TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2019 part.4

STARDOM:Best of STARDOM 2019 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 5STAR GP公式戦:星輝ありさ vs.花月(9/22/19)

ゴッデスズ・オブ・スターダム王座戦:ジャングル叫女、Konami(ch)vs.星輝ありさ、タム中野(11/24/19)

ワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.花月(12/24/19)

@5STAR GP公式戦:星輝ありさ vs.花月(9/22/19)
 花月が水を吹きかけ、煽りつつも厳しい攻め。

 星輝は気丈なスタンスをぶらさず、伝える力が光りますね。

 コーナーに載せて飛び蹴りで蹴落とすなど
 印象的なスポットも成功していますが、
 スポット以外の攻防も両者の魅力が一致していて見応えあり。

 攻めの絶対値と受けの表現力が相まって
 終盤はKOできるかどうかの攻防に見えましたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/?/23)

A5STAR GP決勝:木村花vs.小波(9/22/19)
 入場中の花を小波が襲撃。
 勢いよく攻めつつ脚攻めも重ねます。

 小波がこの日1試合目なのに対し、
 木村は先ほどの激闘を制しての決勝進出。
 分かりやすいストーリー・ラインで引き込みましたね。

 花は彼女らしいエネルギッシュな反撃を見せましたが、
 足のダメージ表現に関してはイマイチ。

 両者決勝という舞台に対しては役者不足な所も一部感じましたが、
 決勝に求められる力のかけ方はしていて合格点ではあります。

 中々良い試合。
 (執筆日:4/?/23)

Bゴッデスズ・オブ・スターダム王座戦:ジャングル叫女、Konami(ch)vs.星輝ありさ、タム中野(11/24/19)
 連携技を散りばめながら軽快なテンポで試合を運びます。

 安定感が素晴らしいですね。
 連携技に気を取られて全体観が崩れることがないし、
 展開しても熱量を落とさず維持して行えています。

 そして女子ならではの目まぐるしく攻守が入れ替わる
 終盤の攻防はかなり見応えがありましたね。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:12/?/19)

C木村花vs.ジュリア(12/24/19)
 潰し合いを豪語する通り
 激しいエルボー合戦で始め、
 マウントのシチュエーションも活かしています。

 単純なアクションの激しさも目立ちますが、一方でクレバーな構築も光りますね。

 場外で椅子を使った後に
 リングに戻っても見劣りしないだけの攻防。
 ヘッドバット合戦までしたのには驚きました。

 ただそんなに長くない尺の割りには
 終盤の攻防の質にバラツキがあって伸び悩んだのが課題でしたね。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:12/?/19)

Dワンダー・オブ・スターダム王座戦:星輝ありさ(ch)vs.小波(12/24/19)
 小波がヒールとしてしっかり絵を作っていますね。
 場外ジャーマンで星輝を劣勢に追いやります。

 お互いサブミッションを効果的にカウンターで使うので
 中盤のクオリティが光りました。

 ハード・ヒットでお互いのやったことを積み重ねる終盤戦。
 中々見応えがありますが、似通ったファイト・スタイルになっているので
 このままいくなら相同性の仕掛けを施したいし、
 そうでないなら差別化を意識したかったですね。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:3/?/20)

Eワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.花月(12/24/19)
 韻踏みの攻防から花月がトペを狙った岩谷に水噴きかけ。
 そして見得を挟んでトペ三連発に
 観客席裏の高台からダブル・ストンプ。
 会場を花月色に染め上げましたね。
 お見事。

 かなりインパクトがある掴みなので、
 岩谷が防戦一方でも問題なし。

 この流れだと岩谷も技のインパクトでそれなりに推すべき印象もありましたが、
 それでも刺々しい攻めは良く、
 どっしりエネルギーを高めて次のシーンに繋げる
 選択肢を持つことが出来ているのは試合構成としても大きい。

 真っ直ぐ向き合って良質なシーソー・ゲーム。
 花月が複数のミスとを使う等
 抗争決着戦としてやりきった感のある総力戦でした。

 文句なしに好勝負。
 (執筆日:12/?/19)