TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2024 part.2

STARDOM:Best of STARDOM 2024 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 ワンダー・オブ・スターダム王座戦:安納サオリ(ch)vs.羽南(4/27/2024)

ゴッデス・オブ・スターダム王座戦:鈴季すず、星来芽依(ch)vs.葉月、コグマ(5/5/2024)

@ワンダー・オブ・スターダム王座戦:安納サオリ(ch)vs.羽南(4/27/2024)
 師弟対決。
 羽南から仕掛け、師匠の反撃も読み切ります。
 地力と乖離があると空滑りに見えますが、
 そうならないようにこなせていますね。

 安納も適切なポイントで劣勢から脱すると
 エルボー撃ち合いに気合いの投げ合い。
 単純明快な攻防で演出しますね。

 そこから差が出始めて安納ペース。
 羽南は仕草、演技の意識がまだまだで、
 アクション・ベースで試合を考えてしまっていますが、
 キャリア・ベストな試合でしょう。
 最後のフィニッシュはこの試合を締めくくるにふさわしい出来栄えでした。

 ぎりぎり好勝負。

Aゴッデス・オブ・スターダム王座戦:鈴季すず、星来芽依(ch)vs.葉月、コグマ(5/5/2024)
 王者が安定感ある掴み。
 無理せずポイントでアクセントを加えていきます。

 すずとコグマが重い打撃戦を見さ、
 葉月は試合に対する高い理解力示し、
 星来はとにかく動くスタイルで華を添えます。

 4人の個性に基づいた上で
 尽きることのないアクションを詰め込みました。
 思うように体が動かないシーンも最後は見られましたが、
 それも責めれないほどの物量でした。

 ぎりぎり好勝負。

Bゴッデス・オブ・スターダム王座戦:葉月、コグマ(ch)vs.飯田沙耶、羽南(6/22/2024)
 アクション量増やしつつも
 かぶることなく思いの外引き出し多いと感心させます。

 控えも積極的に動き後半の伸び率も良かったですね。

 中でも飯田はわかりやすい感情表現とインパクトある技で終盤リードしました。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cワンダー・オブ・スターダム王座戦:安納サオリ(ch)vs.岩田美香(6/22/2024)
 岩田の蹴りに対し、安納が脚攻め。
 鉄柱に蹴り誤爆からその痛みは深くなる展開ですが、
 それで走れなくなるなどの繊細な表現は岩田には難しい。
 ならばと割り切ってその中でも攻め合い続けることを選択したのは潔い。

 ボリュームもある中で岩田の攻めは蓄積すると
 自らの攻め自体を軽くすることにも繋がりますが、
 安納が得意のダウン強めの受け表現でカバー。

 これは相性良く、数え歌になるなと実感した内容でしたね。

 好勝負に少し届かず。

Dワールド・オブ・スターダム王座戦:舞華(ch)vs.ジーナ(6/22/2024)
 ジーナが舞華を抱えてハリケーンジーナ。
 パワーとスピード両方ある魅力を見せますが
 それ以外にもサブミッションの引き出しも見せます。

 同型対決の割に受けに回った舞華。
 胸が真っ赤に染まるほど
 ジーナの全てを受け止めて見せましたね。

 それは王者として見事です。
 ただ舞華自体の印象が薄く、
 それをどう受け止めるかが次のステップとしてありますね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:12/?/24)