/28/00)
全日にハードな打撃を取り入れた天龍と
四天王プロレスを作った川田が激突して面白くならない訳がありません。
何もしない、痛みを隠すという行為で緊張感のある舞台をセットすると・・・
川田は容赦なく顔にビッグ・ブーツを決めて流血させ
天龍はそんな打撃をことごとく受けきってしまう。
壮絶。
壮絶なハード・ヒッティング・マッチで
見る者はその世界に引きずり込まれ、
強烈なインパクトにおののき、
そして無表情という表情も取り込んだ天龍の圧倒的スケールに魅了されます。
只1つ注文をつけるなら最後の最後まで打撃にこだわって欲しかったですけどね。
ぎりぎり名勝負です。
(執筆日:1/?/09)
注目試合の詳細
なし試合結果
@三冠王座戦:ベイダー(ch)vs.秋山準(1/23/00)A三冠王座戦:ベイダー(ch)vs.小橋健太(新チャンピオン!)(2/27/00)
B三冠王座戦:小橋健太(ch)vs.高山善廣(5/26/00)
C三冠王座戦:天龍源一郎(新チャンピオン!)vs.川田利明(10/28/00)