STARDOM:Best of STARDOM 2018 part.2の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | ワンダー・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.渡辺桃(5/23/18) ワールド・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.ジャングル叫女(6/17/18) ワールド・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.岩谷麻優(10/23/18) |
@シンデレラ・トーナメント準決勝:紫雷イオvs.vs.岩谷麻優(4/30/18)
スムーズな流れで
相互にポイントを掴み試合を形作りますが、
10分時間切れで両者トーナメントから脱落するという
結末の下、過剰な挑戦もまたしていません。
紫雷の離脱があり、最後のシングルとなった訳で、
もしやと思いましたが、まあまあ良い試合程度でした。
(執筆日:8/?/18)
Aワンダー・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.花月(5/5/18)
花月が主導権を握り脚攻め。
イオはバク転するも痛みで崩れたりと
細かなディティールでの完成度が光る攻防となっています。
細かな切り返し合いを自在に折り込むことが出来るからこそ
中盤/終盤のメリハリは物足りず、毒霧も中途半端な位置に織り込まれた印象。
充実しているもののこの2人ならまだまだ。
好勝負に届かずも中々良い試合。
(執筆日:4/?/23)
Bワンダー・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.渡辺桃(5/23/18)
イオの厳しい攻めに対し、
桃がナチュラルな素晴らしい受けを見せます。
反撃も情熱的で心を動かす力がありますね。
イオもトップ・スターとして大きく立ちふさがる。
エプロンのジャーマンにムーンサルト。
技の綺麗さは必ずしも評点要素ではないですが、
イオに限ってはトップとしての矜持の象徴に見える。
桃は雪崩式技を切り替えして終盤戦突入。
切り替えしスポットにこれを選んだのは
パワー・バランスを崩さない妙案です。
イオが上手く誘導し素晴らしい絵図のまま、まさかの王座交代劇。
勝利までの道筋を20分以下の試合時間で
最短で効率よく導き出しました。
文句なしに好勝負。
(執筆日:8/?/18)
C紫雷イオ最終戦:大江戸隊(葉月、花月)vs.サンダー・ロック(紫雷イオ、岩谷麻優)(6/17/18)
イオの最終戦ではありますが、どこか引き気味。
観客を巻き込みながらの場外戦に移行すると
イオが入場口上からのムーンサルトなど
お約束を最後に一通り見せてはくれますが、
これからのスターダムは残りの3人が引っ張るから、といった印象です。
全員でイオにコーナー連続攻撃というのは伝統ネタですけれども
他ならぬイオならば最後まで強いイオとして
勝敗にこだわって立ちふさがって欲しかったですけどね。
構成とタッグとしての見せ場は上々。
ロング・マッチながらそつは無かった。
中々良い試合。
(執筆日:8/?/18)
Dワールド・オブ・スターダム王座戦:渡辺桃(ch)vs.ジャングル叫女(6/17/18)
イオが去り混沌とする中で
これから引っ張っていく選手を決める意味合いがあり、
送別試合をセミにして、こちらをメインに据えたことからも
団体の強い意思を感じますね。
試合が始まるとお互い鋭い打撃を打ち合い
相手に連続で技を決めさせない鬩ぎ合い。
渡辺は非常に良いダメージ表現をする一方で
攻撃に回った時の鋭さもあるのは素晴らしいですね。
次の絶対エースにふさわしい逸材だと思います。
その桃に対し、ジャングルは後一歩踏み込みたかったですね。
最初に見せた脚攻めを継続するか、
得意のパワー技はより迫力あるように見せたかった。
そうすると新エースのライバル的立ち位置まで
自身を持っていって更なる盛り上がりを作れたはずです。
それでもジャングルは良質なパフォーマンスを見せていたし、
何より桃が素晴らしい王者としての仕事をしました。
ぎりぎり好勝負。
(執筆日:8/?/18)