TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:Best of STARDOM 2015

STARDOM:Best of STARDOM 2015の分析


名勝負 なし
好勝負 STARDOM王座戦:宝城カイリ(ch)vs.里村明衣子(6/14/15)

ワールド・オブ・スターダム王座戦:宝城カイリ(ch)vs.彩羽匠(7/4/15)

@ハイ・スパート王座戦:紫雷イオ(ch)vs.KOGUMA(2/22/15)
 スピーディに目まぐるしい動き。
 場外でも動きは落ちず、
 攻防がリング中央、端、コーナーと広範に渡っています。
 通常のメリハリと違う移行感は
 ハイ・スピード王座と名乗るだけのものを感じさせますね。
 KOGUMAはイオみたにサブミッションを流れの中で入れ込めると良いですね。
 ハイ・スパートの意識か、間への意識が低くなっています。
 良い選手ながら王者を任せるには不安が残る。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/15)

Aワールド・オブ・スターダム王座トーナメント決勝:紫雷イオvs.宝城カイリ(3/29/15)
 早めに入場口ムーンサルトを繰り出す派手なスタート。

 イオが腕攻めを仕掛け、カイリは疲労感出しつつがむしゃら感を出します。
 
 コーナーに逆さ吊りにしたイオにダイビング・ダブル・ストンプ。
 これで自らの足も痛めるなど
 攻め手が必ずしも完全優位でない世界線で、
 トップ対決にふさわしい、見応えのある攻防を見せましたね。

 技が決まるだけでなく、決まらない、決められないことの意味でも魅せた一戦。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:4/?/23)

Bワールド・オブ・スターダム王座戦:宝城カイリ(ch)vs.岩谷麻優(5/17/15)
 ストレートな打撃戦で始めつつ、
 岩谷がリング下に隠れる展開で掴み。

 岩谷が腕攻めでカイリの勢いを殺ぎにいく
 分かりやすい流れになっていますね。
 
 観客が追いやすいだけでなく、相手へのバトンタッチもスムーズです。

 シンプルでありながらポイントで相動性を組み上げて
 単純すぎないアクセントを加えています。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:4/?/23)

CSTARDOM王座戦:宝城カイリ(ch)vs.里村明衣子(6/14/15)
 常道の返しを意図的にせず厳しさを表現する里村。
 宝城も積極的な仕掛けで受け手側に回らず
 里村という盟主に気持ちで負けない良いファイトを見せます。
 女子プロの良さが出た試合への真摯な姿勢。
 そこから生まれるハードな攻防もノン・ストップ。
 スポット自体の見栄えの良さも飛び切りなれば、
 スポット以外の気持ちの保ち方も見事。
 里村の容赦のなさは異常で
 全女の感覚を呼び起こしてくれます。
 ステージでのデス・バレー・ドライバーから
 後半はカイリが防戦モードに追い込まれます。
 この追い込まれシーンの訴求力が弱いか。
 カイリが中盤までと違い王者としての立ち位置を見失いました。
 そのまま30分時間切れです。
 最後答えが見つけられなかったという点で
 この試合単体では減点ポイント。
 ただこういう不条理や力量差を
 仮想的に安易になし、としないのが女子プロなのでこれも良し。
 試合後里村がアピールしていた再戦が実現すれば良い。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/15)

Dワールド・オブ・スターダム王座戦:宝城カイリ(ch)vs.彩羽匠(7/4/15)
 ハードに打ち合いますが、ちょっとした所で上手く印象付けていますね。

 彩羽が主導を握り腰攻め。
 やや控えめながら外敵として笑みを浮かべながら蹴りを放つ様はにくい。

 カイリが真っ向から同じことをやり返しますが、
 それによってお互いの攻めがエスカレートする正のスパイラル。
 
 最後も印象的な抑え込みで団体を超える対決としては狙い通りの内容に。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:4/?/23)