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STARDOM:Best of STARDOM 2017の分析


名勝負 なし
好勝負 ワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.シェイナ・ベイズラー(2/23/17)

@ワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.シェイナ・ベイズラー(2/23/17)
 シェイナは総合格闘家。
 女性版マット・リドルといった位置づけでしょうか。
 1年半なのでプロレスとしての盛り上げや
 スターとしての立ち振る舞いは改善の余地はあるものの
 ビーストとしての存在感、攻撃性は特筆すべきものがあります。
 イオも乱闘等プロレスならではの要素に今回は寄ることで
 シェイナの執拗な腕攻め、サブミッション・スタイルと
 見事なスタイル・クラッシュを見せました。
 文句なしに好勝負。

Aワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.宝城カイリ (3/20/17)
 まずはカイリがチョップで気持ちを押し出します。
 イオが熟練のコントロールでカイリのペースにさせずポイントで腕攻め。
 技巧的な部分を見せる一方で
 入場口上からムーンサルトも披露して盛り上げます。
 カイリはイオをロープの上に干して腰にダイビング・ダブル・ストンプ。
 ここから猛反撃という流れですが、
 どうしてもカイリの掌で転がされている感は拭えません。
 腕攻め/腰攻めの要素を重用する割りに結局帰結させなかったりと
 素晴らしい試合なのですが今一歩届かず。
 好勝負に少し届かず。

Bワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.トニー・ストーム(5/14/17)
 日英トップ・レスラーの対決ですが・・・
 表現、構成で勝負したいトニー。
 ダメージ、感情表現は素晴らしかったですね。
 一方で構成は日本の構成に配慮し
 有機的なものは見せることができていません。
 イオはリアルな身体能力を使いながら激しい技の応酬で勝負したい。
 場外マットを剥いだところへのサイド・スラムを受けたりしていますが、
 無理な要求はトニーの技の完成度を落とすことにもなっています。
 足りないものを補い合っていますが、
 お互いの長所を打ち消しあっている部分も少なからずある。
 ただイオがダウン状態まで追い込まれ、
 トニーは勝てる状況になるが正々堂々フォール勝ちに拘る、
 というストーリーはそこにちょっとしたサムシングを加え、
 このカードを行った価値を作り出しています。
 30分時間切れ引き分けの裁定でしたが、映像では15分くらいになっているのは謎。
 中々良い試合。

Cワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.岩谷麻優(6/21/17)
 何度となく行われている数え歌。
 重要局面でしっかり切り返し
 スポット配置していて高値安定。
 その中でこれまでと違う
 どんな新しいものが見せれるかがポイントですね。
 イオが観客席に連れて行き
 入場ゲートからのムーンサルトを見せるのかと思いきや
 岩谷が逆に観客席の中でヘッド・シザースを決め主導権を握ります。
 ここからイオは防戦一方の展開に。
 かわしても追撃までいけない様子を見せたりして
 しっかり演出できていますね。
 少し歯応えがない印象もありますが、
 この流れを活かせれば十分におつりが来る・・・はずでした。
 しかし流れを活かさず凡庸な気合を込めた打ち合いに。
 繋ぎの表現が欲しかったですね。
 また30分時間切れも見える中で岩谷が王座奪取するのなら
 尚更その流れを活かしつつもっと焦燥感と期待感入り混じる
 ドラマティックな演出が欲しかった。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Dワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.ヴァイパー(7/23/17)
 演武から入ってグラウンド中心に試合を運んで、と
 世界共通の意志疎通しやすいオーソドックスな構築。
 そこにヴァイパーの一貫した腰攻めが加わります。
 外人ヒールではないので煽りはありませんが、
 岩谷への応援を引き出すには十分。
 岩田にも腰のダメージを上手く表現しながらビッグ・スポットを出していく。
 じっくりやってきた上でのクライマックスの
 スピードにのったかわし合い、防ぎあいは輝きます。
 日本人同士の過激な攻防はなく12分の試合でしたが、
 日本人同士の時に軽視されがちな意味性をしっかり持たせた内容。
 中々良い試合。

Eワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.花月(8/13/17)
 花月は久しぶりに見ましたが成長しましたね。
 技を決めた後の溜め等ディティールまで意識が行き届いていて
 ヒールとしてのキャラもできてきている。
 セコンド介入による演出は少し古臭いけれども。
 入場ゲート上で絞首刑を受ける等
 苛烈なヒール・プレイに岩谷は自分の形に持っていけず。
 それは展開として一定の理解をできるものの
 王者としてはそこを破る強さのアピールが欲しいですね。
 ここ数年引っ張ってきたイオと比べると
 その点岩谷側に少し物足りなさが残りました。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:11/?/17)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.シェイナ・ベイズラー(2/23/17)
Aワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.宝城カイリ (3/20/17)
Bワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.トニー・ストーム(30分時間切れ)(5/14/17)
Cワールド・オブ・スターダム王座戦:紫雷イオ(ch)vs.岩谷麻優(新チャンピオン!)(6/21/17)
Dワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.ヴァイパー(7/23/17)
Eワールド・オブ・スターダム王座戦:岩谷麻優(ch)vs.花月(8/13/17)