TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2022 part.3

STARDOM:Best of STARDOM 2022 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 ハイ・スピード王座戦:AZM(ch)vs.駿河メイ(4/29/22)

ワールド・オブ・スターダム王座戦:朱里(ch)vs.ひめか(4/29/22)

@アーティスト・オブ・スターダム王座戦:ひめか、舞華、なつぽい(ch)vs.白川未奈、中野たむ、ウナギ・サヤカ(4/23/22)
 乱闘から始めたので序盤的攻防で時間を稼ぐということもなし。
 
 それでも30分という試合時間が長い道のりと感じない程
 それぞれが個性を発揮し輝き時間を満たしていますね。

 ウナギのアピール性、なつぽいの俊敏性は素晴らしく、
 ひめか、舞華はタッグとして安定感ある所に
 ここに来てひめかがシングルとしても伸びてきているのが良いですね。

 白川はまだこの中では一枚落ちる印象で
 もう少し頑張りが必要な所でしょうか。

 たむは控えめに位置して試合を補正していましたが、
 担当を務めたクライマックスでは顔となって動いて、
 良い所を持って行く流石のパフォーマンスでした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。

Aハイ・スピード王座戦:AZM(ch)vs.駿河メイ(4/29/22)
 レフェリーを巻き込んで縦横無尽に動くネタは最近良くありますが、
 ここまで立体的に動くとは瞠目ですね。

 場外でも丸め込みなど規定概念に囚われない攻防。

 メイによりハイ・スピードな攻防が更に豊かに広がりを見せていきます。

 ChocoProで非凡な才能を見せつけていますが、
 団体の枠を超えても100%の力を発揮できることを証明しました。

 世界に通用する逸材なので、メイにはどんどん活躍の場を広げて欲しいですね。

 そしてAZMも相手を輝かせつつ
 どんどん自分の良い所を押し付ける我が出て来て良いですね。
 
 潜在的なポテンシャルを自ら引き上げていてノっています。

 数え歌になって欲しい程の一戦でした。

 文句なしに好勝負。

Bワールド・オブ・スターダム王座戦:朱里(ch)vs.ひめか(4/29/22)
 ひめかは恵まれた体躯があるので、
 ベースラインの攻防でもっと強く見せれば良いのに、と惜しまれますが、
 この試合では等身大で勝負させてもらいつつも
 ポイントでは際立ったパワフルさと執念を見せていて素晴らしかった。

 こういう魅力は貴重ですからね。
 磨いて行けば大成するでしょうね。
 後は相手の意図をくみ取る精度を上げれば
 自信を持って自分がどう動くべきか分かってきます。

 朱里は相変わらず上質なパフォーマンス。
 腰の痛みを表現する一方で、気迫を見せたりと、
 強さ/弱さのバランス感覚の持たせ方が上手く、格好良いレベル。

 スタイルは違いますが、ひめかは大いに参考にすべきで、
 そういう意味ではゴッズアイにひめか、舞華が加わると更に伸びそうな気もします。

 ぎりぎり好勝負。

Cゴッデスズ・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃、スターライト・キッド(ch)vs.葉月、コグマ(5/5/22)
 地元に王者として凱旋する予定が、挑戦者として挑むことになった葉月、こぐま。

 そのストーリー・ライン通り、
 桃、キッドがまずは力の差を感じさせた後で、
 葉月らダイブ・スポット、と良い流れを生み出します。

 連携力で個の不足分を補って良い一進一退。
 フェイス/ヒールのバランスも良い攻防でしたね。

 終盤にもう少し緩急つけれると尚良かったか。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:4/?/23)

DSWA統一世界王座戦:岩谷麻優(ch)vs.テクラ(5/5/22)
 テクラはロープに絡みついたりブリッジで起き上がったりと
 変則的な絵作りをしますが、試合運びは素直。

 岩谷がキャリーすれば、それが100%の純度で試合のクオリティに反映されます。

 テクラは相手の技を待っている時が棒立ちだったり
 まだデビュー4年目の浅さはありますが、
 適切に作り上げられた攻防は王座戦にふさわしい。

 予想以上で、キャリア・アップを代表する試合となるでしょう。

 好勝負に少し届かず。 
 (執筆日:5/?/22)