STARDOM:STARDOM Matches 2021の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
@朱里vs.渡辺桃(1/2/21)
オーソドックスなやり取りでスタート。
個性を活かして気持ち強く攻め合いが目指すべき所だろうが
攻め不十分でカバーしたり
構図に持っていく時に少し逡巡が見られたりと改善点もチラホラ。
ただ試合時間が10分経過して残り5分になると
見応えのある部分も増えてきました。
そこで一気に加速してほしい所で構造的に落とし込んで
ブレーキがかかっている場面もありますが、
ノン・タイトルとして次に期待させるという点では間違いではないのでしょう。
年始興行としては他の団体と比べ目玉カードに乏しくて
このカードに期待する所は大きかったのだけど、それはまた次回。
中々良い試合。
Aワンダー・オブ・スターダム王座:ジュリア(ch)vs.スターライト・キッド(2/13/21)
真っ向からエルボーの受け合い。
根性試しのスタートです。
それはスターライトの形ではなく、
スターライトの方からすると落とす部分もありますが、
それ以上にジュリアが格上表現で試合に大きく貢献。
ジュリアが本領発揮で輝いていますね。
スターライトは軽妙なスポット・ムーブに対して
技に入る入り方が決して一致していないのが課題点です。
アンダードッグとしてもう少し表現性が欲しいですね。
ジュリアはこれまでより高いレベルで試合を見れていますが、
試合自体は思ったより高まり切らず、
いつぞやのランディ・オートンみたいな印象があったり。
中々良い試合。
(執筆日:4/?/20)
Bゴッデス・オブ・スターダム王座戦:舞華、ひめか(ch)vs.ジュリア、朱里(4/4/21)
舞華、ひめかは存在感をしっかりアピール。
一方でタッグの試合進行がナチュラルではなく不器用さが出ていますが、
そこは朱里が上手くこの2人とジュリアの間をつないでいます。
ジュリアは良い意味で唯我独尊。
会場の一体感を強烈に後押しします。
不器用なりに繋いで繋いで30分弱の熱戦。
形にしましたね。
中々良い試合。
Cゴッデス・オブ・スターダム王座戦:ジュリア、朱里(ch)vs.岩谷麻友、スターライト・キッド(5/15/21)
サブミッションをかけている際にカットされないように
セコンドが相手セコンドを攻撃する等
タッグとして火花を散らして雰囲気感を高めましたね。
後半はジュリアとスターライト・キッドのシングルを主軸に。
スターライト・キッドの奮闘が光る見応えのある攻防で、
予断を抜きにすればマイナスの点はないのですが、
岩谷とジュリアの方が見たかった、という気持ちはありましたね。
この後2人のシングルも組まれるので、今ではない、という判断なのでしょうけれども。
ジュリアvs.スターライト・キッドを目玉にするにしても
もう少し柔軟に色々な組み合わせの攻防を見せて欲しかった。
中々良い試合。
Dジュリアvs.岩谷麻優(5/23/21)
細かなジュリアの攻めにも
丁寧に岩谷は受けいます。
相手のスポットの大小に依存しないので、
大大会ではない試合展開でもクオリティは高くなります。
双方良い形で観客を盛り上げ、一体となって試合を運び、
みなしもが分かっている試合時間制限15分の中での帰結に向かって
適切な一進一退を繰り広げました。
中々良い試合。