TOP女子プロレスSTARDOM →STARDOM:7/24/11

STARDOM:7/24/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

◆高橋奈苗15周年セレモニー。
@星輝ありさ、岩谷麻優vs.須佐えり、鹿島沙希

Aケニー・オメガvs.夢(STARDOM 7/24/11)
 小学生3年生、9歳との対決。
 いきなりロー・ブローから始まり、クロイツ・ラスをかけようとした所で3分時間切れという構成、
 上手くはるかの動きに合わせて腰を落としたりする受身も素晴らしいが、
 何よりこの試合のキーとなっているのはオメガのヒール表現である。
 相手を馬鹿にし、髪を掴んだり、とやっている事自体は一般的なヒール・ワークだが表情はかなり誇張されている。
 そこにはこの現実のリアリティーはないが、
 その点で言えば小学生3年生との対決もリアリティーがないのである。
 小学生3年生と対決するという所からのリアリティーを考えれば
 このキチガイじみた表現は素晴らしいフィットしている。
 相手のはるかはまだその価値が伝わってはこないが、
 コーナー上から飛ぶ勇気はあり低年齢レスラーの有望株になるかもしれない。
 悪くない試合。

Bワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦:美闘陽子vs.長野美香

Cワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦:高橋奈苗vs.メルセデス・マルチネス(STARDOM 7/24/11)
 (カットがあった様子)
 メルセデスが髪を掴んで倒してから
 良い軌道を描いた攻めを見せます。
 高橋のトペで盛り上げた直後に
 そのままエプロンの攻防につなげてメルセデスの場外パワー・ボムにつなげたのは
 ユニークでその後の展開に興味を惹きつける事が出来ました。
 この試合においてはスポット参戦の外人に対する反応の薄さは感じなかったですね。
 その後も要所でのリングの使い方が上手かった。
 是非WSUでロング・マッチの再戦を期待したい。
 平均的な良試合。

Dワンダー・オブ・スターダム王座戦:愛川ゆず季vs.世IV虎(STARDOM 7/24/11)
 愛川の表情は流石グラドルといった所。魅力的です。
 蹴りも本格派には適わないが様になるレベルにはあります。
 そして感心したのはその武器を見せる意識があるという事です。
 アクションをする事がけが試合の中心に立つ術ではない事を知っており
 受けている間も疲労の見せ方、表情の見せ方に力を入れています。
 そして本格派に敵わない事を知っているからこそ
 蹴りに依存せず技と使いこなして戦っています。
 世IV虎はヤンキーvs.グラドルという構図にのって
 只相手を甚振る事に力を尽くすのかと思いきや
 試合構築を意識しながら動いています。
 胸を攻撃するというのもユニークなアイディアでしたね。
 新人故に尺を稼ぐ事が難しく、無理せず12分という試合時間で終わりましたが、
 新人同士の試合としては女子、2011年に限らずベスト・パフォーマンスだと思いますよ。
 平均的な良試合。

Eハイスピード王座戦:Leon(ch)vs.夏樹☆たいよう(Stardom 7/24/11)
 (カットあり)
 序盤はスピードが活かされるように
 着地系使って何度もロープに走って攻防。
 若干合わせる際に動きが淀んでいるのが気になります。
 観ている方に感じさせないようにカット編集されているので
 妙に一つ一つの技を重く見せるな、と違和感を持つ中盤。
 終盤ですが、夏樹がセカンド・ロープからトップ・ロープにのっての飛びを多用。
 腰のダメージを見せながら打ち合いに重きを置いていて
 期待していたハイスピード王座ならではのスリリングな攻防は見られませんでした。
 2年前のRay戦のようなものを期待していただけにがっかり。
 まあまあ良い試合。

Fワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント決勝:高橋奈苗vs.美闘陽子

DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果


@星輝ありさ、岩谷麻優vs.須佐えり、鹿島沙希
Aケニー・オメガvs.夢(3分時間切れ)(STARDOM 7/24/11)
Bワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦:美闘陽子vs.長野美香
Cワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント1回戦:高橋奈苗vs.メルセデス・マルチネス(STARDOM 7/24/11)
Dワンダー・オブ・スターダム王座戦:愛川ゆず季(初代チャンピオン!)vs.世IV虎(STARDOM 7/24/11)
Eハイスピード王座戦:Leon(ch)vs.夏樹☆たいよう(新チャンピオン!)(Stardom 7/24/11)
Fワールド・オブ・スターダム王座決定トーナメント決勝:高橋奈苗(初代チャンピオン!)vs.美闘陽子